坂道は上るもの

乃木坂46についてメインに書いていますが、時折、勉強や旅行や法律問題についても書いています。乃木坂46のファンの行動についても統計分析を行っています。

求めるだけではいけない

 

 

 

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イェーリンク

 

はじめに

  • 「○○の権利を求めて、私は戦い続けます」というスローガンを掲げて活動されている方や団体をよく目にすると思います。歴史を振り返ってみると、このような運動を通して、与えられた権利もあり、まさに命がけだった時代もあります。目に見えない権利というものが与えられるとはどのようなことなのでしょうか?権利は誰かが与えると決めることができるのでしょうか?そもそも、権利とはいったい何者なのでしょうか?今回はその権利について説明していきたいと思います。

 

権利とは

  • 有斐閣の法律用語辞典(第4版)を引用すると、権利とは「一定の利益を請求し、主張し、享受することができる法律上正当に認められた力をいう。相手方に対して作為又は不作為を求めることができる権能であり、相手方はこれに対応する義務を負う。権利は法によって認められ、法によって制限される。私法関係で認められる権利としては、物権、債権、親権などがあり、公法関係で認められる権利としては、刑罰権等の国家的公権と、選挙権等の参政権、訴権等の受益権、自由権などの個人的公権とがある」と定義されています。わかりやすく言えば、何かを主張したり、受けたりすることができるものです。権利は法によって規定されるものであり、法に基づかない権利は存在しないということです。つまり、権利を求めるということは、法による権利の所在を明確にさせることと言えます。

 

権利=法?

  • 日本語では権利と法は別の言葉ですが、ドイツ語(Recht)やフランス語(droite)では権利と法は同じ単語を使います。ドイツ語の場合、法律を表すGesetzという単語もありますが、setzenという動詞には「記す」という意味も含まれており、Gesetzは文章化されたものを表すので、この文脈だと成文法を指します。GesetzはRechtに含まれます。しかし、これが英語になると権利はrightで法はlawで別の単語を使います。日本語の権利と法は英語の訳語であるため、この2つの単語が区別されています。日本の法律は刑法がドイツ、民法がフランスの影響を受けていますが、言葉は英語の影響を受けています。ドイツやフランス(大陸系)では、権利と法は同一概念です。つまり、権利と法の一体性が単語に表れていると言えます。『権利のための闘争(Der Kampf ums Recht)』の日本語版にはRechtの箇所が「権利=法」と訳されています。このことからも権利と法が表裏一体のもので、切っても切り離せないことを示しています。

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権利の主張はどこまで認められるべきなのか?

拡声器で話す男性のイラスト(真剣)

  • 権利は何かを主張したり、受けたりすることができるものです。権利を全員主張すれば、どこかで他者の権利がぶつかることがあります。自分一人しかいない世界であれば、自分の権利を主張し続けることは可能ですが、他者と共存していく以上、権利が制限されることはあります。しかし、その制限が不当である場合は、その制限は認められません。お互いが権利を主張し、どちらも自らの正当性を主張しているとします。どちらが正しいのか当事者同士で話し合っても、らちが明かないので、司法(裁判所)にどちらが正しいか決めてもらうことになります。司法は法の線引きをできる唯一の機関なので、権利の制限を認める判断をすることも許されています。他の立法や行政機関にそのようなことはできず、法の範囲内でしか行動することができません。
  • 他者の権利も法で守られているため、その権利を侵害するような権利行使は禁止されていて、権利を侵害された人はその侵害行為に対抗することができます。他者の権利を侵害すれば、違反行為となり、制裁が科されます。「俺には自由にする権利があるんだ」と言って暴れまわるような人がいますが、他者の権利が侵害されている時点で守られていない状態になります。ネットでの誹謗中傷を正当化する人は、「自分には表現の自由がある」と言いますが、他者の権利を侵害するような権利行使は認められていません。何かを言ったり、書いたりするときにはこのことに気を付けなければなりません。一度、中高年の人に中傷の意図のある書き込みがあり、不愉快な気分になった記憶があります。
  • 違反した人(主に犯罪者)は一般人以上に権利が制限されますが、これは人権侵害ではなく、違反に対する制裁です。ただし、刑事法に違反した者への制裁は必ず法律に記載されていなければならず、その範囲を逸脱してはならないとされています。このことを罪刑法定主義と言います。近代民主国家であれば、国民の人権を保障しています。刑事法は、一歩間違える人権侵害になってしまいます。法律でどのような条件の場合に、どの範囲までの権利を制限していいかを定めなければなりません。刑罰で言えば、罰金刑では財産権を制限され、懲役刑・禁固刑では自由権を制限され、死刑では生存権が制限されます。さらに逮捕でも現行犯逮捕以外は、逮捕状がなければ逮捕することができず、逮捕状がない状態で逮捕すると犯罪になります。犯罪に関する法律は非常に細かく規定されています。適用範囲の境界をしっかり定めなければ、法の適用を受ける人に不利益が生じるからです。刑事法は民事法に比べて、法の適用が非常に厳格です。それは国家が犯罪者の人権も保障しなければならず、法に基づない制裁をしないようにするためです。

 

法が与える権利、伴う責任

「責任」のイラスト文字

  • 権利は等しく与えられ、またその権利の行使についても平等です。権利を行使しないという選択もできます。あなたは、知り合いにある物を見せられ、それがいるかいらないかを聞かれたとします。あなたはそれが不要なものなのだと思い、「いらない」と言ったとしましょう。そして、別の人がそれをほしいと思い、別の人に渡しました。しかし、あなたはそれが急にほしくなり、あなたにその物がいるかどうかを聞いた知り合いに「その物を渡した人からそれを取り上げて、俺に渡せ」と言うことができるでしょうか?その過程に問題がなければ、そんなことできるはずがありません。そんなことができれば、ジャイアン以上のことができてしまいます。権利の行使は個人の自由ですから、どのようにするかは自由です。しかし、その行動に同時にその行動に対する責任を負うことになります。権利を行使すれば、権利を行使するときに発生する義務を果たさなければなりませんし、権利を行使しないのであれば、そのことに関して干渉することはできません。権利を行使するときはどのようなことが起こるかある程度予測し、どこまでの範囲での責任を負えるかはっきりしておかなければなりません。その認識がずれているとトラブルに繋がり、最悪の場合、訴訟にまで発展することもあり得ます。権利の行使は自由ですが、それに伴う責任から逃れる自由はありません。権利がある以上、責任も伴います。民法上、未成年の権利行使は制限されています。民法では未成年が権利行使に対するその責任を負う能力がないとしているからです。親権者の同意、追認がなければ、未成年者だけで契約ができないのはそのためです。

 

 

最後に

  • 権利は等しく与えられていますが、その権利を使うかどうかはその人次第です。知ることができるのに知ろうとしなくて、そんな機会などなかったと言うことはできません。「権利や法は偉い人のためだけにあるもの」だと言う人がいますが、これは権利や法について理解していない人が言っている言葉のように思えて仕方がありません。権利や法について知る機会・権利が与えられているのに、そのチャンスに気づかず逃しただけではないかと思います。もっと簡単に言えば、締め切りを過ぎて、書類を提出し、「締め切り前に提出した他の奴の書類と同じように扱え」と言っているようなものです。機会や権利があるのに、それを自分が知らなかったことや使わなかったことに対して、誰かが責められなければならないのでしょうか?権利は与えられるものですが、学校のようにすべてを教えてくれるようなことはありません。自らで知り、気づかなければならないものです。

