坂道は上るもの

乃木坂46についてメインに書いていますが、時折、勉強や旅行や法律問題についても書いています。乃木坂46のファンの行動についても統計分析を行っています。

乃木坂サバイバルマッチ

 

 

 

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はじめに

  • 前回の予選ブロックを勝ち抜いた21名に加え、敗者復活で勝ち上がった1名(敗者復活で勝ち上がったもう1名は次のステージから参戦します)、刺客3名がこのステージから参戦し、計24名でアンケート調査をしました。今回も前回同様、統計分析を行います。前回の結果は1つ前の記事になっていますので、気になる方はそちらも見ていただけると嬉しいです。今回は予選ブロックを勝ち抜いたメンバーの特徴とさらにトーナメント2回戦にコマを進めたメンバーの特徴について書いていきます。皆さんの推しメンは残っていますか?今回も前回と同じ要因が働いているのか、それともまた別の要因があるのかを調査しました。同じ要因が常に働くとは限りないかもしれません。さてさて、どうなったでしょうか?

 

 

 

調査内容

  • 北海道・東北、関東(東京除く)、東海・関西、中国・九州・沖縄の4ブロックに分けてTwitter乃木坂46ファンを対象に推しメンアンケートを行いました。獲得総数は1707票で、各ブロックの平均得票数は244票でした。ご投票ありがとうございます。皆さんの力添えがあり、成り立っています。これからもご協力お願いします。
  • ルールは、各ブロックの上位二名が次のステージへ進出します。予選ルールは今回から適用されません。同じ得票数であれば、予選での得票数が多いメンバーが勝ち上がります。
  • 乃木坂46メンバーの年齢表記は95年生まれなら、誕生日を迎えていなくても25歳と表記し、早生まれも学年が同じなので同様の表記をしています。
  • 今回も各ブロックのグラフと表は省きます。7ブロックもあるため、すべて貼るとスパムのようになってしまうので、全体のデータは集計表に掲載します。

 

 

調査結果

 

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集計表

 

投票者と勝ち抜いたメンバーの年齢差

  • 前回の調査で投票者の平均年齢が22歳で、誤差は±1.9歳ということがわかりました。今回予選を勝ち抜いたメンバーの平均年齢はバナナマンと古川さんを加えて26.2歳で、バナナマンと古川さんを抜いても23.8歳でした。前回よりも0.5歳だけ上がっています。新4期生の松尾さんと弓木さんが加わって平均年齢を下げ、敗者復活を勝ち上がった松村さんが平均年齢を上げたとしても、0.5歳にはならないので、予選を勝ち抜いたメンバーが平均年齢を上げていることがわかります。以前、取り上げた推しメンが自分より年上と回答した人が多く、年齢差は約2歳です。自分より2歳上のメンバーを推している人が多いのではないでしょうか?最頻値が28歳であることから92年組が全員予選を勝ち抜き、メンバーの平均年齢を上げていることがわかります。推しメンも92年組に集中しているのではないでしょうか?これは票の分布の章でも取り上げますが、票の偏りが前回の調査よりも大きくなっています。

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投票者平均年齢情報

 

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決勝トーナメント1回戦メンバー情報


 

票の分布

  • 年齢と得票数、平均得票数の分布をヒストグラムにまとめました。前回同様グラフは平均年齢の差を階級(横軸)とし、得票数を縦軸にしています。階級の幅は1です。オレンジ色のグラフは年齢と得票数を表したグラフになり、青色のグラフは年齢と1人当たりの平均得票数を表したグラフになります。オレンジ色のグラフだけでは人数という要因を排除することができないので、青色のグラフでその人数を排除しました。1人当たりの平均得票数の平均値は62票で、中央値が51です。階級-1~5までが大きくへこみ、平均を下回っています。その両端の得票数が非常に多いです。さらに平均を下回っている階級が15階級中9階級あります。つまり、票が偏っていることを示しています。前回は予選ブロックの平均値と中央値はともに45票で大きな偏りがないことを示します。中央値と平均値に大きな乖離がある場合は偏りが大きいことを示します。前回の調査よりも票の偏りが大きくなっています。詳細は上記の集計表をご覧ください。乃木坂46だけの平均年齢(階級:2)に近いメンバーへの投票を避ける傾向があることがわかりました。これは結果であって原因ではありません。

