『2017』橋本奈々未写真集 ――感想
はじめに
概要
- 本作品は冬のニューヨークで撮影をしています。雪が積もっていて、橋本さんの故郷と重ねているように思います。芸能活動最後の写真集です。有終の美という言葉がふさわしいのではないでしょうか。橋本さんの美しさがこの一冊に凝縮されています。
2017の魅力は大きく分けるとこの2つだと思います。
- 大人の美しさ
- 動と静の調和
1.大人の美しさ
- 乃木坂46の中では言わずと知れたお姉さんメンバーでした。アイドルと言えば可愛さと思う方が多いと思います。乃木坂46と他のアイドルとの相違点は可愛さと美しさを持っていることだと思います。橋本さんは今までのアイドルになかった美しさを持ち合わせています。橋本さんはまさにその代表格でした。
- 本作品ではページを追うごとに乃木坂46の橋本さんからこれからの橋本さんを表現しています。アイドルから大人の女性に移り変わっていきます。時折、見せる笑顔は女の子の橋本さんを表現しているように感じます。最後のページに笑顔で後ろを振り返りながらも、体は前を向いている写真があります。メンバーやファンに何かを問いかけるような表情です。
2.動と静の調和
- 写真なのにダイナミックさを感じさせます。仕草や表情の一部が切り取られたことによる動きではなく、橋本さんの意志や気持ちが写真ではあるけれども、動きを感じされるものになっていると思います。時の流れに逆らわず、一歩一歩前進していく橋本さんが感じることができます。
- また、芸能活動最後の写真集ということもなり、どこか物憂げな表情は微笑みの中に暗さを感じるモナ・リザを彷彿とさせて非常に魅力的です。他のメンバーの写真集にはない橋本さん独特の表情です。橋本さんの美しさには有名絵画のような単なる美しさだけでは表現できないものを持ち合わせているように感じます。
最後に
- 私が乃木坂46にはまったときには橋本さんは卒業されていました。現役のときからはまっていればとよく思うことがあります。ライブの映像などを観て、橋本さんの魅力に惹かれました。
- 橋本さんが乃木坂46を卒業と同時に芸能界を引退されて、2年が過ぎました。時の流れ感じさせない作品だと思います。彼女のサヨナラにはどのような意味があるか考えてみるのもいいかもしれませんね。気になった方は是非ご覧ください!