坂道は上るもの

乃木坂46についてメインに書いていますが、時折、勉強や旅行や法律問題についても書いています。乃木坂46のファンの行動についても統計分析を行っています。

正義という名の凶器

 

同調圧力のイラスト

はじめに

  • 今年の3月11日にあることが起こりました。それは乃木坂46のメンバーがブログを更新した際に、東日本大震災について触れていないことを理由に一部の人間が非難というよりかは中傷をしました。その当時、4期生のブログは持ち回り制で偶然その日にそのメンバーが当たり、ブログを更新しただけでそのようなことが起こりました。その日は確かに東日本大震災の話題でどこ持ちきりでした。その話題に触れた方が望ましいという風潮はあります。だからと言って、その話題に触れなかったから、中傷していい理由にはなりません。緊急事態宣言の最中に起こった自粛警察というものもこのメンバーへの中傷と同じ原理で行われています。今回はなぜこのようなことが起こるのかについて書いていこうと思います。

 

なぜ、こんなことが起こるのか

  • まず、説明しておきたいことがあります。スイスの教育学者・ヨハン・ハインリヒ・ペスタロッチの人間は天使にも悪魔にもなりうる存在であるという言葉です。つまり、人間はちょっとしたことで天使にも悪魔にもなれるということです。人間には醜い部分と綺麗な部分があり、どちらもあるということを自覚して生きていく必要があるというわけです。一番怖いのは、醜い部分がないと思い込み、悪びれることなく他者を中傷する人です。今回はこの人間の醜い部分がどのように作用な働きをするかについて書いていきます。醜い部分があると自覚している人はその部分と向き合い、コントロールしようとします。
  • ある事柄に対して人間は「①望ましい」、「②すべきである」、「③しなければならない」の3段階に分けることがあります。①の段階は親切心で、自発的に行うことが多いです。②の段階では他者からの監視はありませんが、自分の中でルールを決めたmy ruleです。③は他者からの監視や罰則のある状態です。つまり、③は違反や逸脱をすると制裁が下されます。①と②は自己完結型で他者への影響はあまりありません。ストイックな人は②でがっちり固めています。僕もそうなりたいのですが、なかなかできません(笑)。
  • ③に対する考え方や当てはまる事柄が一致していれば問題はありませんが、そこにずれが生じると問題が発生します。法律や規則で定められていることは基準が明確なので、違反や逸脱の基準がわかりやすいです。それに対して、各個人で③に対する考え方や事柄にずれがある場合は、基準が個人の価値観に依存します。つまり、ある人からすれば、問題ないことがある人からすれば問題のあることになってしまいます。各々の価値観によって他者への制裁の基準が変わってしまうことになってしまいます。さらにこの問題を大きくするのが最初に取り上げた自分に醜い部分などないと思い行動している人間です。この2要素が合わさることで自分の正義を振りかざし、他者を弾圧する独裁的な行動に走ります。

 

承認欲求と正当化?

  • 冒頭で取り上げた乃木坂メンバーに対する中傷は、中傷している本人は自らを正義と思い込み、それを相手に強要ではなく、教育していると勘違いしているのです。自分の価値観の強要をあたかも、正論を振りかざし中傷しているにすぎません。中傷は犯罪行為にあたります。人間は他者より優位でありと思う生き物であり、それが自分に向けば努力をし、他者に向けばいじめや誹謗中傷に走ります。中傷している本人は人気者を中傷することで人気のあるメンバーよりも上に立っているという優越感に浸り、あたかも自分の価値観を受け入れさせることで、自分が他者から認められているような感覚に陥ります。ネット上の誹謗中傷の根底は大半のケースが承認欲求を満たしたいだけです。以前に誹謗中傷がどのような犯罪に当たるかについて動画を上げているのそちらもご覧いただけると嬉しいです。

www.youtube.com

https://www.youtube.com/watch?v=rj_WsSsdVnc

www.youtube.com

https://www.youtube.com/watch?v=yMr4NmqRFpU&t=3s

www.youtube.com

 

  • 承認欲求を満たすためのツールとして自らの正義を振りかざし、自分の行為を正当化(「しなければならない」)させます。人間は自分の行為に対して理由を求める生き物です。自分の考えと行動が一致しないことを受け入れることができないのです。好きな子にアプローチをするなら、自分から好きな子に何かをするのではなく、自分のために好きな子を動かせば、相手が自分の行動を正当化する過程で自分のことを好きになるのと同じ構図です。つまり、承認欲求を満たすために自らの正義を他者に振りかざし中傷することで、自らの承認欲求を満たすという何とも身勝手な行動原理です。中傷を正当化する過程で「望ましい」から「しなければならない」に自分で勝手に上げています。「しなければならない」という段階に持ち込むことで他者への攻撃を正当化できると考えるようになります。誹謗中傷を行っている人はこの行動原理に見事に当てはまっています。この問題の一番厄介な部分は当の本人が悪いことをしているという自覚がないことです。

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誹謗中傷イメージ



 

緊急事態宣言下での異常行動

  • 緊急事態宣言下で、メディアの報道姿勢に疑問を抱く人が増えた人も多いと思います。テレビメディアはまるで自らが絶対的な正義のような報道をしていました。真偽が確定していない事実を断言するかのように報道したり、自らの主義主張が正しいと信じて疑わないような報道をしたりしていました。テレビ朝日の8時台の番組やTBSの日曜日8時台の番組は自らを正義とし、自らの主義主張に反すれば、容赦なくバッシングし、悪者にしていました。それで、迷惑した医療従事者の方もいらっしゃいます。中傷を禁ずべき立場にあるメディアが中傷をしていたことになります。自らを絶対的な正義として、反対派を絶対的な悪とする一部メディアの姿勢が、緊急事態宣言下で白日の下にさらされました。自らが正義であれば何をしても許されるという理論が自らで成立させて、正義の名の下であれば、中傷には当たらないと考えて行動していると考えられます。メディアが自らを正義と思い込み報道することは非常に偽善的で、松本サリン事件のような虚構を生み出すもとになってしまいます。メディアには自らの行動に対して少し懐疑的であってほしいと思います。
  • 行政からの休業要請が様々なお店に対して出されました。要請に従わず、店を開けているところに自粛警察という形で「休業しろ」というような脅迫めいた貼り紙が話題になりました。まず、行政からの要請なので従うべきではありますが、従わなかったからといって罰則はありません。これが指示や命令になるとそれ相応の罰則が与えられます。自粛警察は正義の味方のような響きをしていますが、偽計業務妨害罪、威力業務妨害罪もしくは建造物等損壊罪に当たる犯罪行為です。休業要請に従わない店を見つけて、店を閉めろと脅迫したり、SNSでつるし上げたりする行為が見られました。通常時であれば、そんなことをする人はいませんが、このような状況だからこそ、自分が正義の味方になって悪を退散しようと思って行動したと考えられます。これを正当化、承認欲求の理論に当てはめたいと思います。
  • まず、正当化(「しなければならない」)は、休業要請に従わなければないという命題が設定されます。この時点で日本語を理解していないことになります。先ほども説明したように要請は従うべきものであって、従わなければならないものではありません。「しなければならない」と思うのは自らが作り上げたものであって、行政からは「すべきである」という命題しか与えられていません。自らの行為を正当化するために段階を勝手に上げていると考えられます。次に、承認欲求についてです。「休業しろ」と言うことで、自分の価値観を押し付けることができます。押しつけをする行為で他者より優位に立ったと錯覚し承認された気分になります。その気持ちが増大し、また他の店を見つけて同じことを繰り返します。SNSでそれら行為を上げる行動はリツイートやいいねの数を増やす意味では承認欲求を満たしていると言えます。今、挙げた行動は誰かのための行動ではなく、行為者の自己満足を越え、自己陶酔になっていると言えます。

