坂道は上るもの

乃木坂46についてメインに書いていますが、時折、勉強や旅行や法律問題についても書いています。乃木坂46のファンの行動についても統計分析を行っています。

一番人気の世代は?

 

はじめに

  • 白石麻衣さんの卒業発表でますます乃木坂46一期生が少なくなっていきます。黎明期を支えてきたメンバーがまた一人卒業していくのは寂しいですね。昨年も衛藤さんが卒業発表されて寂しかったです。そこで今回は、乃木坂46で一番好きな世代を調査しました。今回は調査するだけでなく、現状分析と今後について書いていこうと思います。いつもより堅い内容になると思いますが、最後まで読んでいただけると幸いです。

 

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調査結果グラフ 比率

 

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調査結果グラフ 得票数


 

調査内容・調査結果

  • Twitter上で乃木坂46ファンを対象に乃木坂46で一番好きな世代は何期生なのかとアンケート調査しました。獲得総数は238票でした。ご投票ありがとうございます。
  • 調査結果は一期生が48.3%で半数近く占めています。その次に多いのが三期生で22.7%でした。続いて二期生が16%で、四期生が13%でした。一期生の人気が非常に強いことがわかります。僕の予想では一期生から順に並ぶと思っていましたが、三期生が一期生に次ぐ人気ぶりでした。
  • 統計情報ですが14%台なので統計的に有意とは言えません。比率がこのようになるかは読めませんが、世間の評判と照らし合わせるとこのような順位になると考えられます。乃木坂46ファン全体でも一期生に票が集中することは予測されます。

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統計情報(4点尺度)

 

 

乃木坂46ファンの構成

  • ファンの構成は図のようになります。上に行けば行くほど気持ちは揺らがないですが、人数は少なくなっていきます。下に行けば行くほど、少しのことで気持ちが揺らぎますが人数が多いです。次に各層の説明に移ります。

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乃木坂46ファン構成
  • 敬虔層はメディアへの露出頻度が推しメン選択に影響を与えない層です。メディアへの露出が少ないメンバーを推していたり、推しメン以外のメンバーがどのような分野で活躍しているかを知っていたりする層と言えます。そのため、ライブや握手会にもよく参加していると考えられます。有名人で言うとクイズ王の古川洋平さんがこの層に当てはまると考えられます。
  • 続いて中間層ですが、敬虔層よりはメディアへの露出頻度が推しメン選択に影響を与える層です。この層は一通りの乃木坂46メンバーを把握しています。ライブや握手会にも時折参加している層です。推しメンがどの分野で活躍しているかまで把握していても、他のメンバーの動向に少し疎い層と言えます。
  • ライト層はメディアへの露出頻度が推しメン選択に影響を与える層です。メディアによく出ているメンバーを推す傾向が強いと推測されます。単純接触効果で推しメンを選択する層です。何かにハマり始めたときは皆さんこの層に属します。ライト層は通過点で、これから中間層、敬虔層になる機会は何度もあります。

 

 

各期生のファン

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一、三、四期生のファン構造
  • 一期生のファンが非常に多いことがうかがえます。僕も推しメンの8割以上は一期生です。乃木坂46=一期生というイメージは世間だけでなく、ファンの間で根付いていると考えられます。メディアで見る機会の多さから、一期生が全層を取り込んでいると推測されます。しかし、ライト層は人数が多いのですが、メディアで見ることがなくなると関心も薄れ、離れやすい層です。一期生がいるうちにライト層から中間層や敬虔層に上げると固定したファンとして定着すると考えられます。各期生のファンの比率を図で表すと下記のようになります。
  • 三期生は一期生ほどではないですが、全層を取り込んでいる層と言えます。三期生のメディア露出頻度が増えるとファンは増えていきます。一期生同様、ライト層からの格上げをすれば、定着は見込まれますが、一期生ほどの影響力がないので、影響力が現状の課題と言えます。
  • 四期生は敬虔層と中間層が中心であると考えられますが、加入して間もないこともあり、メディア露出頻度が少ないため、今後のメディア露出でファンをより多く獲得すると一期生や三期生のように全層からの支持を集めるようになると考えられます。

 