花はゆっくりと咲く

 

 

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  • 先月、乃木坂46の二期生に関するニュースでファンをざわつかせました。1つ目が、鈴木絢音さんの写真集発売決定で、2つ目が、寺田蘭世さんのインスタグラム開始です。3つ目は、もうすでに始まっていますが、山崎怜奈さんがラジオの帯番組を持つことになったニュースです。乃木坂46でこれらのことをしているメンバーは選抜常連組でしたが、今回の流れは今までのその流れを覆したと言えます。二期生はファンの間では非常に人気の高い存在で、勢いのある三期生や四期生以上の人気を誇っていますが、世間の認知度は他の世代に比べるとそこまで高くはありませんでした。今回の3つのニュースは二期生の人気の表れと言え、これからファンだけでなく、世間的にも認知度が上がるかもしれません。

 

悲劇のヒロインたちではない

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  • 「悲劇のヒロイン症候群」と呼ばれる現象があります。この言葉は正式な心理学用語ではないようですが、よく使われる言葉です。他にも自己憐憫やメンヘラと呼ばれることもあります。悲劇のヒロイン症候群とは、自分は不運なことに苛まれ苦しんでいると思ってしまうことです。自分がドラマのヒロインであるかのような振る舞いをします。この悲劇のヒロイン症候群と二期生にどういう関係があるのかを説明していこうと思います。
  • 二期生は一期生の存在が大きいことと研究生制度、そして人気が伸び始めたころの三期生の加入があり、他の世代に比べて注目度が低く、活躍の場が少ないことから「不遇の世代」と言われることがあります。この状況を一部の人が曲解し、悲劇のヒロインのように捉えるようになりました。彼らは他の世代が活躍すれば、「二期生が選ばれないのは不当だ」と言ったり、「二期生は運営に干されている」と言ったりします。原理主義的な言動は目に余るものがあり、見るに堪えられません。彼らは悲劇のヒロインを作ることによって、二期生の不遇さを表そうとしています。世間一般で言われる悲劇のヒロイン症候群と違うのは対象が自分ではなく、他者ということです。これらは彼らが勝手に作り出した虚像に過ぎず、蜃気楼のように遠くで揺らめいているだけで、実際には存在しません。
  • 確かに、二期生は他の世代と比べて、乃木坂46としての活躍の場(メディアへの露出)は少ないです。人気は世間一般的に知られているメンバーに集中します。乃木坂46二期生の認知度が他の世代に比べて低いのは事実です。しかし、二期生は乃木坂46だけでなく、それ以外の場所でも活躍することが多いです。舞台などの出演は一期生の頃からありましたが、今や二期生の方が活躍していますし、舞台は二期生の独壇場になっていると言えます。さらに新たなジャンルを切り開いたと言えば、山崎さんのクイズ番組へ進出です。クイズ番組にアイドルが出ても、大半はゲストでしたが、山崎さんはゲストではなく、レギュラーとして定着するようになりました。アイドル=おバカというイメージを壊し、アイドルのイメージを変えています。二期生も一期生同様に既存のアイドルのイメージを壊したり、新しい場所で活躍したりしている世代と言えます。
  • つまり、二期生に対する悲劇のヒロイン症候群は一部の人が乃木坂46内だけの活躍しか見ず、他の場所での活躍に目を向けていないだけとも言えます。もっと言えば、活躍している事実を知ると悲劇のヒロイン像が崩れるのでそれを守るためにそのような情報を遮断しているのかもしれません。二期生は不遇の世代と言われますが、他の場での活躍を見ると、思運営側に冷遇されているとは言えず、新しい場所での活躍も期待されているように思えます。二期生以上にあらゆる分野で活躍している世代はないのではないかと思います。乃木坂46内での活躍は少ないかもしれませんが、それ以上の活躍を他のフィールドし、次世代が他の分野でも活躍できるように新しい道を作っているのではないかと思います。

 

二期生が人気の理由

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  • 二期生の人気を独占していたのは堀さんと北野さんでしたが、ここ数年、その構図に変化が見られます。選抜常連組がトップだと思われていましたが、鈴木さんや寺田さんに人気が集まっています。鈴木さんや寺田さんは堀さんや北野さんに比べると選抜回数は少なく、アンダーで活躍することが多いです。他の世代では選抜常連組になればなるほど、人気は上がりますが、二期生に関していえば、その法則が当てはまりません。さらに鈴木さんに関して言えば、堀さんの人気を上回るほど人気が伸びています。選抜常連組以外での写真集発売は異例中の異例で、鈴木さんの人気がいかに高いが見て取れます。二期生の人気についても、特異なものがあります。
  • 二期生人気の一番の理由はライブでのパフォーマンスではないでしょうか。二期生は全員アンダーを経験しているうえに、乃木坂46が売れる前を知っている世代です。どのようにして知ってもらうかであったり、気を引くかであったりを試行錯誤していたと思います。その基礎は一期生の伊藤万理華さんや中元日芽香さんが作ったかもしれませんが、二期生はそれをしっかり引き継ぎ、自らのものにしています。どの世代でもアンダーを経験しているメンバーはパフォーマンスに定評のあるメンバーが多いです。特に乃木坂46の初期にアンダーを経験しているメンバーはそれが非常に顕著に表れています。初期の乃木坂46を知っている世代である二期生は、逆境の中で、自らの個性を見つけ、それがライブという舞台で遺憾なく発揮されています。
  • 二期生は他の世代と比べて異彩を放っています。ライブに行くと、二期生がパフォーマンスしている姿を観ることができ、その迫力に圧倒されます。バースデーライブなどライブ映像を見ると、そのことが見て取れます。特に「ライブ神」は非常にかっこいいです。さらに、かっこいいパフォーマンスだけでなく、「自惚れビーチ」のような可愛いパフォーマンスもでき、パフォーマンスの幅が非常に広いです。そのパフォーマンスの幅の広さが二期生の人気を支えているのではないでしょうか。本当にお笑いが好きな人はテレビで人気のある芸人さんではなく、舞台によく上がっている芸人さんを好きなることがよくあります。舞台で培った磨きのかかった芸にハマるそうです。これは芸人さんだけでなく、アーティストやアイドルでも同じことが言えるのではないでしょうか。つまり、二期生もライブで磨きをかけたパフォーマンスがファンを惹きつけているのではないでしょうか。そして、ファンはそのパフォーマンスを見たいがためにライブに足を運ぶのではないでしょうか。

 

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  • 三期生や四期生が加入し、一期生が卒業していく中で、二期生に貫禄が出てきています。加入当初は一期生のお姉さんメンバーに頼ることも多かったはずですが、今や逆に頼られる存在になっています。古川洋平さんがおっしゃったように二期生の活躍が今後の乃木坂46を左右し、一期生が少なくなっている今の状態でその言葉により重みが増していると言えます。二期生は乃木坂46が売れる前を知っていて、全員がアンダーを経験している世代であるため、これからの乃木坂46が進むべき道を示してくれるのではないかと思います。苦しい時代を知っているからこそ、ちょっとやそっとのことでは沈まないですし、他のアイドルグループが台頭したとしても負けずに生き残れるはずです。二期生は一期生に注目が集まる中で奮闘してきました。一期生と同じようなことをするのではなく、自らの色を持つようになったのではないかと思います。ゆっくりと咲いた花は他の花には色で人々を魅了し、惹きつける唯一無二の花ではないでしょうか?