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最後に

  • 今回、これらのことを取り上げたのは乃木坂メンバーへの誹謗中傷があったからではなく、コロナ禍での異常行動が気になったからです。「しなければならない」という空気は規律を生み、秩序を保ちます。その甲斐もあって、感染された方や亡くなられた方に対して失礼を承知で申し上げますが、日本は諸外国と比較して非常に感染者数や死者数が少ないです。しかし、この「しなければならない」という空気や価値観は他者を攻撃する口実にもなってしまいます。これに違反したから、「正義の味方がとっ捕まえてやる」と思って行動する人がいるのも事実です。正義の下では中傷が正当化されると思っている人が問題を起こしています。木村花の誹謗中傷はまさしくその典型です。誹謗中傷に正義などはありません。死に追いやるようなことするのは正義という名の凶器で刺しているのと同じです。包丁も使い方を誤れば、凶器です。自らの正義の下では包丁で人を刺しても許されると思っているのと、今回の問題を起こしている人は全く同じです。自らの正義で全て正当化されることはありません。社会倫理に照らし合わせて行動しなければなりません。自らの行動が正しいと思いたくなるのが人間の心理ですが、人間は悪魔にも天使にもなれる生き物であることを忘れずに生きていきましょう。

ねねばね

 

 

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はじめに

  • 秋田と言えば、お米やなまはげといったイメージがあると思います。秋田新幹線の愛称である「こまち」は秋田出身の絶世の美女と言われている小野小町が由来です。実は名前の募集をした時の1位は「なまはげ」だったそうですが、怖いからボツになり、「こまち」になったそうです。小野小町に代表されるように「秋田県=美人」のイメージがあると思います。それに加えて、秋田県は日本で学力の高い都道府県でもあります。乃木坂46ファンにとっては千代田線の乃木坂駅界隈に並ぶ聖地でもあります。それは、初代センターを務め、単独最多センター回数を誇る生駒里奈さんと盤石の人気を誇る2期生の鈴木絢音さんの出身地でもありますからです。今回は乃木坂46だけでなく、秋田出身の好きな女性芸能人について聞きました。ちなみにタイトルの「ねねばね」は鈴木さんの好きな秋田弁です。

 

調査内容

  • いつものようにTwitterのアンケート機能を使ってアンケート調査を行いました。今回の選択肢は50音順に「生駒里奈」、「佐々木希」、「鈴木絢音」、「壇蜜」(敬称略)の4択で調査を行いました。総数は389票で久しぶりに300票を越えて驚いています。ご協力ありがとうございます。統計情報ですが、有意確率は9%台で統計的に有意とは言えませんでした。壇蜜さんの票が少ないことが有意確率を上げた要因かもしれません。乃木坂46ファンを対象にアンケートを行っているので、今回のような結果になったのですが、鈴木さんが生駒さんより票を多く獲得したことは特筆すべきことだと思います。

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調査結果 グラフ

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調査結果 表


 

ついに追い抜いた!?

  • 以前の調査で乃木坂ファンの平均年齢が22歳で推しメンとの年の差が+1,2歳であることがわかりました。さらにバナナマンを含めると+3歳ぐらいでした。つまり、合わせると実年齢+1~3歳に推しメンが多いことがわかります。その結果を今回の調査に当てはめると生駒さんが一番票を集めそうですが、実際は平均年齢と同じ鈴木さんに票が集中し、単独で過半数を占めていました。ついに乃木坂46ファンでは鈴木さんが、生駒さんを抜かしました。生駒さんは卒業されて2年経っても衰えぬ人気を誇っていますが、鈴木さんの勢いはそれを上回るものだと言えます。鈴木さんは生駒さんに憧れて乃木坂46に加入した2期生です。憧れの存在である生駒さんを抜き鈴木さんが堂々の1位です。
  • 生駒さんが卒業前ぐらいから鈴木さんの人気が出始め、生駒さん卒業後に秋田の意思を引き継ぐように、21thシングルで初選抜入りをし、人気が爆発的に伸びました。鈴木さんは乃木坂46ファンでは確固たる地位を築いていますが、世間的には生駒さんのほうが知名度や人気があるのは事実です。間違いなく、乃木坂46冠番組以外への出演回数の多寡が影響を与えています。ファンでもない限り、受け手側から情報を入手しようとすることがあまりなく、メディアから提供される情報を受け取ることが多いです。鈴木さんが生駒さんぐらいテレビ出演すると、鈴木さんの知名度も上がるのではないでしょうか。乃木坂46を作り上げた生駒さんの筆頭後継者の鈴木さんにこれからの乃木坂46を引っ張っていってほしいです。鈴木さんの勢いは乃木坂46内でも目を引くものがあります。日に日に鈴木さんのファンが増えて言っている感じがします。先日の46時間テレビで振り切れた鈴木さんを見られてとても嬉しかったです。乃木坂工事中では見られないような姿です。その影響で鈴木さんのファンになったという人も少なくないはずです。
  • 佐々木希さんは投票者の平均年齢からすると約10歳年上になります。20代後半の人間からすると中学から高校にかけて流行ったFit’sのCMで知り、男女ともから人気を集めています。僕が高校生のときは、男女ともに好きな芸能人で絶対に名前が挙がるほど人気でした。今の白石さんに比肩するぐらいの人気があり、男女ともに憧れの存在でした。秋田美人を絵に描いたような方で、当時の衝撃はいまだに忘れられません。最近は結婚・出産を経験され、主婦としての人気を集めています。当時も今も男女ともに憧れの的であることには変わりありません。佐々木さんの投票者は僕と同年代の方が多いのではないかと思います。その当時からずっと応援している佐々木さんのファンではないかと思います。
  • 壇蜜さんはセクシーなお姉さんというイメージを持たれている方が多いと思われます。少なくとも僕ら世代より上はそのイメージが強いと思います。今回の他の3名とは系統の異なる方です。鈴木さんと比較すると正反対のイメージを持たれている方もいらっしゃることでしょう。壇蜜さんも秋田県出身の方です。他の3名同様雪のような白い肌をされて非常に品のある方です。今回の投票者層がおそらく20代前半が多いと推測され、壇蜜さんは少し年齢的に乖離があったのかもしれません。壇蜜さんのコメントは芯のあるしっかりとしたもので、僕の女友達もそれを見習いたいと言っていました。物事の言い回しでその人の印象が変わることを壇蜜さんが示していると思います。

