坂道は上るもの

乃木坂46についてメインに書いていますが、時折、勉強や旅行や法律問題についても書いています。乃木坂46のファンの行動についても統計分析を行っています。

いつの日か心を奪われるでしょう

 

 

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はじめに

  • 今日でバスラが終わりますね。僕は昨日だけの参加でしたが、非常に楽しかったです!タオマフ4本とスティックホルダーも買い、またグッズが増えました(笑)。最終日参加される方は楽しんできてください!新曲発表あるんですかねー
  • 今回はアンダーについて取り上げます。「アンダー」という曲にあるようにいつか心を奪われると思います。僕も昨年のバスラで心を奪われ、鈴木絢音さんが推しメンに加わりました。アンダーセンター経験者で誰が一番人気なのかを調査しました。今回はいつもと違い、数回に分けて行い、トーナメント方式のアンケートだったため、少し時間の要するアンケートになりました。その分いいデータを得ることができました。アンダーのセンターより表題曲のセンターの方が興味があるよと思われる方もいると思います。表題曲のセンターもしますが、まずはアンダーです。乃木坂46のアンダーはもう一つの坂道グループと言ってもおかしくないほどの実力派揃いです。二期生は全員アンダー経験者で二期生のパフォーマンス力に定評があります。乃木坂46のアンダーの良さを知ってこその真の乃木坂46ファンだと思っています。サッカーで言うなれば、FWだけでなく、MFやDFの良さに気付くのと同じと言えます。

 

 

調査内容

  • Twitterユーザーの乃木坂46ファンを対象にアンダー経験者16名を4ブロックに分け、アンケート調査をしました。各ブロックと準決勝の上位2名が決勝に進むトーナメント方式です。予選の4回と準決勝・決勝で3回、計7回アンケートを行いました。重複している部分もありますが獲得総数は2478票です。ご投票ありがとうございます。皆さんのお力添えのおかげで素晴らしい調査となりました。今回は二回目の登場・回帰分析を使って、投票結果を分析したいと思います。今回の投票に何が影響を与えているかを分析しました。その結果は後ほどお見せします。今回は久しぶりの登場・回帰分析を使いました。

 

 

調査結果

  • 各グループの表の太字で示している2名が上位2名です。準決勝進出者を見ていると、選抜でおなじみのメンバーもいますが、アンダーで功績を残したメンバーが多く選ばれている印象です。この印象は果たして正しいのでしょうか。これについて次章で検証していきます。今回、母集団の推定で統計的に有意と言えるのは予選ブロック一組目ぐらいでしょう。他のブロックは票が少なかったり、差が小さかったりと有意差が出にくい条件となっています。今回は母集団の推定は行わず、今回の投票要因について書いていくので、母集団に関する情報は割愛します。何が投票の決め手になったと考えられるでしょうか?

 

 

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調査結果 グラフ(%)

 

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調査結果 グラフ(%)

 

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調査結果 グラフ(%)

 

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調査結果 グラフ(%)

 

回帰分析って何だっけ?

  • 以前にお話したように回帰分析はY(従属変数)←X(独立変数)の因果関係を推定する手法です。前回の回帰分析を用いた調査ではYをライブ参加者数とし、Xをライブ会場のアクセス圏数とした単回帰分析でした。単回帰分析はYに対し、Xが一つの場合の分析手法です。今回は単回帰分析ではなく、Yに対してXが複数存在する重回帰分析を用いて分析をしました。つまりY←X1+X2という形になります。重回帰分析でも直線での推定になるため、曲線での推定はできないため、Y・X1、Y・X2といったグラフに散布図を用いるのと曲線の場合の推定も可能です。

 

投票の要因は何?

