坂道は上るもの

乃木坂46についてメインに書いていますが、時折、勉強や旅行や法律問題についても書いています。乃木坂46のファンの行動についても統計分析を行っています。

読書の秋

 

 

はじめに

  • 秋もようやく深まりましたね。つい数か月前の暑さを忘れてしまいそうなぐらいです。秋は、スポーツの秋、読書の秋、食欲の秋、芸術の秋と言われるほど何をするにもピッタリの季節です。あと一カ月もすれば、モミジが色づき紅葉のシーズンとなります。そんな今回は読書の秋に乗じて、僕がおすすめする本の紹介しようと思います。読みやすい本から少し難しい本、そして、これも含まれるのというものまで7冊取り上げました。ジャンルが非常に偏りはありますが、ご興味のある方は是非読んでみてください。これを機に読書を始めようと思われる方はこちらも合わせてご覧いただけると嬉しいです。

nogi-kioizaka.hatenablog.com

 

 

おすすめ7選

どうして、あの人は気難しいの?

『メンヘラの精神構造』   加藤諦三

www.php.co.jp

  • この本では「メンヘラ」と呼ばれる人たちの精神構造について書かれています。人が「メンヘラ」になるのはナルシシズムと未発達の精神の成長であると書かれています。世間で言われるメンヘラと少し広義で捉えられているように感じます。この本を読むと、自分の周りにいるメンヘラと呼ばれる人だけでなく、自分もメンヘラではないのかと思ってしまいます。相手を知るにはまず自分を知ることが大事です。そして、他者の行動だけでなく、自分の行動を見つめなおすきっかけになる本です。もしかすると、その行動は「メンヘラ」の行動かもしれません。 

 

世界を知りたい

『国際政治』高坂正堯

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  • 国際政治の名著と呼ばれる一冊です。国際政治は国内政治ようにルールなどが存在しない力がものを言う無法地帯だと書かれています。その中で各国が生き抜くには何が必要かについても書かれています。思想の左右を問わず、国際政治や安全保障を語る上で欠かせない一冊です。この本を読まずに、国際政治や安全保障を語ることは不勉強以外の何ものでもありません。50年以上前に書かれた本ですが、高坂先生の理論は今でも色あせることはなく、今でも読み続けられている理由もわかります。世界情勢に興味を持たれている方は、ぜひ読むべき本です。 

 

都会じゃないとお金は稼げない?

里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く』藻谷 浩介

www.kadokawa.co.jp

  • 地方から都会に出て就職して、お金を稼ぐのが当たり前と思われています。それにより地方の人口は減り、衰退する一方です。このコロナ禍で都市への集中が見直され、地方への分散を呼びかける動きが見られました。この本は都会でしかお金を稼ぐことができないという今までの考え方を覆す本になっています。お金が何でもできると考えられていますが、その考え方に対しても一石を投じています。確かに都会には何でもありますが、本当にそれだけで生活ができるのでしょうか?少し違った生活についても考えることができるはずです。 

 

ちょっと難しい内容に挑戦したい方へ

『誰が負を引きうけるのか―原発・ダム・空港立地をめぐる紛争と市民社会』ダニエル・アルドリッチ、湯浅 陽一(訳)

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  • 必要な施設ではあるが、自分たちの近所にあってほしくない施設であるNIMBY施設をどのようにして周辺住民を納得させるかについて書かれています。日本のNIMBY施設を受け入れさせる方法について他国と比較しています。今このような状況で、NIMBY施設を建設しようとすると反対派は暴力的な解決だと言うかもしれませんが、実は日本では実力行使をしてNIMBY施設を建設することはごく稀です。他国に比べると日本は穏健な方法で解決しています。それに対して、フランスではNIMBY施設の建設で強硬手段に出ることが多いです。日本の政治手段だけでなく、事例研究のやり方についても学べる一冊になっています。 

 

不思議な動物「猫」

『ねこの秘密』山根 明弘

books.bunshun.jp

  • 猫は古来より人間に愛されている動物です。犬は猫と違い飼い主に従順ですが、猫は自由奔放な生き物です。最近では猫カフェなどもあり、今でも猫は人から愛される動物です。風景の中に猫がいるだけでほのぼのします。そんな愛玩動物として人気の高い猫の生態について書かれた本です。猫じゃらしを猫の前で揺らすと猫は反応し、前足を出します。この「猫パンチ」と呼ばれる仕草にはちょっと怖い裏事情があります。その答えをぜひ、この本を読んで見つけてみてください。綺麗なバラにトゲあるではありませんが、可愛い猫の仕草は恐ろしいものがあります。猫好きの方も、そうでない方も楽しめる一冊になっています。 

 

生きるって何だろう?

NARUTO岸本斉史

www.shonenjump.com

  • 落ちこぼれ忍者であるうずまきナルトが里の長である火影を目指す漫画です。ナルトの生きた方だけでなく、ナルトの周りにいるサスケやサクラ、カカシ先生との人間模様を描き、それぞれの思いが錯綜する漫画です。この漫画の面白い所は主人公のナルトたちだけでなく、敵にも感情移入ができる点です。ナルトたちと戦っている敵にもそれなりの事情があり、ナルトたちと戦うことになっていることがよくわかります。絶対的な善や悪は存在せず、お互いにそれなりの事情を抱えていることを教えてくれます。小学生のころから読んでいますが、大人になって読み直すとまた違った良さを感じます。

  

可愛い子に癒されたい

『乃木撮』、『乃木撮Vol 2』

bookclub.kodansha.co.jp


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  • 本と言えば、活字と思われるかもしれませんが、字ではなく、写真で楽しませてくれます。乃木坂46のメンバーがメンバーを撮り合う写真集です。今を時めくトップアイドルの意外な一面を見ることができます。凛としてかっこいい白石さんの意外な一面を見て驚かれるかもしれません。普段テレビで見られないようなメンバーの素の姿であったり、出演している番組のオフショットであったりが見られます。どんなにふざけたことをしても可愛いです。乃木坂46のファンでなくても、心を掴まれる一冊になっています。コロナ禍で疲れた心を癒してくれます。

 

 

最後に

  • 本を読むことは活字を読むことだと思われていますが、どのような形態であれ、本であれば読書だと思います。文字は書いていることが情報として入っていきますが、絵や写真は文字では表すことのできない情報を与えてくれます。情報量の多さで言えば、絵や写真の方が圧倒的に多いと思います。読書は本から与えられた情報を処理することと思っています。そのため、字であろうが、絵であろうが、写真であろうが与えられた情報を処理できれば、読書だと思います。逆に活字だけの本を読んでいて、内容を一切覚えていないというのは読書ではなく、単に本の中を眺めているだけです。「読」という字は「言」を「売」ると書くように、言葉を売る、つまり使える情報にするという意味があると思います。本の中にある情報をいかに自分の情報にするかというのが読書であり、文字を読むことだけが読書でないと思います。紹介した本の中からどれか好きな一冊でも読んでいただければ、非常に嬉しいです。その本の中にある情報を受け取って、自分のものにしてみてください。どんなことがきっかけでもいいので、新しい出会いがあればと思います。