 

最後に

  • 僕自身、秋田県は電車で通っただけで足を踏み入れたことはありません。乃木坂46ファンの第二の聖地と言われる場所ですし、一度行ってみたいところではあります。乃木坂46とは全く関係がありませんが、秋田県で気になっている場所がにかほ市にある日本人初(世界で3番目)の南極大陸に上陸した白瀬矗(しらせのぶ)の博物館です。100年前に南極へ行った人の体験記やその当時の道具はどのようなものか気になります。今でも南極へ行くことは非常に難しいのに、ましては100年前に今ほど道具もしっかりしていなかったのに、そのようなことができたのはまさに偉業です。
  • 乃木坂46の推しメンをきっかけに推しメンの出身地について興味を持ってみるのもいいかもしれません。首都圏であれば、大体想像は付きますが、地方になると思ってもいない発見があるかもしれません。推しメンをきっかけに新しいことを知ることは恥ずかしいことでも悪いことでもありません。乃木坂46がきっかけで新しい世界を知ることができたとなれば非常に素晴らしいことです。地方出身者からすると、他府県の人が地元のことを知っていると嬉しい気持ちになります。あなたの推しメンも同じことを思っているかもしれません。

これであなたも分析上手!?

 

 

はじめに

  • もうすぐ、期末のレポート課題の提出などがある時期ではないでしょうか。以前、レポートの構成について書きましたが、今回はレポートの続編のようなものと思ってください。前回のレポートの書き方では、レポートの基本構成である先行研究レビュー→先行研究の課題点→リサーチクエッション→仮説→論証という順番になるということについて書きました。前回書き漏らしていましたが、論証の後は結論と含意になります。含意は結論や論証から得られた結果から見える予想や期待で検証の必要性はありません。今回は、論証の部分を少し詳しく書こうと思います。僕のブログをよく読んでくださっている方からすると、いつもブログで書いている内容を思い浮かべると思います。一般教養のレポート課題であれば、ブログの内容を少し足したぐらいでいいですが、専門科目や卒論になると、もっと深く掘り下げないといけません。ブログではそこまでの気力が、、、(笑)。では、どのように論証すればいいか見ていきましょう。

 

どの方法が好き?

  • 論証方法は主に2つあります。1つは原因を特定する方法で、もう1つが原因を取り除いていく方法です。原因を特定する方法は理科の実験などで行われます。試験管の中にある液体に試薬を入れて反応を見て、試験管の中の液体を分析する実験や光合成の実験で用いられる方法です。この方法は原因をある程度絞り込めている場合に有効ですが、原因がどれかわかっていない状態で行うのは至難の業です。人文科学系でも心理学の実験や以前行ったアンケート調査による実験でよく行われています。実験ではある一部だけ変えて他の要因を一緒にします。つまり、変えている部分が結果に影響を及ぼすことがある程度推測されていることがわかります。僕が回帰分析を行って要因がこれになりますと言っているのもある程度要因に目星を付けているからです。目星を付けていな状態で回帰分析を行うとひどい分析になってしまいます。実はたまにそうなっていることがあります(笑)
  • 次は原因を取り除く方法です。この方法は数学の背理法に近い考え方です。背理法は与えられた命題を否定して論証する方法です。最後に否定した結果が命題を肯定することができないので、元の命題が正しいといった論証方法です。よくあるのが「√2+√3が無理数であることを証明せよ」でこの式を有理数と仮定し2乗したけれども、√6が出てきて、√6が無理数だから√2+√3は有理数ではなく無理数だといった方法です。これだけ見ると1つ目の原因を特定する方法と変わらないと思われますが、この場合は、有理数無理数しかないので原因が特定されています。実際は2つの概念だけでなく複数の要因が存在します。なので、背理法のように命題を否定して論証することで、その命題を否定したときの要因が間違っていることになります。実際のレポートでは漠然とした段階で論証を行うこともあるので、要因を取り除いていく必要があります。要因の特定だけでなく、要因の排除も重要な論証になります。それも1つの成果です。
  • この2つの方法は好みと経験によるところが大きいと思います。漠然とした内容であれば原因を取り除いていく方法がいいでしょうし、的を絞っているなら原因を特定する方法の方がいいです。この論証方法にはこの分析方法といったものはありません。実験や統計分析やインタビュー調査などはどちらの論証方法を支えるデータです。データの使い方次第でどちらの論証方法にも使うことができます。分析と論証方法のリンクを誤るとレポートが支離滅裂になってしまうので気を付けてください。

 

分析で気を付けること

  • 分析は先ほど紹介した論証を支える部分になります。分析をするうえで気を付けないといけないことがあります。「風が吹けば桶屋が儲かる」のように飛躍した論理に基づく分析です。この手の分析をする人が意外にも多いです。このことわざには結論に至るまでの間に数多くの論証過程が存在します。風が吹くと、土ぼこりが立ち、その埃が目に入り、目が悪くなる人が増えます。そして、目の悪い人は三味線を弾いて生計を立てようとする人が増え、三味線の胴の皮が猫の皮から作られているので猫が町中からいなくなります。猫がいなくなるとネズミが増え、そのネズミが桶をかじり、新しい桶を買う人が増えるというお話からこのことわざが生まれました。最終的は風が吹けば桶屋が儲かりますが、その間に数多くのステップがあることがわかります。そのそれぞれの事象と関連についてしっかり分析しないといけません。飛躍した分析をすると人の目を引きますが、それに中身が伴っていないと人に引かれてしまいます。結論として飛躍した論理になったとしても、それを繋ぐ論証や分析がしっかりできていれば、問題がありません。「風が吹けば桶屋が儲かる」は貨物列車のようにしっかりと繋がっているので、どこか1つでも欠けるとその部分から後ろはリンクすることなく放置されます。頭の部分が動力となって引っ張っているだけなので、最後尾までしっかりと引っ張りましょう。