  • 今回はYを得票数とし、X1をアンダーでのセンター回数、X2を直近1年間のメディア出演本数としました。連ドラやCMもすべて1本でカウントしています。メディア出演に関しては2019年2月以降とし、ウィキペディアから拾いました。実際のレポートでウィキペディアを使うのはアウトですが、今回は許してください。乃木坂46の活動とそれ以外の活動のどちらが投票に影響を与えているかわかります。ブロックを越えて、回帰分析するにあたり、票の調整が必要だったので、以下の計算方法で票の調整を行いました。

(全ブロックの票数の平均×個々の得票数)/各ブロックの総票数=修正得票数

 

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回帰分析 元データ

 

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回帰分析詳細データ

 

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回帰分析詳細データ

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回帰分析詳細データ

 

  • 結果はセンター回数が一回増えると票が約34票増え、メディア出演が1本増えると約10票増えることがわかりました。有意水準を5%としているため、P値が0.05未満であれば統計的に有意と言えます。今回の調査では一番強い要因はセンター回数ですが、その次がメディアの出演本数でした。選抜回数や楽曲参加数や在籍期間を独立変数として回帰分析を行いましたが、統計的に有意な要因ではなかったため、今回はこの2つの要因が投票の決め手になったことがうかがえます。回帰分析の結果からも、選抜回数は投票に影響を与えていないことがわかります。
  • アンダーメンバーは選抜での活躍よりもアンダーでの活躍に対する評価が票につながっているように思われます。齋藤飛鳥さんや堀未央奈さんは選抜の常連ですが、アンダーでも功績を残しています。アンダーでの功績が大きいのは伊藤万理華さんと中元日芽香さんだと言えます。アンダーライブが始まったころのセンターは伊藤さんですし、アンダーセンター最多は中元さんです。伊藤さんがアンダーの道を切り開いたパイオニアとすれば、中元さんは中興の祖です。アンダーの存在を大きくしたのは、中元さんと一緒にセンターを務めた堀さんと言えるでしょう。
  • テレビやラジオ出演もありますが、舞台やイベントに参加している方が多いため、受動的な接触ではなく、能動的な接触であると言えます。ファンは単なる受け手として投票していないことがわかります。どちらか一方が情報を発信しているのではなく、ファンも情報をしっかり受け取りにいっていることがわかります。メディア出演に関しては量的な要素だけでなく、質的な要素も含まれていることがうかがえます。
  • 両者に共通するのは単純接触回数に比例していることです。しかし、この結果だけで、単純接触が効果的と結論付けるのは少し危険です。アンダーのセンターは大きく取り上げられることが少ないため、投票者の側から積極的に情報を集めていると考えられます。そのため、アンダーでの実績も評価して投票していると考えられます。量的な面と質的な面で投票していることがうかがえると思います。質的な部分に関しては、統計調査では示すことの難しい要因もありますが、アンダーで実績のあるメンバーが人気であることは間違いないと言えます。乃木坂46のアンダーがしっかりしていると乃木坂46も安泰と言えるでしょう。

 

 

最後に

  • 乃木坂46ファンの間では表題曲よりアンダーの曲のほうが名曲が多いと言われています。歌詞もさることながら、パフォーマンスが非常に素晴らしいのもあると思います。初期のアンダーライブは本当にパフォーマンスでしか勝負ができないほど、設備がそろっていませんでした。メンバーのパフォーマンス力にすべてが懸かっていると言っても過言ではありません。そのため、アンダーで結果を残すにはパフォーマンス力が物を言いました。そのこともありアンダーのメンバーは選抜から漏れたメンバーと思う乃木坂46ファンは少ないはずです。彼女たちの実力は選抜メンバーと引けを取りません。ライブに行くとアンダーの底力を感じることができます。僕も昨年のバスラでアンダーのレベルの高さを知りました。アンダラも近々やってほしいと願うばかりです。
  • 今回はアンダーセンターの予選ブロックの結果について書きました。次回は準決勝と決勝について書きます。(しばらく空くかもしれませんが、、、、)一部重複する部分もありますが、準決勝以降は少し面白い結果になったかもしれません。引き続き読んでいただけると嬉しいです。