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二期生のファン構造
  • 一期生のファンが非常に多いことがうかがえます。僕も推しメンの8割以上は一期生です。乃木坂46=一期生というイメージは世間だけでなく、ファンの間で根付いていると考えられます。メディアで見る機会の多さから、一期生が全層を取り込んでいると推測されます。しかし、ライト層は人数が多いのですが、メディアで見ることがなくなると関心も薄れ、離れやすい層です。一期生がいるうちにライト層から中間層や敬虔層に上げると固定したファンとして定着すると考えられます。各期生のファンの比率を図で表すと下記のようになります。
  • 三期生は一期生ほどではないですが、全層を取り込んでいる層と言えます。三期生のメディア露出頻度が増えるとファンは増えていきます。一期生同様、ライト層からの格上げをすれば、定着は見込まれますが、一期生ほどの影響力がないので、影響力が現状の課題と言えます。
  • 四期生は敬虔層と中間層が中心であると考えられますが、加入して間もないこともあり、メディア露出頻度が少ないため、今後のメディア露出でファンをより多く獲得すると一期生や三期生のように全層からの支持を集めるようになると考えられます。
  • 二期生は他の期生と異なり、上記の図からもわかるように少し特殊な構成になっています。二期生のファンはライト層のファンが少なく、敬虔層や中間層が中心と考えられます。それはメディア露出の少なさです。二期生はアンダーで活躍しているメンバーが多く存在するため、選抜メンバーと比較するとメディア露出頻度が減ります。ライト層はメディア露出頻度に左右されやすい層のため、二期生のライト層のファンが少ないと言えます。二期生が台頭し始めたころに三期生が加入して、三期生に注目が集まるようになりました。そのこともあり、二期生は乃木坂46の不遇の世代と言われています。二期生の良さを知る機会がライブや握手会などのイベントになるため、ライト層が気軽にアクセスしづらい場所になります。そのため、ライト層から上がって初めて二期生の良さに気づくと考えられます。
  • 単純接触のような量的接触が二期生には少ないですが、二期生推しは量的接触ではなく、どの分野で活躍しているかなどの量的接触が影響します。二期生のみ他の期生とファンの質が異なります。二期生の強みはメディア露出頻度に左右されない根強いファンがいて、乃木坂46の人気に連動してファンの数が変動しません。

 

 

一期生の卒業

  • 一期生が卒業して少なくなっていっても、一期生に人気が集中していることがわかります。一期生が全員卒業してしまうと一期生を推している人たちが他の期生に流れるのか、それとも乃木坂46ファンを辞めてしまうのかという岐路に立つことになります。推しメンが複数人いる場合はそこまで大きく考える必要はありませんが、単推しや一期生箱推しの場合が今回のケースに該当します。ファンの流出を小さくすることが乃木坂46にとって重要な課題です。特に一期生はライト層のファンが多いと推測されるため、獲得したライト層を逃さずに中間層に上げる必要があります。世代交代を含めて新世代のメンバーのメディア露出を増やすと推しメンが複数人いる状態ができ、乃木坂46全体としてファンの流出を小さくすると考えられます。ライト層は他のメンバーに興味がないのではなく、知らない可能性があるので、他のメンバーを知り、そのメンバーを推すことで乃木坂46は一期生が卒業して人気を維持することができると考えます。来年2021年で結成10年を迎える重要な節目に向かってしっかりと上り坂の状態で迎えられる体制にする必要があります。そのためにもライト層のファンをより高いレベルに上げるようにファン同士で働きかける必要があるのかもしれません。

 

 

最後に

  • AKBでは所属タレントの事務所がバラバラということがあり、タレント本人の力だけでなく、事務所の力も影響を与えていました。乃木坂46では事務所を統一することで本人の実力だけが左右するシステムになりました。横のつながりが非常によく結束力の強いグループです。この結束力が今の乃木坂46の原動力と言えます。さらに横だけでなく縦のつながりもしっかりあるため、世代間での隔たりがなく情報も共有できていると考えられます。
  • しかし、三期生も四期生も世間に広く知られていない時代に加入していたわけではないため、一期生が卒業していく中でどのようにグループを維持するか重要になってきます。世間に認知されていない時代を知る一期生や二期生がしっかりと三期生や四期生のサポートをしたり、三期生や四期生が危機意識を持ったりすることで乃木坂46がこれからもますます人気を集めるグループになると思います。有頂天になると人間ろくなことがありません。これからも坂を上り続けるグループであってほしいですね。