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はじめに
- 言葉は違えど、ある数字を好んだり忌避したりする文化はどこの国でも存在します。日本で縁起のいい数字と言えば、末広がりの八です。八が縁起のいい字であるという考えは漢字を使う日本や中国だけでしょう。このように数字の表記は万国共通でも、その数字の捉え方は国によって異なりますが、表記方法は共通で基本的に算用数字を使います。世界中どこでも左から右に読むのが通例で、右から左に読むアラビア語やペルシャ語でさえも数字だけは左から読みます。ちなみに算用数字はアラビア数字が変化したものと言われています。今回は数字にまつわるお話をしていきたいと思います。数字の歴史や0の発見といった内容ではありません。勘の言い方はもうお気づきだと思います。名前に数字の入っている乃木坂46のメンバーについてです。
46:20120222
- 今回は数字の付く乃木坂46のメンバーでアンケートを取りました。選択肢は「伊藤万理華」、「井上小百合」、「高山一実」、「西野七瀬」(敬称略)の4択です。総数は141票でした。ご投票ありがとうございます。今回は久しぶりの一期生同士のアンケートになりました。乃木坂46はAKB48の公式ライバルとしてデビューしました。AKB48より2つ少なくても、AKB48を超えるという意味で乃木坂46になったと言われています。今ではどのアイドルグループを凌駕する日本一のアイドルグループではないでしょうか?今回の票の偏りは有意確率が20%を越えるもので、信用できる数字ではありませんが、西野さんの人気が逆転するとは考え難いです。
1.7.100.10000
- 日本では「七福神」などと言われ、外国では「ラッキー・セブン」と言われるように、7は日本国内外でも縁起のいい数字とされています。そんなラッキー・セブンなメンバーは西野七瀬さんです。西野さんは乃木坂46の一期生として活躍し、センター経験回数最多のメンバーで、卒業した今でもその記録は破られていません。表題曲でセンターを務めた回数は奇しくも7回でした。2018年の末に乃木坂46を卒業し、翌年の2月に卒業コンサートで有終の美を飾りました。そのルックスから非常に高い人気を誇り、おそらくアイドル史上有数の人気を誇っていると言っても過言ではありません。最近はドラマやCMで活躍しています。現在放送している「アンサングシンデレラ」でも大活躍されています。
- 「鶴は千年、亀は万年」と言うように、千や万は大きい数字としてだけでなく、大きさやありとあらゆるものを表す言葉としても使われています。多彩な才能の持ち主は伊藤万理華さんです。今回のメンバーでは卒業してから一番時間が経っていますが、その人気はいまだに根強いです。伊藤さんは選抜での活躍こそ西野さんに負けるものの、アンダーを今の地位に押し上げたメンバーの1人で、乃木坂46の功労者です。伊藤さんはアンダーライブの黎明期を支えたメンバーで、アンダーライブの中興の祖は中元さんです。アンダーライブが二期生の評価を上げるきっかけになり、伊藤さんの功績は単にアンダーライブの地位を向上させただけでなく、後の二期生ブームに基礎を作り上げたメンバーと言うこともできます。伊藤さんの功績が、いかに大きかったかがよくわかると思います。今はアーティストとして活躍され、個展も開かれていました。乃木坂46随一の芸術センスの高いメンバーで、46時間テレビの電視台でもその腕を披露していました。
- 百合は鱗片の多さから百のものが合わさっているということで百合という字が当てられたと言われています。万や千に比べて百は小さい数字ですが、やはり大きい数字というイメージのある数字だと言えます。百合の花のように可憐なのは井上小百合さんです。井上さんは今年の4月末に乃木坂46を卒業され、事務所を移籍し、女優として本格的に活躍されています。以前、井上さんを取り上げたときに見た目とは裏腹に男勝りな一面があります。アイドルらしい見た目ですが、その男勝りな一面がファンを惹きつけていると言えます。先ほど、紹介した伊藤さんと中元さんと仲が良く、わだかまりを解消したかと思いきや、井上さんの卒業直前の乃木坂工事中で三期生の久保さんを巡り新たなわだかまりが生まれてことがわかりました。
- 一は始まりや固有性を表す数字として使われます。ゼロという概念は漢字が誕生したころや日本が文化も持ち始めたころには存在していませんでした。乃木坂46の一期生であり、他のメンバーと被らない唯一無二の存在である高山一実さんです。高山さんは今回のメンバーでは最年長で唯一の現役メンバーです。西野さんと仲が良く、2人合わせて「たかせまる」とファン間では呼ばれています。乃木坂46の一期生として、1stシングルから今までずっと選抜に選ばれている数少ないメンバーです。高山さんも前述のメンバー同様、アイドルとしてだけでなく、作家としても活躍されています。平成生まれに人気のある本第一位は『トラペジウム』で、高山さんの書かれた本です。名前同様、一番を取っています。今後、卒業されてから作家として活躍されるかもしれません。
最後に
- 下駄箱やロッカーには単なる数字が振られています。その中から一つ選ぶときに好きな数字を探さないでしょうか?単に並んだ数字は、管理者側からすると管理しやすくわかりやすくしているだけですが、選ぶ側はそれで遊びます。つまり、何の意図もなく並んでいる数字であっても、自分の好きな数字や思い入れのある数字を選ぶのです。僕も自分の好きな数字を選びます。今回のアンケートも単に数字の入っているメンバーを選びましたが、投票された方の大半は数字に着目せず、メンバーに着目されたと思います。単なる数字ではなく、推しメンや思い入れのあるメンバーに投票されたと思います。数字は数えたり、測ったりするために考え出された道具ですが、その数字に意味を持たせたり、遊んだりするところに先人達の遊び心のおかげできたのではないかと思いっています。皆さんも身近な数字で遊んでみませんか?