心がざわざわするからって裸足になってどうするの？
はじめに
- 乃木坂46で選抜最年少記録を持っているのは誰でしょう？そして、アンダーと表題曲でどちらでもセンターを務めたことがあるのは誰でしょうか？もう一人しかいませんよね。今回の主役は、以前、アンダーセンター女王に輝いた齋藤飛鳥さんです。サイトウ三姉妹の末っ子で、もう齋藤さんだけになってしまいましたね。サイトウを漢字にできないのは、ありがちなサイトウさん問題のせいです(笑)。乃木坂46のシンデレラではないでしょうか。のし上がっててっぺんを取ったと言っても過言ではありません。センターを複数回経験しているメンバーでアンダー出身者は齋藤さんだけです。他の方は全員ずっと選抜です。そういう意味では齋藤さんは非常にレアケースです。この這い上がり方は「イスタンブールの奇跡」とリバプールの逆転劇を観ているようです。選抜にずっといてもセンターを経験していない人や一回しか経験したことのない人がたくさんいる中で齋藤さんは異彩を放ちます。さて、今回は齋藤さんの単独センター曲についてアンケートを取りました。果たしてどの曲が人気だったでしょうか!?
どの曲が好き？
- ダントツで人気があったのが、齋藤さん表題曲初センター曲の「裸足でSummer」です。この曲は夏曲の代表ではないでしょうか？白石麻衣さん初センター曲「ガールズルール」に匹敵する乃木坂46夏曲二大巨頭でしょう。この曲を聴くと夏が始まったなという感じがします。ライブで盛り上がる曲です。ライブでの「Hey」は楽しくて仕方がありません。この曲が流れるとタオルを持たずにはいられません。この曲のためにタオルを買うと言っても過言ではありません。いつもの夏と違う過ごし方をしたくなりますね。「インフルエンサー」の次にハマったのがこの曲です。ちなみにクイズ王・古川洋平さんもおそらくこの曲からヒントを得て「コロして！遊びSummer」という曲を出されています。乃木坂46の曲の要素が詰まった曲です。
- その次も夏曲「ジコチューでいこう」です。齋藤さんのイメージがこの曲で夏の女王になったのではないでしょうか。「裸足でSummer」に続きこの曲でのセンターとなるとなる曲のイメージが付いたかもしれません。その間にダブルセンター曲もありますが、単独のイメージだと夏のイメージが強くなったのではないでしょうか。前作の「裸足でSummer」同様盛り上がる曲ですが、前作と一味違った曲になっています。「裸足でSummer」で自己中な子に影響され、本人もジコチューになったのですかね？ライブ映像ではカットされていましたが、7thのバスラでは一回転できずにさかさまになってバタバタするというハプニングがありました。そのバタバタしている姿も可愛かったです。
- その次が最新センター曲「Sing Out!」です。西野さん卒業後の新しい乃木坂46として出発した曲ということもあり、選抜メンバーは過去最多です。アンダーの方が、人数が少ないという逆転現象が起こりました。齋藤さんは盛り上がる曲のセンターというイメージがあるかもしれませんが、落ち着いた曲が齋藤さんの原点でした。そういった意味では「Sing Out!」は齋藤さんの原点回帰かもしれません。今までの楽曲にない曲調で、ゴスペルのような教会音楽に近いです。ライブで盛り上がる曲とは言えませんが、締めには持って来いの一曲です。会場が一つになる感じがあり、一体感が生まれます。
- 最後が「扇風機」です。この曲に投票した方は、根っからの齋藤さんファンではないでしょうか。本当に食べるのが好きな人が好きな食べ物を聞かれて、「白米」と答えるのと似ています。この曲は齋藤さんがアンダー時代のセンター曲です。今の齋藤さんの人気からすると信じられないと思う方もいらっしゃると思います。奇しくも6thシングル「ガールズルール」のアンダー曲で、後に齋藤さんの表題初センター曲が「ガールズルール」と肩を並べることになるとは誰もこの時は予想できなかったはずです。この曲を聴くと、いずれ、羽のない扇風機が主流になり、「あー」が過去のものになるのではないかと思うときがあります。扇風機は「あー」ってしたくなりますよね。7thのバスラでも、齋藤さんがセンターで披露していました。ちなみにこの曲には同じく当時アンダーだった衛藤さんもいます。この二人はアンダーから乃木坂46の顔にまでなったシンデレラではないでしょうか。7thバスラの1日目の齋藤さんと衛藤さんは表題曲とアンダーどちらに出ていたので、大忙しだったと思います。齋藤さんと衛藤さん推しにはたまらないセットリストではないでしょうか。
最後に
- 齋藤さんはアンダー10thまではアンダーと選抜を行き来するエレベーターガールでした。しかし、12thで初福神入りを果たすと15thではセンターを務めるまでになります。前回取り上げた西野さんよりも速いスピードです。乃木坂46結成当初は現在の齋藤さんのように乃木坂46の顔としての注目はありませんでした。齋藤さんとちょうど1年前に引退され平成のスポーツ史を彩ったイチローさんと共通点が多いと思います。イチローさんもプロデビューするときには注目はされていませんでした。プロデビューすると誰もが注目する選手になり、日本だけでなくメジャーリーグでも活躍する選手にまでなります。野球界の記録を次々に塗り替えていくイチローさんは日本だけでなく、アメリカでも非常に人気のある選手となりました。野球のことをほとんど知らない僕でさえイチローさんがいかにすごい選手であったかを知っているほどです。外野からの送球は「オニノヨウダ」ではなく「レーザービーム」です。齋藤さんは乃木坂46のイチローさんではないでしょうか。最初は注目されず、アンダーと選抜を行き来していました。乃木坂46でもたった4人しかいない複数回センター経験者の一人になります。このセンター回数が齋藤さんの今の人気を表しているのではないでしょうか。アンダーアルバムで初期のアンダーライブを観ていると齋藤さんが多く登場します。最近、乃木坂46にハマった人は意外と思われるかもしれません。このアンダーでの経験が今の齋藤さんの原点です。アンダー時代の齋藤さんを知らずして、今の齋藤さんを知ることは難しいのではないでしょうか。パフォーマンスに定評のあるメンバーの大半はアンダー経験者もしくは出身者です。齋藤さんのパフォーマンス力も人気の一つかもしれません。選抜メンバーが固定された今だからこそ第二の齋藤さんが誕生することに期待したいですね。