日本一は湯量だけじゃない

 

 

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はじめに

  • 先日、人生で初めて大分県へ行きました。Go Toキャンペーンでどこの宿も安くで泊まれて非常にお得でした。別府は至るところに温泉があり、駅を降りてすぐのロータリーに足湯ならぬ手湯があります。そして、温泉に安くで入ることができ、家の近所のスーパー銭湯と比べものにならないぐらい安いです。源泉かけ流しのところが多いので、非常に温泉の成分も濃いです。さすが、日本一の湯量を誇るだけのことはあります。大分県は以前の乃木坂工事中のプレゼン企画で一度取り上げられたことがありますが、残念ながら、その回では千葉へ行くことに決まりました。サッカー好きの方だと大分トリニータのイメージもあると思います。数年前にJ3まで降格しましたが、昨年からJ1でプレーをしています。トリニータ出身の有名な選手は清武選手、森重選手、西川選手です。昨年ヴィッセル神戸に移籍した藤本選手もトリニータの絶対的エースでした。チームの躍進に貢献した片野坂監督も以前フット・ブレインで取り上げられていました。大分は食べ物もおいしくてゆっくり旅行をするのにぴったりな場所だと思います。

 

温泉以上に熱い

血の池地獄のイラスト(地獄めぐり)

  • 大分県は九州の中東部に位置し福岡県と隣接しています。大分県に接している豊後水道は非常にいい漁場で、様々な魚が取れます。大分市の佐賀関港で水揚げされるサバとアジを関サバ、関アジと呼ばれ、地元の高級食材です。一度食べましたが、非常に美味しかったです。大分県はおんせん県と呼ばれるだけあって、日本一の湯量を誇ります。別府市内では至る所に温泉があります。ショッピングセンターの一角に足湯があったり、道路のわきに手湯があったりします。別府市内の宿は基本的に源泉かけ流しの温泉ですが、一部そうでないところもあるので気を付けてください。本当に別府駅に降りた瞬間、温泉の臭いがどこからともなくします。旅の疲れを癒すのに持って来いの場所です。今まで行った温泉地の中で、一番温泉の数が多く、安いと思います。
  • 今回のアンケートはフォロワーさんの大半が乃木坂46のファンなので、乃木坂46メンバーに票が集中しました。さらに拡大解釈をすれば、4人中3人は乃木坂46の関係者で、その3人で票の9割以上を占めていました。残る1人は乃木坂46の関係者ではありませんが、プロレス界のレジェンドの1人です。やはり人気は衛藤さんで、1人で票の過半数を島ていました。乃木坂工事中でも出身地である大分について話されていることが多く、大分と言えばというイメージが定着したのかもしれません。衛藤さんは昨年の3月末に乃木坂46を卒業され、その年の10月に西武の源田選手と結婚されました。なので、源田選手も乃木坂46関係者という括りにしています。源田選手は日本屈指のショートで、野球好きの友達にポジションは少し違いますが、広島カープの菊池選手と源田選手の守備は甲乙付けがたいほどだそうです。衛藤さんと源田選手が1位と2位を独占し、票を合わせると8割近く集めています。吉田さんとはシーソーゲームを繰り広げていました。最後の最後まで、どっちが2位になるのか読めませんでした。

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調査結果 表


 

乃木坂46は強い

  • 前述のように、乃木坂46の関係している人だけで9割以上を占める結果になりました。乃木坂ファンにアンケートを取っているので、当然のことです。現時点でわかっていることは、坂道グループにハマっている人は野球やサッカーなどのスポーツが好きな人も多いのでスポーツ選手にも票が集まりました。フォロワーさんの中で源田選手のファンを見かけることが結構多いです。ちなみですが、西武ライオンズの親会社である西武鉄道バナナマンの設楽さんは一時期働いていました。さらに、乃木坂46の3rd Year Birthday Liveは西武ライオンズの本拠地・西武ドームで行われました。そして、日向坂で会いましょうのMCのオードリーの春日さんも西武ライオンズの大ファンです。初めて見に行った試合で、秋山さんがホームランを打って、バク転をしてホームインした姿を見て、ハマったとアメトーークで言っていたような気がします。記憶が曖昧ですが、、、西武は坂道グループと色んな縁がありますね。
  • 断トツの人気だった衛藤さんは、乃木坂46の一期生で、中心メンバーでしたが、乃木坂46のデビュー当初はずっとアンダーで選抜ではありませんでした。7thシングルの「バレッタ」で初選抜入りを果たし、9thシングル以降、選抜メンバーとして定着しました。アンダー経験が長いメンバーで選抜の常連メンバーになったのは衛藤さんと齋藤飛鳥さんぐらいで、他の世代では、まだそのようなことは起こっていないので、衛藤さんや齋藤さんに続くメンバーも出てきてほしいですね。
  • 衛藤さんは年長メンバーであることから乃木坂46のお姉さんとして、メンバーを引っ張って来られました。さらに衛藤さんと言えば、今までのアイドルでは考えられなかったお酒のイメージを定着させました。子どもらしさを求めるアイドルに、大人の象徴であるお酒は本来相容れないものだとされてきました。しかし、衛藤さんはその壁を壊し、アイドルだって成人を越えていれば、お酒を飲んだっていいじゃないかというイメージを定着させたのではないでしょうか。乃木坂46の92年組のメンバーが伝説と言われる一つの理由に既存のイメージの打破があると言えます。衛藤さんは昨年の3月に卒業し、その年の10月に源田選手と結婚されました。衛藤さんは乃木坂46の本当のシンデレラですね。
  • 吉田さんは乃木坂46の三期生の最年長メンバーで、生駒さんと同い年です。吉田さん、佐藤さん、梅澤さんは三期生の美人組と言われています。NOGI BINGOの三期生特集で、「雑誌のモデルにするのであれば、吉田さん!」と言わせるほどのメンバーです。選抜経験こそはないものの、勢いのある三期生の中でトップクラスのスタイルを誇るメンバーと言えます。三期生の勢いは凄まじいので、その流れで吉田さんが世間で注目されると、人気が爆発的に伸びるかもしれません。そんな吉田さんは加入前から現キャプテンの秋元さんが推しメンで、昨年のバスラで真夏さんリスペクト軍団に加入しました。新四期生の黒見さんも真夏さんリスペクト軍団に興味を示しているので、真夏さんリスペクト軍団に三・四期生が加入し、大所帯の軍団になるかもしれません。

 

すべてはこの人から始まった

プロレスのチャンピオンのイラスト(男性)