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年齢別得票数(決勝トーナメント1回戦)

 

 

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年齢別平均得票数(決勝トーナメント1回戦)

 

 

投票要因の分析

  • 今回は前回より要因を絞り、総センター回数、表題曲センター回数、アンダーセンター回数、選抜割合を独立変数(説明変数X)とし、修正得票数を従属変数(被説明変数Y)としました。今回の有意水準も5%としました。この数値を下回った変数が今回の投票要因であるということができます。

 

バナナマンあり

  • バナナマンのお2人と古川さんを加えると、投票要因はアンダーセンターの回数以外が投票要因であることがわかりました。決勝トーナメントではアンダーでの功績ではなく、選抜の功績が票につながっています。選抜での活動比率が多くなるほど、票を獲得しやすいということがわかります。前回の予選ブロックでは、アンダー同士での対決があり、その場合はセンターの有無がポイントになったかもしれません。しかし、アンダーメンバーの予選通過者が選抜常連組と戦うことになると、選抜での活動比率が多いメンバーに票が流れることがわかりました。単純接触効果がかなり強く作用していると言えます。決勝トーナメント1回戦を勝ち抜いたメンバーは伊藤さんを除き、選抜の常連組で久保さんと賀喜さん以外は表題曲のセンターを務めています。このことからも表題曲のセンター回数や選抜割合が強く影響していることがわかります。
  • バナナマンのお2人と古川さんは外れ値ですが、R2の値は3人を抜いた場合よりも高くなっています。つまり、バナナマン含む3名を入れた方が、推定直線と各要素の差が小さくなっていることがわかります。これは前回の調査とは真逆の現象が起きました。バナナマンの2人に関しては乃木坂46に関する項目はすべて0なので、回帰分析では外れ値となりますが、単純接触の観点から分析すると、他のメンバーと同様であると言えます。予選ブロックでの分析結果は最後まで同じになると思っていましたが、決勝トーナメントの1回戦で覆されました。土台が上がると前回での要因は土台に埋もれることがわかりました。

 

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回帰分析情報(バナナマンあり)

 

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回帰分析情報(バナナマンあり)

 

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回帰分析情報(バナナマンあり)

 

 

バナナマンなし

  • バナナマンのお2人と古川さんを抜くと、総センター回数と表題曲センター回数が投票要因でした。前回の予選ブロックではバナナマンを抜いたほうが、投票要因が増え、推定直線と各点との差は小さかったですが、今回は逆転現象が起きました。ただ、前回と今回に共通していることは総センター回数がマイナスに働き、表題曲センター回数がプラスに働いていることです。表題曲のセンターになると話題になったり、見る機会が増えたりするのでプラスに働きます。総センター回数の多寡ではなく、経験の有無が投票に結びついていることがわかります。つまり、0と1の差が大きな分かれ目ですが、回数は大きな要因でないと推測されます。そのため、係数がマイナスになったのではないかと思います。久保さんや賀喜さんは表題曲でのセンターはありませんが、カップリング曲でのセンター経験があり、今、何かと話題を集めています。

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回帰分析情報(バナナマンなし)

 

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回帰分析情報(バナナマンなし)

 

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回帰分析情報(バナナマンなし)


 

最後に

  • 予選ブロックでの投票要因は表題曲・アンダーを問わず、センター回数が決め手になっていましたが、決勝トーナメントの1回戦では予選を勝ち上がったメンバーが表題曲もしくはアンダーでのセンター経験者であることから、より選抜での活躍が重視されるようになったことがわかります。人数が多い段階ではアンダーでの功績も評価されることがわかりますが、そのベースの同じになるとアンダーよりも選抜での活躍が評価されることが多いことがわかります。選ぶ側はより高度な要求をしていることがわかります。伊藤さんはアンダーでの活躍が多かったですが、選抜常連組を押さえて、2回戦へコマを進めました。中元さんは大園さんと同率でしたが、予選の得票数の差で惜しくも負けてしましました。伊藤さんや中元さんがアンダーの人気を押し上げた功労者です。その功績は乃木坂46の発展に大きく貢献し、選抜常連組に負けない人気があるのは当然ですね。ただ、橋本さん、白石さん、西野さんの人気は非常に大きいですね。次は最終戦までの結果をまとめて上げようと思います。ついに、乃木坂東西決戦の決着がつきます。