坂道は上るもの

乃木坂46についてメインに書いていますが、時折、勉強や旅行や法律問題についても書いています。乃木坂46のファンの行動についても統計分析を行っています。

ついつい買ってしまいませんか?

 

 

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はじめに

  • CMに起用するタレントでその商品の売り上げは左右すると言われています。化粧品であれば、可愛いタレントよりも綺麗なタレントを起用することで大人な女性を演出します。そして、そのタレントのようになりたいと思い、その化粧品を買う人が増え、化粧品の売上が伸びます。このことからメディアの影響力がうかがえます。今回は乃木坂46のCMしている食品を買うかどうかについて調査しました。CMの影響力があるという結論は変わりませんが、CMで売上を伸ばすことだけが本当にいいかのというところまで追求していきたいと思います。

 

 

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調査結果 グラフ

 

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調査結果表

調査内容・調査結果

  • Twitter上の乃木坂46ファンを対象に「乃木坂46のCMしている食品は買う?買わない?」というお題に対し、選択肢は「好きな食べ物でなくても絶対買う」、「好きな食べ物なら買う」、「小腹が空いたら買う」、「買わない」です。獲得総数は110票でした。ご投票ありがとうございます。
  • 調査結果は「好きな食べ物なら買う」が一番多かったです。その次が「好きな食べ物でなくても買う」でした。今回、注目したいのはこの「好きな食べ物でなくても絶対買う」です。次章で詳しく書いていきます。この項目は少し考えるべき項目なのです。
  • 統計情報ですが、4点尺度だと19%を超えていて、2点尺度でも7%台で統計的に有意とは言えませんが、CMの効果がないと断定はできません。

 

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統計情報(4点尺度)

 

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統計情報(2点尺度)



 

CMの功罪

  • 乃木坂46がCMをすることでファンはその食品を買うことがわかりました。他の層よりも乃木坂46ファンの方が影響されやすいはずです。僕もその一人です。カップ麺は日清が大好きですが、和ラーやカップスターを買って食べることもあります。フェトチーネグミはもとから好きでしたが、ファイルをもらえるときは多く買って家にストックしています。僕の食べ物事情の話をしたいのではなく、CM効果がしっかり表れていることをお伝えしたいだけです(笑)。これで企業も売上が伸び、万々歳と思われるかもしれませんが、実はそこで終わってはいけません。特に食べ物は食べてもらって完結する商品です。売れればそれでオッケーではありません。
  • 「好きな食べ物でなくても買う」に投票した人たちのその後の行動を調査できていませんが、その食べ物をどうしているのか気になります。ここからはすべて推測になりますが、大半の人は誰かにあげていると考えられます。「自分は乃木坂46好きやけど、このお菓子好きちゃうし、友達にあげよう」といったように友達や家族など周りの人にその食べ物をあげている人が多いと考えられます。むやみやたらに好きでもないのに買う必要はないと思います。しかし、気になるのがその食べ物を買って、すぐ捨てている人がいないだろうかと思いました。乃木坂46がCMをして、グッズがもらえるからその食べ物を買って、「グッズもらえたし、好きな食べ物でないから捨てよう」という人がいる可能性はゼロではありません。もしその食べ物を買って捨てている人がいるのであれば、誰かにあげるか買うのを止めてほしいというのが本音です。これは売上至上主義の弊害とも言えます。
  • そもそも、資本主義では競争をしてお金を稼ぐことを至上命題としています。役所のような公共機関以外はすべてその原理で動いています。食品メーカーも例外ではありません。そのため、各社が競争してよりおいしい商品の開発に取り組み、売上を伸ばそうと努力しています。その結果、利益を増やし、会社の経営を安定させます。そして、その利益で新しい商品を開発するというサイクルが生まれます。開発担当者はその食べ物をおいしく食べてもらうことに命を懸けているはずですが、経営者層はおいしく食べてもらうことも重要だが、それ以上に会社を存続させることが重要と考えています。この乖離を我々サイドでもしっかり受け止めなければなりません。多種多様な広告を打って、売上を拡大することが必要になり、その一つの手段がCMになります。CMで様々な人にその物の良さを認知してらうきっかけになっているのは確かです。それで売上が上がることも確かです。好きでない人がそれを買い、好きになればこれほど嬉しいことはないはずです。しかし、一部の人は買うだけ買って捨てる人もいるはずです。何かを買うときは少し節度を保って考えて買う方がいいのかもしれません。衝動買いは結局無駄なものを生み出すだけだと思います。これを読んでくださっている方は善良な心を持った方であると信じています。

 

 

最後に

  • 今回はCMの効果について書くつもりで最初アンケートを取りましたが、CMの効果に対する疑問を投げかけてみるのも面白いのではないかと途中で思いました。物は大切にしないといけないですし、特に食べ物は大切にしないといけません。日本では色んなものが溢れていますが、世界の大半の国では飢餓で苦しんでいる人が多くいます。その人たちからすれば、食べ物を粗末にすることは命を捨てるに等しい行為と思うはずです。世界中には飢餓で苦しんでいる人がいることを頭の片隅に置いていただいて、食べ物を食べてほしいと思います。食べ物の恨みは怖いと昔から言われているだけはあります。CMしているおかげで新しいお菓子などを知る機会を与えられているのも事実ですし、僕もCMで「こういう商品があるんか」と思うときもあります。広告の功罪を作り出しているのは打ち出している側ではなく、受け手の我々なのかもしれません。