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こうやって分析してみよう

  • 僕がよく行っているアンケートは要因をある程度想定しながら行っているので、原因を特定する方法です。その方法がうまくいかなかったのが、2期生推しメンアンケートです。結論は他のメディアの出演が影響を与えていることにしましたが、列挙した要因以外が投票要因でないというのが真実です。他のメディア出演は半ばこじつけです。2期生推しメンアンケートは原因を取り除く方法になります。こじつけた僕が言うのもなんですが、レポートではこじつけはせずに列挙した要因が影響を与えていないことがわかったという形でしめくくるのが一番綺麗です。要因がわからないことが悪いのではなく、論証過程に問題がないに焦点が当てられるので、僕の2期生推しメンアンケートをレポートで出せば、論証過程に問題があるとして単位はもらえないでしょう。レポートは結論よりも結論を導く論証過程が重要です。
  • 以前取り上げたバラエティー女王の内容で肉体系バラエティー女王と思想系バラエティー女王の2種類に分けることができると書きました。肉体系バラエティー女王のほうが、人気があるという結果になりました。アンケート結果からファンは肉体系バラエティー女王を求めているのだという結論にすることも可能です。しかし、この分析には大きな落とし穴があり、他の調査で要因として挙げられたメディアへの露出や選抜回数などが考慮されていません。今回の調査でメディアへの露出や選抜回数の関係性について調べる必要があります。肉体系バラエティー女王を求めているのであれば、それらの要因が無関係であると言えるからです。裏を返すと、今回の調査ではメディアへの出演や選抜回数が得票数に影響を与えていないことを証明しなければなりません。メディア出演や選抜回数が無関係である証拠がなければ、メディア出演や選抜回数が影響を与えていると考えるのが妥当でという結論になります。この場合はそれらの要因の関係性をしらべるだけなので、それらの要因が得票数に関係あるかないかという結論になります。従来通りの要因が働いていることがわかったというのも1つの結論です。
  • 大学などでアンケート調査の課題などもあるかと思いますが、アンケート結果をだた一覧表にするのではなく、できれば統計分析を行って因果関係の推定をしてみてください。Twitterのアンケートとは異なり細かい項目のアンケートを作ることができるはずです。アンケート結果の分析を行うと回答者の傾向であったり、行動パターンであったりが見えてきます。それぞれの要因がどのように作用しているかを分析すると見えてくると思います。それらの関係性についても調べてみてください。

 アンケートに答える人のイラスト(男性)

 

最後に

  • 今回紹介した分析や論証方法は代表的なものです。細かい分析方法を挙げればきりがありません。データの分析を行うことで論証の方向性を決めることになります。分析を行うときは何かすごい要因を見つけようと思ってしまいがちですが、そんなに突拍子もない要因を簡単に見つけることはできません。陳腐な結果になってしまうと思ってしまうかもしれませんが、それはそれで世間一般的に考えられていることは間違っていなかったという証明になります。定説は100%正しいのではなく、今ある中の理論では正しいとされているだけで本当は間違っていることだってあり得ます。16世紀のヨーロッパでは天動説が主流で、地動説は間違っているとされていました。今では地動説が正しいとされています。世間で考えられていることと違う結果になった場合は、なぜそのようなイメージが定着したかについて考えることができ、内容としては面白いですが、分析がさらに必要になります。以前に紹介した乃木坂46ファンのアイドルと乃木坂46に対する恋愛禁止を求めるかどうかの調査がまさしく、世間のイメージとは逆でした。この要因について、はっきりとした要因は分かっていません。この要因について、はっきりとした要因は分かっていません。推測にはなりますが、アイドルファンのアイドル像は従来のような神秘のベールに包まれたような存在ではなく、同じ人間であり、年頃の女性が恋愛するのは当たり前と思っているからだと思います。アイドルの恋愛発覚で騒ぎ立てているのは一部のファンだと言えます。調査結果を分析し、与えられたテーマに対してどのような結論を出すかは書き手の腕の見せ所です。分析はレポートだけでなくても普段の生活や人の行動を読むことからもできます。普段からそのような癖をつけるとデータに落とし穴に気づくことができます。

次世代も超有望!!

 

 

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乃木坂46 4期生楽曲イメージ

はじめに

  • 2年前の46時間テレビでは期生の初々しい姿が懐かしく、ちょうどハマり始めて、乃木坂46について本格的に勉強し始めた時期だったのでよく覚えています。先日の46時間テレビでは新旧の4期生がそろって出演されていました。新4期生に関しては乃木坂工事中の新メンバー紹介以降初めて見られたという方もいらっしゃるかもしれません。2年前と比べて3期生の成長ぶりがすごかったですね。4期生も乃木坂46に馴染んできましたね。お菓子の家はハプニングこそあったものの無事完成しました。どのメンバーの電視台も面白かったですね。数年後の46時間テレビで4期生の成長ぶりを見ることができるかもしれません。そんな今回は46時間テレビに始めて出演した4期生について書こうと思います。皆さんの好きな4期生楽曲はどれですか?

 

調査内容・結果

  • 4期生楽曲がちょうど4曲だったので、Twitterのアンケートでどの曲が好きかを調査しました。総数は144票です。ちなみに4期生のセンター経験者は遠藤さくらさん、掛橋沙耶香さん、賀喜遥香さんです。遠藤さんが4期生の中では最多ですが、今後はどうなるかわかりません。4期生も実力・人気ともに他の世代に引け劣りません。いい意味で先の読めない世代です。ご投票ありがとうございます。
  • 「I see...」が過半数を占め、2位の「キスの手裏剣」とダブルスコア以上の差を付ける結果になりました。ダブルスコアの要因や今回の結果の要因について調べていこうと思います。皆さんは何が要因だと思いますか?

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調査結果 グラフ

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調査結果 表


 

人気楽曲はどうやって生まれる?