  • 今までは乃木坂46の関係者でしたが、ここからは乃木坂46は一切関係ありません。今回の選択肢で藤波辰爾さんを見て、「この人、名前は聞いたことあるけど、一体どんな人?」と思われた方のために説明します。藤波さんは大分県出身の元プロレスラーです。アントニオ猪木さんの一番弟子で、付いたあだ名は「ドラゴン」です。炎の飛龍というキャッチコピーはありますが、ドラゴンの方が一般的に知られています。猪木さんが当時の日本プロレスを追われ、新日本プロレスを立ち上げるときに藤波さんも猪木さんに付いて行きました。現在の棚橋選手や内藤選手やオカダ選手が活躍されている新日本プロレスの原型を作った1人です。藤波さんの技にはあだ名の「ドラゴン」と名の付く技が多いです。ドラゴン・スープレックス、ドラゴン・スクリュー、ドラゴン・ロケット、ドラゴン・スリーパーとさまざま技があります。藤波さんは当時のプロレスラーとしては体格が非常に小さかったため、ヘビー級ではなく、ジュニアヘビー級で活躍することが多かったです。当時のプロレス界は猪木さんをはじめヘビー級の選手がメインで、ジュニアヘビー級はそこまで注目されることはありませんでした。人気のあった藤波さんがジュニアヘビー級で活躍したことで、ジュニアヘビー級の人気も上がり、地位を向上させました。現在ではジュニアヘビー級もヘビー級と同じぐらい人気がありますが、そのきっかけは藤波さんです。その藤波さんに憧れてプロレスラーになったのが、今年の1月に引退された獣神サンダーライガーさんです。ライガーさんは「藤波さんがいたから、僕たちも活躍することができた」と自身のYouTubeで話されています。ご興味のある方はそちらもご覧ください。表紙の写真は藤波さんではなく、藤波さんのものまねをしているユリオカ超特Qさんです。ユリQさんも自身のYouTubeで藤波さんのものまねをされています。昭和のプロレス界を支え、次世代のレスラーに夢を与えたプロレス界のレジェンドです。

 

 

最後に

九州地方の地図のイラスト(地方区分)県境なし

  • 九州へ旅行するとなるとだいたい博多が多く、他の都市や県へ行くことはありませんでした。鉄道が好きな人ならご存知だと思いますが、九州は鉄道の宝庫でかっこいい鉄道がたくさん存在します。それを見たり、乗ったりしたいがために九州を訪れる人もいます。これはJR九州のたゆまない努力の結晶です。関東、東海、関西であれば、呼びこまなくて人が来ますが、地方になると呼び込みをしないといけないと人が来ないということもあります。九州には誰もが知るような有名なところがあります。大分県では別府、湯布院、長崎県では佐世保長崎市、宮崎県だと都城宮崎市などがありますが、これらの都市のネックなところは新幹線から特急に乗り継がないと行けない場所で移動に非常に時間がかかり、飛行機にお客さんを取られてしまっていました。それを逆手に取ったJR九州は鉄道に目を付け、他の地域では見られないようなかっこいい鉄道を走らせ、車内のデザインも変えて、その道中を退屈させないようにしました。その結果、福岡だけでなく、他の地域にも人が行くようになりました。さらに、JR今話題の瑞風や四季島のような超豪華寝台列車の先駆けはJR九州ななつ星です。今回、僕が訪れたのは大分ですが、他の県にも訪れてみたいと思いました。九州旅行はその道中すらも楽しむことができます。

平和とは

 オリーブの枝をくわえた鳩のイラスト

 はじめに

  • タイトルを見て、平和主義者の戯言かと思われた方もいらっしゃるかもしれません。僕は世間一般で言う平和主義者ではないと思っています。世間一般で言われる平和主義者は、意外にも差別主義者が多いことがあります。非常に簡単な例を申し上げますと、安倍政権を批判する左派系の知識人です。安倍政権の批判の一環と思い、支持者までに対しても人格否定を行ったり、弾圧しようとしたりすることが多いです。このような行動は本当の意味での平和主義者がやるようなことでしょうか?逆に、左派だけなく右派でもヘイトスピーチなどで外国人(特に在日の方々)の人権を侵害する行為も見られます。それも左派と理由が違えど、行っていることは差別主義的行動です。こういったことは止めましょう。平和の実現は非常に難しい課題です。日本はそれを実現できていると思われているかもしれませんが、部分的に見ればそうかもしれませんが、本当の意味では平和と言えるかは怪しいです。現時点の国際社会における平和とは何かについて中東での事例を基に描いていこうと思います。

 

民主化運動のその後

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チュニジアの国旗
  • アラブの春」は2010年のチュニジアで起こった民主化運動の波の総称です。「アラブの春」はこれまでの民主化運動とは異なり、Facebookを通じで運動参加が呼びかけられました。これまでの民主化運動とは異なり、インターネットによる動員に注目されるようになりました。チュニジアで起こった民主化運動をチュニジアの国花から「ジャスミン革命」と呼ばれています。余談ですが、ジャスミン茶は覚醒作用があり、眠気を誘う薬ではないようです。このジャスミン革命を知ったのは高校2年生の時でした。そのころは遠い国のことでFacebookが何かもよくわかっていませんでした。この5年後、ジャスミン革命についてチュニジア人から教えてもらうことになるとは思いもしませんでした。
  • ある日、チュニジア人の友達から前回とまた別のモスクに行こうと言われ、付いて行きました。モスクへ行く途中、バスを待っている時に時間があったので、ジャスミン革命について聞きました。彼はジャスミン革命当時、チュニジアにいたので、その当時の様子を教えてくれました。「ジャスミン革命自体は、チュニジア民主化をもたらしたから非常によかった」と言っていました。民主化運動の後はたいていの場合、政情不安に陥ることが多いですが、チュニジアは政情不安に陥ることなく、ジャスミン革命が起こる前よりも治安もよくなったようです。
  • しかし、チュニジアの隣国・リビアは「アラブの春」の影響でカダフィ大佐が殺害され、政情不安に陥り、無法地帯と化しました。政情不安に陥ると、テロリストの拠点となり、危険地帯となってしまします。イラクやシリアでISが勢力を拡大した理由も同じです。リビアを拠点にするテロリストが、隣国のチュニジアでもテロ活動をするため、国外からのテロについて警戒しなければならない状態であるとも言っていました。僕がドイツに行く少し前にチュニジアの博物館で日本人の方も巻き込まれる痛ましいテロが起こったので、彼の言葉は非常に重たかったです。実際に現地でジャスミン革命を経験した人から話を聞くと、ニュースなどで同じことを言っていても、切り取られた事実かどうかがわかります。実際に経験した人から話を聞くと重みも違います。

 

