坂道は上るもの

乃木坂46についてメインに書いていますが、時折、勉強や旅行や法律問題についても書いています。乃木坂46のファンの行動についても統計分析を行っています。

坂道の中心に立つのは誰?

 

 

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はじめに

  • 今や「坂道」と聞けば、近所にある坂ではなく、乃木坂46欅坂46、日向坂46を思い浮かべるほど人気があります。その草分け的存在が乃木坂46で、乃木坂46がいなければ、今日の坂道グループ人気はなかったかもしれませんが、乃木坂46AKB48の公式ライバルということでデビュー当時は既存のアイドルの色が強かったです。坂道グループを他のアイドルグループと一線を画すようになったのは欅坂46の登場だと思います。今までのアドルになかったかっこよさが坂道グループの1つの特徴になったと言えます。欅坂46は櫻坂46に改名し、新たなスタートを切ることになりました。日向坂46は最後発グループですが、その勢いは他のグループの比ではなく、坂道グループのトップに立つ日も遠くないでしょう。そんな今回は坂道グループの不動のセンターは誰なのかについて書いていこうと思います。

 

調査結果

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調査結果 グラフ

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調査結果 表
  • Twitterのアンケート機能を使って調査しました。選択肢(敬称略)は「生駒里奈」、「小坂菜緒」、「西野七瀬」、「平手友梨奈」です。総数は317票です。ご投票ありがとうございます。選択肢は4つですが、統計処理をするときに個人ベースとグループベースで処理しました。個人ベースでは今回の結果は優位確率が14%台と高く統計的に有意とは言えません、さらにグループベースでは6%台で、あと少しで5%を切るところまで来ましたが、こちらも統計的に有意ということはできません。どちらの結果も1つの傾向として捉えていただけると嬉しいです。個人ベースでは平手さんが過半数近くを占める結果となり、グループベースでは乃木坂46過半数を占めました。個人とグループに分けて書いていこうと思います。

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グループ比率

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統計上情報(個人)

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統計情報(グループ)

センターが路線を決める

  • 生駒さんや西野さんを押さえて、平手さんが1位となりました。この結果については、解釈が2つに分かれると思います。1つ目は乃木坂46ファンの票が割れたことで、2つ目が平手さん自身イメージです。1つ目の解釈は今回の投票要因としては考えらますが、おそらく平手さんのイメージのほうが強く作用しているのではないかと思います。平手さんは今年の1月に欅坂46を脱退するまでデビューから8作連続でセンターを務めました。他のグループのセンターと異なる点は平手さんが抜けるまでセンターのポジションが変わりませんでした。平手さんが絶対的な存在であることをファンのイメージとしても定着していると言えます。
  • それに対して、他のグループのセンターは在籍中にセンターの交代がありました。つまり、平手さんが抜けたことで新しいセンターになったという構図になります。捉え方によっては、仮にまだ在籍していれば、センターであったと考えることもできる余地を残しています。平手さんが欅坂46の絶対的センターでありながら、さらに欅坂46を含む坂道グループが他のアイドルグループと違う路線を歩むようになったきっかけを作った1人です。欅坂46のクールさの印象はおそらく平手さんのイメージによるものではないでしょうか?確かに、生駒さんは乃木坂46の初代センターであり、坂道グループの初代センターを務め、坂道グループを作り上げた方ですが、その当時の乃木坂46にはまだAKB系統の色がまだ残っていたと言えます。それに対して、平手さんはかっこいいアイドルグループというイメージを作り上げ、その象徴的存在でなったと言えます。3つ存在する坂道グループがそれぞれの色を持つようになったのも、平手さんという不動のセンターがいたからではないでしょうか。

 

イオニアは強い

  • グループ別のセンターで見ると乃木坂46が一番多いです。乃木坂46だけ選択肢が2つあるからだと言われてもおかしくはありませんが、記録上どちらも最多センターですので、、、生駒さんと西野さんの票を合わせてぎりぎり過半数というところでした。前述の通り、生駒さんは乃木坂46の初代センターでもあり、坂道グループの最初のセンターでもあります。坂道グループの歴史は生駒さんから始まっています。コンセプトはAKB48の公式ライバルで、デビュー当初は既存のアイドルの系統を踏襲していました。4thシングルの「制服のマネキン」でクールなイメージも生まれました。そのクールなイメージの萌芽は乃木坂46ですが、それを大成させ、確固たるものにしたのは欅坂46です。
  • 生駒さんがセンターからしばらくしてセンターが西野さんに変わります。西野さんがセンターを務めていた頃は、まだ他の坂道グループがデビューしていませんでしたが、西野さんがセンターとして定着し始めたころに欅坂46や日向坂46(旧けやき坂46)がデビューします。西野さんは生駒さんが作った乃木坂46の土台をより強固なものにして、坂道グループの基礎を築いたと言えます。生駒さんと西野さんが現在の坂道グループの土台を作り、平手さんや小坂さんがその土台にそれぞれの工夫をし、各グループ独自のものにしています。生駒さんと西野さんの個々人の功績は平手さんの坂道グループのイメージ形成に比べると小さいかもしれませんが、この2人の活躍がなければ、現在の坂道グループはなかったでしょうし、そもそも平手さんが作り上げた坂道グループのイメージもなかったでしょう。坂道グループを軌道に乗せた生駒さんと西野さんのおかげで坂道グループブームが起こったのかもしれません。

 

女性アイドルグループのイラスト

  • 乃木坂46では以前にアンダーと表題で誰がトップ・オブ・センターかということをしましたが、グループの垣根を越えて、どのセンターがトップ・オブ・センターかを調査するのは初めてで、平手さんがここまでの大差を付けるとは正直思っていませんでした。今までの流れからだと、人気の高い西野さんに票が集中すると思っていましたが、いい意味で予想が裏切られました。今回の調査で、センターを務めているときの業績が票に表れていると思いました。単に推しメンだからや人気だからだけでなく、そのセンターの功績がしっかり反映されていると思いました。裏を返すと、小坂さんの票が少なかったのは人気の有無ではなく、他のセンターの功績が大きすぎるため、小坂さんの功績のインパクトが小さいと言えます。ただし、日向坂46は坂道グループで一番勢いのあるグループと言えるので、今後日向坂46のセンターが坂道グループの歴史を変える偉業を成し遂げるかもしれません。以前に同様のことを書いたかもしれませんが、今回の投票行動は選挙でも行われています。選挙では業績を評価して投票するか、これからの政策を評価して得票するかに分かれます。今回の場合は業績を評価して投票していると考えられます。今回の投票結果は、推しメンだからといった感情ではなく、誰がどのような功績を作ったかがしっかり評価された結果だと思います。アイドル好きは単に感情だけで動いているわけではないですよ。