  • 今回は「I see...」が断トツの人気でした。先日の46時間テレビで、初披露していましたね。やっと観れた!という感じでした。今後4期生楽曲が増えていっても、この人気は続くと思います。今回の投票要因について早速触れていきたいと思います。要因として考えられるものはセンターの人気との連動、話題性、曲調でしょう。新しいものに人気が集まることはありますが、「I see...」以外はどれも逆の動きをしています。もし時間軸を要因に入れるのであれば、最新作とそれ以外で分けることになるでしょう。時間軸を今回の要因にする妥当性はあまりありません。
  • 以前の調査で賀喜さん、遠藤さん、掛橋さんの順に人気があることがわかりました。今回の結果は見事に連動しています。この結果からセンターとの人気の連動が要因と思われるかもしれませんが、センターの人気が楽曲人気に影響を与えたのか楽曲人気がセンターの人気に影響したのかがわかりません。つまり、どちらがどちらに影響を与えているかが今回の結果から読むことができません。センター人気が楽曲に影響を与えていると結論付けるのは早合点です。おそらく、それに関しては双方向的な作用が働いていると考えられます。この関係は因果関係を示すものではなく、相関関係だけで他に要因があるように考えられ、他の要因があると考えるのが妥当ではないでしょうか。
  • 要因としての話題性についてです。あるものが広がっていくときは山なりのカーブを描きます。広がり始めるときの話題性がカーブの緩急の決め手になります。話題性が大きくなれば、急なカーブを描きますし、話題性が小さければ緩やかなカーブを描きます。話題性が今回の投票に影響を与えていることがわかりましたが、実はこれだけでは不十分です。話題性は初期の段階から取り上げるか、ある程度人気が出てきて取り上げるかで要因としての役割が異なります。初期の段階で大々的に取り上げれば要因と言うことができますが、ある程度人気が出た段階では促進要因という位置づけになり根本的な要因ではありません。再生回数が「しあわせの保護色」を抜く前後に取り上げていたので、「I see...」単体での話題性はグレーな要因になります。話題性がグレーな要因であっても、今回の選択肢全体で見ると取り上げられた回数が多いと考えられるのは間違いなく「I see...」です。他の曲はそこまで取り上げられていませんし、前作の「夜明けまで強がらなくてもいい」で4期生への注目があつまり、既存のファン以外も4期生の存在を知ったのではないでしょうか。楽曲全体では話題性が働いているように思います。4期生の認知度向上という意味では話題性が要因として働いていると言えます。
  • 曲調は話題性とリンクする部分が大きいのですが、SMAPを思わせる曲調は乃木坂46ファンだけでなく、SMAPファンの心をつかんだかもしれません。現にYouTubeの「I see...」のコメント欄にはSMAPファンと思われる方のメッセージが数多く見られ、SMAPファンからの支持を集めているように思われます。もう今は解散してしまったSMAPをある意味復活したと思われた方が多いのかもしれません。SMAPが復活したような感じがして懐かしいです。SMAPの曲と言えば、元気の出るメロディーが多く、「I see...」も元気の出る曲調で、今までの4期生楽曲とは曲調が異なり他のファンから支持を受けている楽曲と言えるでしょう。

 

結局のところ、どないやねん

  • 今回の結果をまとめると、楽曲全体で言うと話題性が作用していると言って問題がないと言えます。「I see...」は前作で4期生が選抜入りし注目を集めた後の楽曲で他の曲に比べて話題性があり、外部要因が働いていると言えます。「キスの手裏剣」は初めての4期生楽曲で、4期生の出発点であります。そのため、4期生のデビュー曲なので話題性があり、その世代のデビュー曲は一定の支持を集めます。なので、「I see...」とはダブルスコアでしたが、2番人気だったのではないかと思います。「図書室の君へ」は「夜明けまで強がらなくてもいい」に収録されていて、表題曲に4期生が初選抜されたので4期生の話題がそちらに行ってしまったことが原因ではないかと考えられます。こちらの曲ももう少し注目されもよかったのではないかと思います。
  • 要因が1つであることは少なく、複数の要因が絡み合っているので分析が難しくなることもあります。今回のように、選択肢が少ないこともあり、回帰分析をしていませんが、回帰分析ではこのような要因の作用の特定については難しい部分があると思います。全体にかかっている要因や個別で働いている要因があると非常にややこしいです。全体であれば統計的手法や科学的手法を用いて分析すれば、すぐに結果が出ますが、個別になると事例研究のような形で分析しないといけません。そのため、今回のような結果になりました。全体的な要因と個別要因の調べるのは難しいです。レポートなどの参考にしていただけると嬉しいです。

 

最後に

  • 今回は新メンバーも増えた4期生を取り上げました。年齢がだいぶ離れていて、1,2期生に比べて親近感が湧かない世代です。だからと言って取り上げないというのはおかしな話です。僕自身、他の世代に比べて4期生についてはまだまだ初心者な部分もあり、4期生ファンの勉強を兼ねて今回の企画をするに至りました。こうやって書くと僕自身、わかっていないことだらけでどう書いていいか悩む部分もありました。46時間テレビで4期生についての知識が少し付いたのではないかと思っています。今の4期生の活躍ぶりを見ていると乃木坂46はこれからも安泰だと思いました。これからも上り坂であってほしいですね。

実はかなり大変?!行政のお仕事

 

市役所のイラスト

 

はじめに

  • 特別給付金などで何かと話題になっている行政です。行政の役割は以前、三権分立のところで書いたように法に基づき行動することです。国で言えば、内閣、地方自治体では役所が行政機関に当たります。さらに広げると警察や消防や自衛隊も行政機関になります。今回は中央省庁や地方公共団体にスポットを当てて書いていこうと思います。行政機関で働く人たちを公務員と呼びます。裁判所や国会で働いている人も国家から雇われていますが行政職員ではなく、それぞれの組織で雇用されています。ちなみに国会議事堂の警備は行政機関の警察ではなく、国会が雇っている独自の警備部隊になります。

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公務員イメージ


 

おさらい

  • 行政のお話をする前に三権分立についておさらいしたいと思います。三権分立は法を守れているかチェックする司法、法を作る立法、法に基づいて行動する行政の3つの権力が分かれていることです。権力が集中すると独裁政治につながってしまうので、権力を分散させて、各機関がお互いを監視し合う体制にしています。そのため、三権の長は別々の人がなります。司法は最高裁判所長官、立法は衆議院議長参議院議長、行政は内閣総理大臣になります。自民党が与党で安倍総理が国会の長と思われているかもしれませんが、国会の長ではありません。安倍総理も国会の中では一国会議員なので各院の議長の言うことに従わなければなりません。各院の議長は選挙ごとに変わります。一時話題になった検察は行政機関になり、法務省の管轄になります。裁判所の一機関ではありません。

 