いまだに泥沼状態

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シリアの国旗
  • アラブの春」で一番泥沼化しているのが、シリアです。シリアの内戦はアメリカとロシアの代理戦争と言われるほどにまで発展し、いまだに決着がついていません。僕がドイツにいたころは体制派(アサド政権)と反体制派だけでなく、ISも加わり、三つ巴の戦いになり、混迷を極めていました。そんなときに、寮以外でもシリア人と知り合うことになります。語学学校で偶然、同じクラスになった人の中にシリア人の彼はいました。彼は僕の寮にいる友達同様、留学でドイツに来ているのかと思っていました。
  • 彼は留学生ではなく、ドイツに難民として、亡命しに来たのです。彼の話によると、彼は戦火を逃れるためにシリアを離れ、何日間、ドイツを目指して歩き続けたと言っていました。ドイツ政府に難民として住み、住居などは国から手厚い保証がなされていました。彼は「母国の家族のために、ドイツで稼がなければならない。語学学校も国(ドイツ)のお金で受講している。その分を早く取り戻し、母国にいる家族を安心させたい。」と言っていました。ドイツでも語学学校は基本的に有料で10数万円はかかります。しかし、彼らは難民でお金もなく、ドイツ語を自由に話すことができないので、ドイツで働けるだけの語学力を身に付けてもらうために国や州の援助を受けて語学学校に通っています。彼らは生活費も国や州から支出してもらっていますが、アルバイトをして、そのお金を母国に送っていました。
  • ある日、授業の休み時間に彼は非常に悲しそうな表情をしていました。こちらから聞く前に彼の口から「実は昨日、家族から連絡があって、、、叔父が爆撃に巻き込まれて亡くなったという知らせが入った」と言いました。それまで、遠かったシリアの内戦が非常に身近な出来事に感じました。それでも彼は「悲しみたいけれども、悲しんだところで返って来ないし、こういうことは今回が初めてじゃないから」と言い、内戦の悲惨さがたったその数分で伝わってきました。彼はその悲しみに負けることなく、しっかりドイツ語を学び、アルバイトをして母国のために働いています。
  • 彼は中東での戦争は宗教が原因であると言われることを非常に嫌っていました。彼が言うには「戦争とは利益のぶつかり合いであって、宗教はその建前にされていて、宗教を戦争の道具のように扱わないでほしい」と言っていました。戦争を正当化するために宗教が用いられているということを実感させられる一言でした。そんな彼ですが、普段は非常に明るくて面白い人でした。

 

パレスチナは一筋縄ではいかない

 

考えされられた平和の意味

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  • チュニジアとシリアは「アラブの春」での両方の結果を示していると思います。チュニジアでは民主化運動に成功し、政情不安に陥っていません。それに対して、シリアはいまだに決着がついていませんし、途中、ISも加わり三つ巴の抗争になっていました。このような現状を見ると、戦争の悲惨さというものをまじまじと見せつけられます。戦争をしないに越したことはありませんが、いつ何時、誰かによって巻き込まれるかわからない状況であるのも確かです。
  • 日本にいると、戦争は遠い昔のことで、今は活動家が戦争反対や9条改正反対と言って活動をしています。理想論としては、それがいいと思います。しかし、いまだに世界では戦争が起こっています。力をもって、力で制する世界です。このような状態で、武器を捨てて、真の平和は訪れるでしょうか?おそらく、丸腰になれば、攻め入るスキを相手に与えるだけになってしまうだけです。
  • 国際社会ではやはり力がものを言います。つまり、力を持ったまともな国もあれば、力はあるがまともでない国も存在するサバイバルの世界です。サバイバルをするうえで必要なものは武器です。ジャングルの中で、猛獣に襲われそうになった時に話し合いで解決しようとする人はいないはずです。おそらく、手持ちの道具で使えそうなものを猛獣退治に使うか、相手の気をそらしている間に逃げるかをするはずです。そのまま、立ちすくんで死を選ぶ人は少ないはずです。武力を持つことがいいか、悪いかを別にして、国際社会というジャングルでサバイバル生活を生き抜くためには必要なことだと思います。武器を持たずに平和を実現する理想論だけで国際社会で生きていくことができません。国際政治の世界では、国内政治のように誰かが統一する人がいません。アメリカが世界のリーダーとなっていますが、それもは事実上そうなっているだけであって、正式に決まっている物ではありません。もっと、言えば力さえあれば、トップになれます。猿山と同じ構造です。
  • ヨルダンの首都・アンマンの上空を一日数回はヨルダン軍の戦闘機が飛んでいました。戦争の多いの地域でも、もちろん戦争をしたくないと思っています。だからと言って、戦争をしないために武器を捨てるという考えは全くなく、自分たちを守るために武器があり、それを捨てることは座して死を待つ状態になってしまいます。いつ自分たちが戦争に巻き込まれるかわからない状態にいると自分たちを守るために武器を持たなければならないと思っているようです。武器のない平和な世界が実現するのが一番いいですが、その道のりは遠く、今の時点で武器を捨ててしまうと近隣の荒くれ者に丸腰になっていることを宣言し、攻め入るスキを与えてしまうことになります。目標としての武器のない世界の実現はいいですが、現状でそれをすると非常に危険だと思います。理想論だけが先行していることが多いですが、理想と現実を分けて考え、現状ではどのような対応をしないといけないかを考えることが平和への近道ではないでしょうか?理想論を実現するためのステップは飛ばしてはいけません。

 

 

最後に

  •  平和や民主化といった言葉はよく耳にすると思います。しかし、理想を掲げるがあまり、逆の結果を招いてしまうことは歴史的に見ても多々あります。理想では戦争ない世界になることが望ましいということは分かっています。しかし、今でも世界中で戦争は起こっていて、特に中東ではシリアやイエメンでは内戦がずっと続いています。悲しいことにこれからも戦争はなくならないと思います。その理由は簡単です。資源は有限、人間の欲は無限だからです。尽きることのない欲を求め、限られた資源を取り合うのです。資源という椅子を取る、いわば取りゲームのような状態です。ただ、椅子取りゲームと違うのは椅子取りゲームにはルールがありますが、国際社会では一度外れたから戻ってはいけないというルールはなく、報復などよくが起こってしまう点です。国際社会でのルールは必要ですが、違反に対する制裁は非常に弱く不完全な点が多いため、破られることは珍しくありません。このような現状で、理想論を実現することは非常に難しいです。理想と現実にはあるギャップをしっかり知る必要があり、理想論者は都合のいいような解釈をせずを、現実的な視点で物事を見る必要があると感じます。現状での平和は、現時点で必要なことをしっかり準備していることだと思います。

 

坂道の中心に立つのは誰?

 

 

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はじめに

  • 今や「坂道」と聞けば、近所にある坂ではなく、乃木坂46欅坂46、日向坂46を思い浮かべるほど人気があります。その草分け的存在が乃木坂46で、乃木坂46がいなければ、今日の坂道グループ人気はなかったかもしれませんが、乃木坂46AKB48の公式ライバルということでデビュー当時は既存のアイドルの色が強かったです。坂道グループを他のアイドルグループと一線を画すようになったのは欅坂46の登場だと思います。今までのアドルになかったかっこよさが坂道グループの1つの特徴になったと言えます。欅坂46は櫻坂46に改名し、新たなスタートを切ることになりました。日向坂46は最後発グループですが、その勢いは他のグループの比ではなく、坂道グループのトップに立つ日も遠くないでしょう。そんな今回は坂道グループの不動のセンターは誰なのかについて書いていこうと思います。

 

調査結果

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調査結果 グラフ

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調査結果 表
  • Twitterのアンケート機能を使って調査しました。選択肢(敬称略)は「生駒里奈」、「小坂菜緒」、「西野七瀬」、「平手友梨奈」です。総数は317票です。ご投票ありがとうございます。選択肢は4つですが、統計処理をするときに個人ベースとグループベースで処理しました。個人ベースでは今回の結果は優位確率が14%台と高く統計的に有意とは言えません、さらにグループベースでは6%台で、あと少しで5%を切るところまで来ましたが、こちらも統計的に有意ということはできません。どちらの結果も1つの傾向として捉えていただけると嬉しいです。個人ベースでは平手さんが過半数近くを占める結果となり、グループベースでは乃木坂46過半数を占めました。個人とグループに分けて書いていこうと思います。

