お勉強企画(社会編)

はじめに

地理、歴史、公民が社会科の分野になります。どれも覚えることばかりでしんどいと思ってしまうのは無理もありません。歴史なんかは語呂合わせでしか覚えるしかないし、地理なんか、色んな気候とかグラフとかいっぱい出てくるし、公民に至っては話が難しいよと思って関わりたくないと思っていませんか？社会という科目はちょっとした知識があるだけで、社会の出来事の見る目を変えることのできる魔法のような分野です。これからそのことについてお話をしていこうと思います。

社会

地理

まずは地図を見てください。日本地図でも世界地図でも構いません。日本地図なら自分の住んでいる県、世界地図なら日本を探してください。次に自分の行きたい場所を地図から探してください。その場所からあなたの住んでいる県、国はどれぐらい離れていますか。そこが外国なら日本はどれだけの時差がありますか？その地域はどの地域に分類されますか？このように自分の興味に絡めて学ぶと自然と身に付きますし、勝手に自分で調べていくようになります。サッカーが好きなら、まずはW杯優勝経験国について調べてみましょう。そして、その国がなぜサッカーが強いかといった理由も調べてみるといいかもしれませんね。そして国の名産品について調べてみましょう。名産品はその土地の地理的要因が大きくかかわっていることが多いです。そういうところから知り得た知識は結構頭に残ります。

地理は勉強としてとらえるのではなく、旅行する国を選ぶ気持ちで取り組んでみると非常に楽しく感じるようになります。

歴史

過去のこと知ったところで現代にどう役に立つかわからんと思う方もいらっしゃると思います。人間が予測を立てるときに参考にするものは何でしょうか。答えは1つです。過去の出来事から予測を立てます。あなたは好きな子に告白しようかどうか迷っています。そのとき、最終的に判断する段階では自分の戦績やその人と今までの距離感に照らして告白をすると思います。過去のデータがないと人はどう立ち振る舞っていいか判断に困ります。歴史というものは我々が参考にすべきいいデータもあれば、参考にすべきでない悪いデータも存在しています。それを選ぶことができるのは我々だけです。人間は過去の出来事を参考にして新しいものを生み出しています。石器を使っていた人類が、今ではスマホを使いこなせるまで成長しました。その長い歴史が生活を変えるだけの膨大なデータを我々に与えたくれたからこそ今の生活があります。

公民

この分野が実生活に一番影響を与えています。お金の回り方の経済やものごとを決める政治がこの分野です。政治や経済という言葉を聞くと難しいと思ってしまい、毛嫌いしていませんか？無関心でいることはできても、無関係でいることはできません。政治はものごとを決定するプロセスなので、国や地方に限らず、生徒会やFIFAでも政治は行われています。身近なものの決定プロセスに関心を向けてみるのもいいかもしれません。その次に、政治のニュースを見て勉強してみてください。10分だけでもいいので見てみてください。それだけで少しずつですが、わかるようになります。このような積み重ねが非常に重要になります。まずは大きな流れをつかんでみましょう。そこから細かいことに目を向けていきましょう。乃木坂46の楽曲について知るとき、表題曲から知っていったと思います。できることの積み重ねが重要です。

政治や経済は決して難しい分野ではありません。ただとっつきにくいだけです。大学で政治学を専攻していた身としては、1人でも多くの方に政治や経済に興味を持ってもらい、よりよい社会にしたいと思う人が1人でも増えてくれればと思っています。

最後に

社会は暗記科目とどこに行っても言われます。確かに暗記することはありますが、ただ暗記するだけで楽しいでしょうか？サッカーでもインサイド、インフロント、インステップだけを教えられて楽しいでしょうか。シュート練習や試合で実践して初めて、その良さに気付くのではないでしょうか。人は基礎を応用したときに初めてその意味を理解し、楽しさに気づきます。楽しくできることであれば、多少の無理をするのが人間です。無理を強いるわけではありませんが、楽しいから次に進みたいという向上心を維持できるようにしていく必要があると思います。それを個々人に任せることは難しいことなので、人と協力して競い合うようにすれば少しは勉強も楽しくなるのではないでしょうか。好きなことからいろいろ知っていくとさらに好きなことが広がっていきます。

次で5教科シリーズラストになります。要望などあれば気軽におっしゃってください。