行政のお仕事

  • 行政は法に基づき行動する機関です。つまり、法の範囲内で国民・市民の生活を保障する機関のことです。日本全体に関わる仕事を行うのが内閣や中央省庁です。各自治体に関わる仕事を行うのが都道府県庁や市役所や町村役場です。それぞれの仕事のすみわけがなされているように思われていますが、今、話題の特別給付金の業務は国の仕事なのに、差出人が各市町村で、「なぜ国から来ないのか」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。国の業務を各自治体に委託することは法律で認められています。このことを法定受託事務と言います。パスポートの発行は外務省の仕事ですが、各都道府県で行うことができるのも法定受託事務の一環だからです。国の仕事は国しかできないようになると、地方に住んでいる人からすれば手続きのためだけに東京へ足を運ばなければなりませんし、国の仕事量もパンクしてしまいます。そういった観点から国の仕事を地方に委託しているのです。国家の安全保障にかかわる仕事などを地方に委託することはできません。
  • 行政の仕事にも、行政の裁量に任されていることもあれば、行政が勝手な判断をできないことがあります。行政の裁量で行えることは、法律や条例の範囲内の仕事です。申請手続きで不備があって返されるのは法律や条例、その他規則で決まっているからです。法律や条例にないことを行うことはできません。役所仕事が杓子定規と言われるのはこのような決まりがあるためです。当初想定していた予算内で仕事ができなくなってしまった場合は、行政の判断だけで予算を勝手に増やしてはいけません。行政の長(首長)が予算案を議会に提出し、必ず議会の承認を得ないといけません。予算も法律と同じなので、立法機関の承認によって、初めて予算に基づく仕事をすることができます。予算は我々の税金で成り立っているものなので、行政が好き勝手に使っては困りますよね。なので、このような手続きを踏まなければなりません。
  • 地方自治体は国から独立しているわけでなく、国の一組織になります。そのため、国の仕事を地方に委託することがあります。しかし、各自治体が国の方針に必ずしも従わないこともあります。それは自治体の意向と国の方針が異なる場合に、国の方針の見直しを求めることが自治体の長からなされることがあります。それでも国と地方の対立が収まらない場合は国地方係争処理委員会が設置され審議されます。泉佐野市のふるさと納税問題のときにこのことが起こりました。それでも解決されない場合は裁判所の判断を仰ぐことになります。行政の問題は行政で解決しろと思われますが、行政機関が外部からの監視がなければ、下部組織に対して違法な行為を行うことを容認することになってしまいます。それでは問題があるので、法に抵触していないかを司法に判断してもらうのです。国家や地方運営については非常に規制が厳しく行政が逸脱するようなことをすると示しのつかない事態になってしまうので、どの組織も慎重に行動をします。

 

イメージが違うぞ!!公務員!!

  • 公務員と聞くと高給取りで安泰というイメージがあると思います。景気に左右されないという意味では安泰ですが、高給取りではありません。公務員の平均年収を見れば高い数字が出ていることがありますが、中央省庁の局長や地方公共団体の幹部がその数字を上げているだけであって実際の値はそこまで高くありません。公務員の年収の中央値を出すと世間で言われている値より低くなると思います。人事院規則には民間準拠規定があるため、民間企業の給与水準に合わせています。人事院とは公務員の就業規則などを定める機関で、公務員の人事部です。そのため、一般の公務員は民間とくらべてべらぼうに高いというわけでもありません。ただ、幹部になると話は別ですが、幹部はその自治体や省庁で数人しかいないポストなので、年収が高くてもおかしな話ではありません。公務員の知人から聞きましたが、公務員の給与に関しては非常に低く、ワーキングプア並みの手取りです。それ加えて、副業が禁止されているので、いつ生活苦に陥ってもおかしくない状況です。実はこれが公務員の現状です。公務員に対するバッシングがいかに的外れな議論であるかがわかると思います。
  • 税金の無駄遣いの象徴のように言われている公務員ですが、国際比較をすると人口当たりの公務員人口は非常に少ないです。小福祉国家アメリカよりも少ないのが現状です。資料も添付しますが、詳細を知りたい方やそんなこと嘘に決まっていると思われる方は前田健太郎先生の『市民を雇わない国家』をご覧ください。「公務員を減らせ」と言っているコメンテーターはこのことを知らないか、国民がそんなこと知っているはずもないと思っていることでしょう。

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上記2資料出典:社会実績データ図録 http://honkawa2.sakura.ne.jp/5190.html 2020年6月20日閲覧

 

  • 公務員が少ないと問題が起こっているかもしれないと思われた方もいるかもしれません。現在行われている特別給付金など新型コロナウイルスに関する手続きがスムーズに行っていないのも公務員数の少なさによるものと言ってもいいでしょう。元から公務員の数が世界と比較して少ないうえに、公務員改革の結果、公務員の数をさらに減らしてしまい、仕事量が減らず一人当たりの仕事量が増える結果になってしまいました。そのため、通常業務でも手いっぱいな上に今回のような事態になれば、キャパオーバーになってしまいます。給付金の支給が遅いのは公務員の怠慢ではなく、公務員の数が極端に少ないことよる弊害と言ってもいいでしょう。働き方改革を打ち出している行政ですが、まずは公務員の仕事量を減らすような工夫をして、行政が働き方改革に取り組まないと、民間企業に対して示しがつきません。ブラック企業が摘発されない一つの理由として労働基準監督署(以後、「労基」)の人員不足により摘発を行うだけの人員を確保できていないことが理由として挙げられています。行政は動かないのではなくて、動けるだけの人員がいないと言った方が正確でしょう。公務員が諸悪の根源のように吹聴したメディアや政治家にも責任があると言えます。結果として、自らの首を絞めていることになります。

 

最後に

  • 行政の仕事は、実は知っているようで知っていないことが多かったと思います。少し行政や公務員に対するイメージが変わったかもしれません。これらのことは知っているか知っていないかで大きく変わります。公務員が多いのに、仕事が遅いと思っていたかもしれませんが、人手が足りなくて、仕事が回らない状態なのです。おそらく、特別給付金の手続きについて、「モー〇ングショー」や「バ〇キング」では公務員の怠慢で遅れているといった事実無根のことを平気で言う人がいると思います。そのことが嘘であるのに真実であるかのように発信するのは、公務員に対する公共電波を使った侮辱や名誉棄損ではないでしょうか。公務員の残業や休日出勤は常態化していて、お世辞にもいい労働環境とは言えません。メディアでのバッシングのせいで、住民からも罵詈雑言を浴びせられながらも、日々仕事をしています。これを機に一度行政の仕事に関心を向けてみてください。自分の住んでいる自治体ではどのような取り組みがなされているか考えてみたり、これは国の仕事を地方がしているのかなどと思ったりしてみてください。行政の働き方も我々の行動で変えることができるかもしれません。

男役は宝塚だけじゃない

 

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はじめに

  • 乃木坂46と言えば、可愛い子の多いアイドルグループだと思われます。アイドル界屈指の美女がそろっています。今までのアイドルは一線を画すアイドルグループでアイドル界に新しい風を吹かしています。今まで紹介してきたように、乃木坂46は単なる美女の集団ではありません。若手芸人を脅かすようなバラエティー女王もいれば、芸術家顔負けのメンバーもいます。そして、今回は乃木坂46の男役について調査しました。乃木坂46のすみれの花が咲きます。

 

 