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グループ比率

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統計上情報(個人)

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統計情報(グループ)

センターが路線を決める

  • 生駒さんや西野さんを押さえて、平手さんが1位となりました。この結果については、解釈が2つに分かれると思います。1つ目は乃木坂46ファンの票が割れたことで、2つ目が平手さん自身イメージです。1つ目の解釈は今回の投票要因としては考えらますが、おそらく平手さんのイメージのほうが強く作用しているのではないかと思います。平手さんは今年の1月に欅坂46を脱退するまでデビューから8作連続でセンターを務めました。他のグループのセンターと異なる点は平手さんが抜けるまでセンターのポジションが変わりませんでした。平手さんが絶対的な存在であることをファンのイメージとしても定着していると言えます。
  • それに対して、他のグループのセンターは在籍中にセンターの交代がありました。つまり、平手さんが抜けたことで新しいセンターになったという構図になります。捉え方によっては、仮にまだ在籍していれば、センターであったと考えることもできる余地を残しています。平手さんが欅坂46の絶対的センターでありながら、さらに欅坂46を含む坂道グループが他のアイドルグループと違う路線を歩むようになったきっかけを作った1人です。欅坂46のクールさの印象はおそらく平手さんのイメージによるものではないでしょうか?確かに、生駒さんは乃木坂46の初代センターであり、坂道グループの初代センターを務め、坂道グループを作り上げた方ですが、その当時の乃木坂46にはまだAKB系統の色がまだ残っていたと言えます。それに対して、平手さんはかっこいいアイドルグループというイメージを作り上げ、その象徴的存在でなったと言えます。3つ存在する坂道グループがそれぞれの色を持つようになったのも、平手さんという不動のセンターがいたからではないでしょうか。

 

イオニアは強い

  • グループ別のセンターで見ると乃木坂46が一番多いです。乃木坂46だけ選択肢が2つあるからだと言われてもおかしくはありませんが、記録上どちらも最多センターですので、、、生駒さんと西野さんの票を合わせてぎりぎり過半数というところでした。前述の通り、生駒さんは乃木坂46の初代センターでもあり、坂道グループの最初のセンターでもあります。坂道グループの歴史は生駒さんから始まっています。コンセプトはAKB48の公式ライバルで、デビュー当初は既存のアイドルの系統を踏襲していました。4thシングルの「制服のマネキン」でクールなイメージも生まれました。そのクールなイメージの萌芽は乃木坂46ですが、それを大成させ、確固たるものにしたのは欅坂46です。
  • 生駒さんがセンターからしばらくしてセンターが西野さんに変わります。西野さんがセンターを務めていた頃は、まだ他の坂道グループがデビューしていませんでしたが、西野さんがセンターとして定着し始めたころに欅坂46や日向坂46(旧けやき坂46)がデビューします。西野さんは生駒さんが作った乃木坂46の土台をより強固なものにして、坂道グループの基礎を築いたと言えます。生駒さんと西野さんが現在の坂道グループの土台を作り、平手さんや小坂さんがその土台にそれぞれの工夫をし、各グループ独自のものにしています。生駒さんと西野さんの個々人の功績は平手さんの坂道グループのイメージ形成に比べると小さいかもしれませんが、この2人の活躍がなければ、現在の坂道グループはなかったでしょうし、そもそも平手さんが作り上げた坂道グループのイメージもなかったでしょう。坂道グループを軌道に乗せた生駒さんと西野さんのおかげで坂道グループブームが起こったのかもしれません。

 

女性アイドルグループのイラスト

  • 乃木坂46では以前にアンダーと表題で誰がトップ・オブ・センターかということをしましたが、グループの垣根を越えて、どのセンターがトップ・オブ・センターかを調査するのは初めてで、平手さんがここまでの大差を付けるとは正直思っていませんでした。今までの流れからだと、人気の高い西野さんに票が集中すると思っていましたが、いい意味で予想が裏切られました。今回の調査で、センターを務めているときの業績が票に表れていると思いました。単に推しメンだからや人気だからだけでなく、そのセンターの功績がしっかり反映されていると思いました。裏を返すと、小坂さんの票が少なかったのは人気の有無ではなく、他のセンターの功績が大きすぎるため、小坂さんの功績のインパクトが小さいと言えます。ただし、日向坂46は坂道グループで一番勢いのあるグループと言えるので、今後日向坂46のセンターが坂道グループの歴史を変える偉業を成し遂げるかもしれません。以前に同様のことを書いたかもしれませんが、今回の投票行動は選挙でも行われています。選挙では業績を評価して投票するか、これからの政策を評価して得票するかに分かれます。今回の場合は業績を評価して投票していると考えられます。今回の投票結果は、推しメンだからといった感情ではなく、誰がどのような功績を作ったかがしっかり評価された結果だと思います。アイドル好きは単に感情だけで動いているわけではないですよ。

乃木坂を照らすお月様

 

 

 

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はじめに

  • 先月の暑さもここまで来るとだいぶ和らいできましたね。昼間はまだ暑いですが、夜はすっかり秋ですね。秋と言えば様々なものが思い浮かぶと思います。その1つに十五夜のお月様も入っているのではないでしょうか。月見団子とススキと満月の3つがならんだ絵が浮かぶと思います。今年の十五夜は10月1日です。十五夜は9月7日から10月8日の満月の日のことを指し、10月になることもあるようです。十五夜の月見の歴史は古く、平安時代に誕生したと言われ、千年以上も続く日本の風習です。十五夜を来週に控えた今回は乃木坂46の「月」の付くメンバーについてアンケート調査を行いました。

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月見で一杯

  • 今回もいつものようにTwitterのアンケート機能を使い調査しました。総数は135票です。ご投票ありがとうございます。乃木坂46のメンバーに「月」の付くメンバーが3人しかいなかったため、マクドナルドの季節限定商品である月見バーガーを選択肢に加えました。秋らしさが少しは出たかなと思います(笑)。票の分布に関する情報ですが、有意確率が13%と高い数値ですが、統計的に有意と言えるデータではありませんが、一つの傾向として見ていただければ、嬉しいです。おそらくですが、乃木坂46ファンの票数を増やしても、山下さんが優位であることには変わりはないと思われます。乃木坂ファンを対象にアンケートを取っても、月見バーガーに一定の票が集まることから、月見バーガーの人気の強さがうかがえます。昨年のCMでは乃木坂46樋口日奈さんのお姉さんの樋口柚子さんが出ていることで坂道ファンの間で話題になりました。月見バーガーも坂道グループと関係があると言えるかもしれません。毎年この時期なると現れるので、一種の秋の風物詩とも言えます。

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調査結果 グラフ

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調査結果 表




 