乃木坂に咲くすみれの花

  • 先ほどから「すみれ」の名前を出しているのは、宝塚歌劇団を象徴する曲「すみれの花咲く頃」から来ています。深川さんの卒業シングルの「ハルジオンが咲く頃」に名前が似ていますね。もしかすると、ハルジオンのタイトルもここからヒントを得ているのかもしれません。宝塚歌劇団には男役だけでなく、娘役など女性役も存在しますが、カッコいい女性の代名詞として宝塚は今でも使われています。ちなみにですが、大阪から宝塚へは阪急宝塚線を使うよりも阪急神戸線に乗り、西宮北口阪急今津線に乗り換える方が早く着きます。
  • 宝塚歌劇団の説明が少し長くなってしまいましたが、本題に移ります。今回は乃木坂46で一番男役が似合うメンバーについて調査しました。方法はいつもの方法ですが、選択肢が「伊藤純奈」、「高山一実」、「橋本奈々未」、「若月佑美」の4択(敬称略)で行いました。生田さんや斎藤さんや山下さんも入れたかったのですが、選択肢の都合上こうせざるを得ませんでした。ノギビンゴの「ちー様」と「いくお」がいまだに忘れられません。「第三の女・与田」は記憶に新しいはずです。総数は264票です。ご協力ありがとうございます。

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調査結果 グラフ

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調査結果 表



男役トップは誰!?

  • 卒業されて、女優としてだけでなく、美容モデルとしても活躍されている若月さんが断トツでした。現在も「私の家政夫ナギサさん」に出演されています。この中で唯一身長が150cm台で小柄な体格なので男役から少し離れていますが、その端正な容姿から票が集中していたのではないかと考えられます。乃木坂工事中(以後、「乃木中」)やノギビンゴでも男役が圧倒的に多いメンバーだと思います。若様軍団の軍団員の坂口さんの妄想クリスマスでマイケル・ジャクソンのような恰好が鮮明に残っていらっしゃるかもしれません。乃木坂46の男役のトップスターではないでしょうか。そんな男役が似合う若月さんですが、秋元さん曰く「一番乙女なメンバー」です。ルックス的に男役ですが、内面は非常に乙女なところや笑った顔が可愛いのが非常に魅力的です。最近は髪を伸ばされ、大人らしさが一段と増しています。軍団員の山下さんがポスト若月さんの座に就く日も遠くないかもしれません。
  • 次に多かったのは現在の男役トップスターの伊藤さんです。1位の若月さんとはダブルスコアの差ですが、それでも堂々の2位です。身長も160cm台後半で、その見た目は宝塚の男役のスターを彷彿とさせます。新星の山下さんも勢いはありますが、今の乃木坂46の男役トップは伊藤さんでしょう。伊藤さんは今回のメンバーの中では選抜経験がなく、他のメンバーに比べると他のメディアで見る機会は少ないです。しかし、この得票数と順位を見ると大健闘ですし、今回の調査に他のメディアへの露出頻度が関係ないことがわかります。投票者の大半が乃木中やノギビンゴでの男役を印象が強かったのかもしれません。今年の乃木中でのバレンタインデー企画の伊藤さんは本当にかっこよかったです。梅澤さんが相手役は絶対伊藤さんと言わしめる人気の男役です。宝塚好きの寺田さんが娘役で、伊藤さんは男役をするといったことを乃木中でしてほしいですね。舞台での経験が豊富なので本当に宝塚歌劇団を彷彿とされる演技を見せてくれるかもしれません。
  • 橋本さんと高山さんは数票差で、橋本さんのほうが男役の人気がありました。橋本さんも高山さんも端正な容姿から男役をやることが多く、高山さんは今年のバレンタインデー企画で「かず先輩」という新しい男役のキャラを確立しました。また新しいキャラが誕生しました。橋本さんも乃木どこ時代に男役をされていました。当時髪が短かったこともあり、非常に似合っていました。高山さんも橋本さんも似合っていましたが、前者の2人との決定的な違いは声の高さではないとかと思います。男性の特徴の一つに声の低さが挙げられます。男装で見た目を男にすることは可能ですが、声の高さは簡単に変えられません。そして、高い声を出すより低い声を出す方が難しいので、音節のある中国語を話す人は声を少し高くして対応すると言われています。今回の4人は視覚的に男役を演じることができますが、声で男役を演じるとなると若月さんや伊藤さんの方が有利になります。メラビアンの法則でも視覚情報が55%で、聴覚情報が38%で、言語情報が7%と言われています。見た目の次は声で判断することになります。無味乾燥とした文面での影響は非常に小さいことがわかります。今回の結果は認知心理学の結果を肯定しただけに過ぎませんが、人が何かを判断する基準はちょっとしたことで変わると言えます。今回の結果は声の高さに起因しているとすると斎藤さんは伊藤さんや若月さんと並ぶ可能性があると言えます。

 

 

最後に

  • 今回のアンケートは選抜の有無に左右されないものでした。基本的にどのアンケートも選抜の有無が少なからず影響しますが、今回はその影響が見られませんでした。斎藤さんや生田さんや山下さんを加えたとしても選抜の有無に左右されないと言えます。そして、情報が新しい方が印象に残りやすいと思っていましたが、卒業されて1年以上経つ若月さんが断トツであったことから情報の新旧もそこまで影響していないことがわかります。通常、情報が新しい方が影響を与えやすくなります。乃木中などの番組での実績や個人の持ち合わせているものが票に結びついているのではないでしょうか。それについては何の調査もしていないので推測の域になってしまいます。情報の新旧で票が左右されないところを見ると、投票者が候補者の持ち合わせている能力を純粋に評価していると言うことができます。非常に冷静な判断を下していると思います。ファンが乃木坂46のメンバーの個々の特徴をしっかり捉えていることがわかります。メディアの情報だけでなく自らの情報を織り交ぜていると言えます。今回の結果を言い換えるならば乃木坂46ファンのインテリジェンス達の意見と言えるのではないでしょうか。ちょっとしたことに影響されず、自らの意見を織り交ぜた結果と言えるでしょう。

今年はどうなると思いますか?

 

 

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はじめに

  • 今年の頭に乃木坂46の絶対的エース・白石麻衣さんが卒業発表をされました。このような状況でなければ、先月卒業されていました。46時間テレビは一視聴者として観られることを言っていましたね。伊藤さんや北野さんのようにサプライズに期待ですね。そして、もうそろそろ新曲のメンバーが発表されていたことでしょう。しかし、5月に予定されていた白石さんの卒業コンサート(以後、「卒コン」)は中止(延期?)になり、卒コンが開催されるかどうかも未定です。緊急事態宣言は解除されましたが、また感染者が増え、白石さんの卒コンだけなく、あらゆる分野において見通しが立たない状態になっています。通常であれば、この時期辺りに真夏の全国ツアー(以後、「全ツ」)の開催場所と日程がわかるようになり、予定を空けるようにする人が増えるはずです。今回はこの全ツが開催されるかどうかもわかりません。ドリームくじの案内はあったので、流れる可能性が少し出てきたかもしれません。そして、今回は白石さんの卒コンと全ツがどうなるかについてファンはどう思っているか調査しました。

 

調査内容

  • Twitterのアンケート機能を使って、乃木坂46ファンを対象にアンケート調査を行いました。総数は110票です。ご協力、ありがとうございます。選択肢は「卒コン・全ツ合同開催」、「どちらかは開催」、「リモートライブ」、「今年は開催しない」の4択で調査しました。今回の調査はファンの希望ではなく、ファンの予想です。

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調査結果 グラフ

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調査結果 表

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アンケート原文


 

統計情報

「卒コン・全ツ合同開催」=3

「どちらかは開催」=2

「リモートライブ」=1

「今年は開催しない」=0

の4点尺度では有意確率が25%台で、4回に1回ぐらいはこの調査結果が当たるので、信頼できる結果とは言えません。

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統計情報(4点尺度)

次に「卒コン・全ツ合同開催」、「どちらかは開催」、「リモートライブ」の3つを「開催する」としました。

「開催する」=1

「開催しない」=0

の2点尺度では有意確率が9%台だったので5%水準であれば棄却されますが、10%水準では有意となります。今回の調査も5%水準にしているため、統計情報としては使うことができませんが、この結果を一つの傾向として見てください。

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2点尺度:割合

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統計情報(2点尺度)


 

冷静かつ現実的

  • 今の状況から考えると「開催されない」と回答する人が多かったです。その背景にはフジロックの中止があったのではないかと考えられます。実際のアンケートの設問にはフジロックの中止について触れているので、これが「開催されない」に影響を与えたことは否定できません。ただ、今の状況を考えると開催されないと考えるのが妥当かもしれません。7月8月には元の生活が戻るかなと思った矢先に感染者がまた増え始めたので、全ツが流れる可能性が高いと思ってしまうのも無理はありません。これが緊急事態宣言の明けた5月末にアンケートを取っていれば、開催なしの回答者は少なくなっていたと考えられます。本来であれば、全ツの詳細についてアナウンスがある時期に何もないので、中止を望んでいなくとも、中止になるかもしれないと思ってしまうのは当然なのかもしれません。おそらく他のイベントでも同様のことが起こっているのかもしれません。
  • 8月に卒コンと合同で開催されると予想した人が32人でした。8月が白石さんの誕生月であることから8月から卒コンと全ツを合同で行うのではないかと考え、この選択肢を作りました。「開催されない」の次に多かったのはこの選択肢でした。誕生日辺りで卒コンが行われると予想しているファンが少なからずいます。僕も卒コンと合同で行うなら、白石さんの誕生日である8月20日前後に行ってほしいです。2017年に卒業された橋本奈々未さんのように誕生日に卒業するのが綺麗な形になるのではないかと思います。白石さんの卒コンを皮切りに全ツが8月9月で行われるのかもしれませんね。全員気づいていると思いますが、いつもの夏と違うことになると言えそうですね。
  • 「どちらかは行われる」と予想された人が14人でした。全ツは全国ツアーであることから主に主要都市を回ってライブを行います。そのため、バースデーライブ(以後、「バスラ」)と異なり、複数都市で開催されるのでライブ会場へアクセスしやすくなり、参加者もバスラより多いです。以前、ライブの参加について書いているのでそちらも合わせてご覧いただけると嬉しいです。この状況下で、ライブ開催を最小限に抑えて、1都市だけでの開催となると、「全国ツアー」とは呼ぶのは難しくなるので、白石さんの卒コンだけが開催されるのではないかと考えることもできます。この選択肢は全ツか卒コンのどちらかが開催されることを想定した選択肢なので、回答者が全員白石さんの卒コンだけが開催されると予想して回答しているわけではありませんが、白石さんの卒コンだけが開催されると考える人が多いのではないでしょうか。やはり、白石さんの卒コンを観たいと思う人は多いはずですし、アイドル界に変革をもたらした白石さんをしっかり見送りたいですね。この2つの選択肢に関しては、卒コンだけでも開催してほしいというファンの願いが込められています。時期的に開催の可能性がある時期なので今後どのような発表があるか気になります。
  • モートライブは本来、白石さんの卒コンが行われるはずだった5月5日から7日に行われました。その内容はYouTubeで2017年の東京ドーム公演を配信していました。最後の「きっかけ」はやられますね。ライブビューイングとは異なり、家で観るスタイルです。なので、お酒を飲んだり、お菓子を食べたりしながら観ることができます。実はこのスタイルはこの時が初めてではなく、3月に代々木体育館で予定されていた2期生ライブで初めて行われました。ライブビューイングはそれまでに行われていましたが、家にいながらライブが観られたのはこの時が初めてではないでしょうか。2期生ライブや東京ドーム公演の配信をしたので、この可能性があるのではないかと少し思いましたが、思った以上に獲得票数が少なかったです。ライブは観客と一体になって楽しむものだということが表れているのだと思います。他のアーティストはオンラインライブをしていますが、特に乃木坂46を含むアイドルのライブは他のアーティストと異なり、コールで会場を一体にすることが重要です。リモートだと会場で生まれるあの一体感はありません。そうなるとこの可能性は小さくなるのかもしれません。

 

 

最後に

  • 今回の調査を通してわかったことと言いますか思ったことは、乃木坂46ファンは非常に冷静で現実的だということです。以前に調査したアイドルの恋愛禁止についても似たようなことがわかりました。アイドル好きはアイドルに対して幻想を抱きがちと思われていますが、この結果からもわかるように、世間で思われている以上に現実的です。もし、そうでなければ、中止になると回答した人はもっと少なくなるでしょう。おそらく、これは乃木坂46だけでなく、他のアイドルグループのファンにも同様のことが言えると思います。
  • この状況から推測すると中止が一番現実的と思っているのかもしれません。これは希望ではなく、予想なので乃木坂46ファンの望んでいることではありません。僕を含めた乃木坂46ファンはライブを開催してほしいですが、このような状況で開催するのはいかがなものかとも思ってしまいます。ライブにおいて演者不在では成り立ちませんし、ファンは観客よりも演者が第一と考えているので、やむを得ない事情であれば、それに対して文句を言うこともありません。このような状況で様々なイベントが中止になって悲しむファンはいますが、それに対して文句を言うファンは非常に少なかったです。メディアで取り上げられるアイドルファンは、社会不適合者で自己中心的というレッテルを貼られることがありますが、それはごく一部の人であって大半の人がそうでないことがうかがえます。ただ、ライブがなくなるのは寂しいです。さて、今年の全ツや白石さんの卒コンはどうなるんですかね?