まん丸お月さん

  • やはり、ダントツは山下さんでした。2位の若月さんに15ポイント差を付けています。過半数まで、あと少しというところでした。このことから山下さんの人気の高さがうかがえます。三期生のデビュー当時は与田さんと大園さんが三期生のツートップでしたが、今では山下さんもトップ争いをするぐらいにまで人気を伸ばしています。昨年の4月から7月まで、一時活動を休止していて、ちょうどバースデーライブと真夏の全国ツアーの間で、名古屋公演から活動を再開しました。同時期に三期生で同い年の大園さんも活動を休止されていました。活動を再開した後の山下さんの人気を見ると、見事な復活を遂げたと言っても過言ではありません。活動休止前も人気もあり、選抜メンバーの常連でしたが、活動再開後は不動の人気メンバーである与田さんや大園さんに肩を並べるほどにまで、人気を伸ばし、三期生だけでなく乃木坂46で一番勢いのあるメンバーと言えます。今年に入ってから写真集を出したり、ドラマや映画「映像研には手を出すな」に出演されたりして、さらに勢いが増しています。山下さんの勢いに押され、すっかり推しメンになりました。20歳を越え、少女の山下さんから大人な山下さんになり、人気は右肩上がりです。山下さんにとって2019年、2020年は大きな意味を持つ年になると言えそうです。
  • 次は若月さんです。若月さんは一期生で2018年の11月に乃木坂46を卒業され、今は女優として活躍されています。現在公開中の「今日から俺は」に出演されています。若月さんは乃木坂46時代に若様軍団を結成していました。そのときの軍団員の1人が山下さんです。今では山下さんが若月さんを追い抜いています。青は藍より出でて藍より青しと言えます。確かに若月さんは乃木坂46を卒業されて、もう2年近く経ち、乃木坂46時代のイメージも薄れているのではないでしょうか?やはり、最近の女優としての仕事でアイドルから女優のイメージが定着しているのではないでしょうか。最近、一期生の人気が他の世代に移っている印象を受けます。今年の頭に白石さんが卒業発表されたことが、関わっているのではないかと考えられます。さらに若月さんに限って言えば、昨年の9月に桜井さんが卒業されたことも影響しているのではないかと思います。他の回でも書いているように、これは人気がなくなったということではなく、世代交代が進んでいる証拠だと言えます。乃木坂46は本当の意味での箱推しの人が多いのだと思います。
  • 向井さんは前述の2人のように選抜経験はありませんが、その実力は前述の2人に引けを取らないです。さらに向井さんと言えば、何でも全力でやり切る全力少女であり、次世代のバラエティー女王です。先日の46時間テレビでは、三期生トップの運動神経を披露していました。向井さんの運動神経の良さがパフォーマンスに影響を与えているのではないでしょうか。三期生のパフォーマンスは向井さんと阪口さんが他のメンバーよりも一つ頭が出ていると思います。どこか伊藤万理華さんのパフォーマンスを彷彿とされるものがあります。東京ドーム公演の「ダンケシェーン」は目を引くものがありました。ちなみにですが、そのとき、向井さんの横にいたのは山下さんです。向井さんの下の名前である「葉月」は8月の旧称です。8月生まれの女性に多い名前です。向井さんは山下さんのように起爆剤になる出来事がまだ起こっていないため、現時点では爆発的に人気が伸びてはいませんが、そのポテンシャルは他の三期生メンバー以上のものを持っていると思います。

 

 

最後に

  • 今年は家にいることが多く、いつものように外に出て季節を感じる機会が少ないと思います。3月ごろから自粛ムードが高まり、気づけば、春が終わって、暑い夏が始まり、秋になりました。いつもであれば、それを街行く人の恰好や近所の動植物の様子から感じることができました。今年は外に出歩く機会が減り、季節を肌で感じることがあまりありません。いつも以上に気付けば、冬になっていたと思ってしまい、「もう今年も終わりか」となってしまうかもしれません。今回の「月」に関する内容で、かなり強引ではありますが、文字で秋らしさを少しでも感じていただければと思います。来週の10月1日は晴れて、綺麗な満月が見られるといいですね。満月を見ながら、いつもと違う秋を感じてみませんか?

 

 

とっても大事な11人

 

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はじめに

  • 「サッカーで好きなポジションはどこですか?」と質問すると、「フォワード(以後、FW)」と返ってくると思います。その理由はゴールを決めることが多く、目立つからであるからだと思います。小学生のときに友達とサッカーをするとFWから先に埋まり、ゴールキーパー(GK)やディフェンス(DF)は余り人が付くポジションになることがあったと思います。そして人気のあるサッカー選手は基本的にFWの選手が多いです。しかし、サッカーはFWだけで成り立つスポーツでしょうか?FWは人気があるからといって、他のポジションは手抜きでいいでしょうか?その答えはNOです。エース級のストライカーがいても弱いチームは存在しますし、エース級のストライカーがいなくても強いチームも存在します。実はサッカーの強いチームほど、FWもさることながら、DFがしっかりしています。今回はサッカーを通して、FW(表舞台)に出ることだけがすべてでないということを書いていこうと思います。実はサッカーの考え方は、社会生活において重要なことを示してくれていると思います。

 

サッカーとは

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  • サッカーは1チーム11人でするスポーツで世界でも人気の高いスポーツです。ポジションは前からFW、ミッドフィルダー(MF)、DF、GKという順番になっています。FWは得点を決めるポジションで花形のポジションです。有名な選手は大迫選手、南野選手、乾選手で、外国人ではメッシ選手、レバンドフスキ選手、マンジュキッチ選手が有名です。MFは攻撃と守備の起点となるポジションで、パス1つで試合の流れを変えることがあります。有名な選手は遠藤保仁選手、中村俊輔選手、香川選手で、外国人ではモドリッチ選手、クロース選手、ビダル選手です。DFは守備をメインに行いますが、サイドバックは攻撃にも参加するのが最近のサッカーの主流で、守備だけなく攻撃も求められます。有名な選手は長友選手、畠中選手、吉田選手で、外国人ではフンメルス選手、ファンダイク選手、ボアテング選手です。攻撃の布陣であるフォーメーションはGKを除いた10人で構成されます。3バック、4バックはDFの人数を指し、中盤はボランチやアンカーのようなMFのことを指します。パスを重視するか、カウンターを重視するか監督によって異なるため、起用される選手が異なるということもよくあります。監督が重視するポイントに合わせて選手を起用するので、前の監督ではよく使われていた選手が、監督が代わった途端、ベンチ入りすらできないということもあります。監督次第で選手に求めるものが大きく変わり、使い物にならない選手が存在しないのもサッカーの魅力です。あの監督の下であの選手はすごい成長を遂げたということもあります。その天才がユルゲン・クロップ監督です。チームにはバランスが求められ、個人では巡り合わせが感じられるスポーツだと思います。

 

FWだらけの組織はガタガタ

ピラミッド型組織のイラスト

  • ある学校や会社や部活など人が複数に集まっている集団を組織と言います。その組織で全員がFWのような目立つポジションにいれば、どのようなことになるでしょうか?組織としてはボロボロで、1つの部分だけ突出していて、他は何もできないという状態に陥ってしまいます。学校であれば、全員が学級委員、会社では全員営業マン、部活では全員部長となると、1つのことしかできなくなってしまいます。サッカーも全く同じで、全員がFWであれば攻撃ができるが、守備はできなくなってしまい、チームとしてガタガタです。僕の好きなチームのセレッソ大阪は一時期ワールドクラスの選手を集めていましたが、戦力だけを見れば、どのJ1のチームより強いのに、その年、J2に降格してしまいました。理由は簡単でFWの強化をし過ぎて、他のポジションの強化が杜撰になっていたのです。それに対して、その年、優勝したガンバ大阪長谷川健太監督(現・FC東京監督)の下、バランスのよいチーム作りをした結果、優勝しました。ちなみにですが、長谷川監督は、ちびまる子ちゃんの作者・さくらももこさんと小学校時代の同級生だそうです。強いFWの選手でチームが強くなるほど、甘い世界ではなく、全体的に底上げをするのが、サッカーのチーム作りのポイントです。FWだけを強化するのは素人考えになってしまいます。その当時のセレッソ大阪は中盤から前線にボールがなかなか行かず、FWが機能しない事態に陥っていました。そんな状態ではどんだけ良いFWも飼い殺し状態になってしまいます。そんな年にセレッソ大阪にハマったおかげで、ちょっとやそっとのことでは、他のチームのファンになることはないですが(笑)。
  • 目立つポジションの強化は重要なことですが、それに伴い他のポジションの強化も必要です。FWを活かすのは、MFやDFです。MFやDFはチームの土台で試合運びを左右するポジションです。MFやDFを強化すれば、FWも活き、おのずとチームも強くなります。冒頭に触れたように強いチームではMFやDFがしっかりしている理由は中盤から前線へのボールの供給が行いやすくなり、FWの仕事に専念できるからです。組織として傾いている時は目立つポジションの強化を図ろうとして、結果さらにひどくなってしまい、同じようなことを繰り返す悪循環に陥ってしまいますが、実は裏で支えるポジションの強化を図る方が重要だと思います。サッカーがその端的な例で、どれほど優れたストライカーがいても、その選手を活かす環境や他の選手との実力に大きな乖離があれば、その選手の本来の力が発揮できません。2010年、2018年W杯の日本代表や2014年W杯のコスタリカは、対戦相手が強豪国であっても、勝利を収めることができたのは、全体的な底上げとチームのバランスがよかったからと言えます。これはサッカーだけでなく、他の組織でも同じことが言えます。大企業に匹敵するぐらい力を持っている中小企業はどこかの部署だけを強化するのではなく、全体の底上げを図り、全体的なバランスがよく、安定しているからではないでしょうか。

 

サッカーから自分の適性を見つける

  • FWのように目立つポジションに憧れを持つ人は多いです。実は憧れが先行しすぎて自分の適性を見失うことがあります。憧れのポジションに就いても、適性がなく、しんどい思いをされた方はいらっしゃるはずです。これをミスマッチと言います。憧れが強くなればなるほど、それを諦めることが難しくなるのは当然のことだと思います。憧れは抱くことと自分の適性の適合は別問題です。成功者は憧れと適性が合っていたとも言えますし、自分の適性から大きな目標を憧れとしたとも言えます。このことを忘れるとミスマッチが起こってしまいます。憧れの呪縛はそう簡単に解けるものではありません。そんなときにサッカーのポジションのことを思い出してください。点数を決めることは重要ですが、最終目標はチームが勝利することです。自分が点を決めるという気持ちは重要です。しかし、それ以上にチームが勝つために何ができるかであったり、自分はどうすべきなのかであったりを考えることの方が重要だと思います。つまり、自分に一体何が向いているのかをしっかり見極めることが重要です。就活生がよく自己分析をやりすぎて、わけがわからなくなってしまうことがあります。実はサッカーのポジションを使った自己分析をすれば、自分がどのポジションに向いているかの方向性を定めることができると思います。FWかMFかDFかGKタイプかに分かれます。今までの経験からどのポジションに回ることが多かったかを洗い出し、どのようなポジションにいるときの評価が一番良かったかを思い出してください。そうするとおそらく、4つのポジションに当てはまるはずです。僕も実際そうしていました。この方法は結構使えて、自分の性格的にどのポジションが向いているかを知ることができ、それに合わせたエピソードや自己PR、そして企業や職種選びをします。憧れへの思いを実現させる前に、監督になって自分ならどのポジションで起用が一番いいのかを考えてみると面白いかもしれません。思ってもみなかった得意分野が生まれるかもしれません。ちなみに僕はDFか守備的なMFのタイプで、前にグイグイ出るのがあまり得意でないタイプで支える立場に回ることが多いです。実際のサッカーで自分のやっているポジションが性格にまで出るのかもしれません。
  • サッカーのゴールはどんなことがあっても1点で最後にボールを触った人が記録として残ります。しかし、そのゴールは何本ものパスから生まれ、そのパスを出した数人の選手の重みが詰まった1点です。FK(フリーキック)で直接決まるようなことは少なく、基本的にプレーの流れで点は決まります。つまり、1つのことを成し遂げるのに1人で成し遂げることは、なかなかあり得ないということを示しているように思われます。偉業を成し遂げた偉人も記録としてはその人の名前だけが残っていますが、生前に関わっていた人のおかげでその偉業は達成されたのではないかと思います。偉業を成し遂げて、名前を残すことがすべてではなく、偉業達成をサポートすることも偉業を成し遂げる以上に重要だと思います。ゴールは誰かのパスから生まれるものだとすると、そのパスを自分が出すことで偉業の達成の手助けをすることになるかもしれません。名を残す側に回ることもいいですが、名を残させる側に回るのもいいのかなと思います。

 

 

最後に

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  • 僕のサッカーを始めたころは、FWをやりたいと思っていました。やっぱり点を決めたいと思っていました。しかし、DFを任されることになったときは不服でした。そのときに「DFは初心者じゃなくて、慣れた人がするポジションだ。FWはミスをしてもチームが負けることはないが、DFがミスをすれば、チームが負けに繋がるリスクが高い」と言われました。その時の僕はドが付くぐらいの初心者でしたが、嬉しかったのを覚えています。支えるポジションに回る方が知識や経験が求められるほど責任が重いのだと知りました。「だったら、FWやらせてくれよ」と思ったのも事実です(笑)
  • この先輩の言葉は生きる上で重要な言葉として、胸刻んでいます。目立つポジションは確かにかっこいいけれども、それを支えるポジションはそれ以上に重要で、目立つポジションに立つ以上に難しいということを教えてもらっているような気がします。僕はサッカーを知れば知るほど、目立つことだけがすべてではなく、目立つ人の裏では何人もの支えがあり、その支えなしに目立つ人は生まれないのだと思うようになりました。今ではDFというポジションも進んでしていますし、FWが向いていないこともわかりました。センターラインを越えると攻撃するとなると使い物にならなりませんが、自陣ではボールを通さないように体を張ります。相手のパスをカットして、味方に出したパスでゴールが決まった時は非常に嬉しくなります。DFは目立たないうえに、責任の重いポジションですが、そこでしか味わえない楽しさがあります。スポットライトの当たるポジションがすべてではなく、お互いの役割がしっかりとしているから機能するということを11人で構成されるチームが教えてくれました。ピッチはサッカーをするフィールドですが、それ以上にたくさんのことを教えてくれる先生のような存在と言えるかもしれません。