坂道は上るもの

乃木坂46についてメインに書いていますが、時折、勉強や旅行や法律問題についても書いています。乃木坂46のファンの行動についても統計分析を行っています。

神はいるのか、教えてスカウトマン!

 

 

f:id:rakudapetra:20200518192424p:plain

 

 

はじめに

  • 二期生に関するアンケートはもう何度かしていますが、今回はドスレートに推しメンは誰かを調査しました。先日、3月末に卒業された佐々木さんがインスタを開設したことを記念してというのが名目ですが、実はもう一つありまして、最近堀さんが急上昇していてついに推しメンになり、二期生の企画をしたいと思ったのもあります。最初は古川さん経由で推していましたが、いまやもう別々で推しています。二期生は乃木坂46ファンの間では人気がありますが、世間的な認知度は他の世代に比べると低いです。そんな二期生ですが、乃木坂46ファンの間では欠かせない存在です。乃木坂46に本当にハマっているかどうかは二期生に対する考え方でわかるほどです。さて、今回は誰が人気だったのでしょうか?

 

調査内容

  • いつものようにTwitterで調査をしました。五十音順で並べると選抜回数の有無で左右されることが考えられたので、補助調査として選抜回数順でも同様のアンケートを行いました。合計で414票でした。ご投票ありがとうございます。グラフや表は五十音順で調査したときのものを使用します。選抜回数順に関しては集計表に記載しています。

 

調査結果

f:id:rakudapetra:20200519225159p:plain

集計表

f:id:rakudapetra:20200519225321p:plain

修正得票数合計
  • 五十音順で調査し、各ブロックの票を調整した場合は北野さんが一番人気でした。得票数だけをダイレクトに反映すると堀さんが一番人気でした。選抜回数順では票を調整した場合は鈴木さんで、ダイレクトに反映すると北野さんでした。この結果を総合して、各ブロックの票を合算すると、一番人気は北野さんでした。そして、鈴木さん、堀さんと続きます。上位3名は接戦で、4位の山崎さんを大きく話しています。二期生の96年組と98年組がファンの間でも人気を二分しています。今回の結果はそのことが証明されたと言っても過言ではありません。そういった意味では98年組の鈴木さんは大健闘と言えます。この3名で票全体の半数近くを占めています。堀北コンビが二期生の人気を支えていることがわかります。

 

二期生の分析は難しい

f:id:rakudapetra:20200519225638p:plain

調査結果 表1

f:id:rakudapetra:20200519225732p:plain

調査結果 表2

f:id:rakudapetra:20200519225901p:plain

調査結果 表3
  • 二期生の調査でいつも頭を悩ませるのが、投票要因の特定が難しいことです。集計表にある要因で回帰分析を行いましたが、要因の特定はできませんでした。以前のような全体調査では、センター回数や選抜回数が投票要因である可能性が高いと指摘しましたが、二期生にその法則は通用しません。もしその法則が当てはまれば、堀さんが断トツなはずですが、結果は違いました。単回帰分析をして、正規メンバー昇格を基準とした在籍期間であれば、要因となりうる可能性がありました。しかし、他の要因と合わせると有意確率が5%を超えてしまい、統計的に有意とは言えません。そのため、複合的な観点からの分析になると在籍期間が投票に結びついたとは言い難いです。以前の調査で二期生に関しては、乃木坂46内での活躍よりも他の分野での活躍が投票に結びつきやすいという傾向がありました。乃木坂46以外のメディア出演についてウィキペディアから調べました。在籍期間と同様の結果になりましたが、在籍期間よりかはまだ有意確率が低かったです。ただ、複数の独立変数と組み合わせると5%を超えているので、要因と断定することは難しいです。ちなみに在籍期間とメディア出演を独立変数とした場合の有意確率はメディア出演の方が低かったです。二期生の評価ポイントは乃木坂46だけでないことがこのことから読み取れます(そう思いたいだけです)。以前、98年組だけで調査したときは鈴木さんと寺田さんの大接戦でしたが、今回は鈴木さんが票を伸ばしていました。この組では鈴木さんと寺田さんの激しい戦いになると思っていましたが、予想が覆されました。前回調査したときよりも鈴木さんが票を伸ばして、おそらく、直近の鈴木さんの他メディアへの露出が票に結びついているのではないでしょうか。鈴木さんの人気はまだまだ伸びていきそうです。98年組では独走状態と言えます。有意水準を超えているものの、他のメディアへの出演が影響していることがうかがえます。

f:id:rakudapetra:20200519230314p:plain

二期生98年組調査結果 表
  • 乃木坂46ファンの二期生に対する評価は質的な評価をしていることがわかります。量的な分析では限界があります。こうなると二期生推しのファンを対象にインタビュー調査か自由記述式のアンケートをする必要ができてきます。さすがにそこまでするのは労力が必要になります。そして、アンケートに比べて、同じ時間で集められるデータ量の大きな差が生まれます。そのため、同じような統計処理をすると大変なことになります。アンケートの自由記述欄にコメントを書く人は選択式に比べて減ります。手軽さという意味では全く違います。いつかやりたいですが、そんな気力も、、、(笑)

 

翻弄された二期生

  • 二期生は不遇の世代とよく言われます。実力はあるけれども、運だけが味方をしてくれませんでした。その理由として考えられるのは、二期生が全員正規メンバーに昇格して1年ほどで三期生が加入し、さらに、そのころから乃木坂46自体の人気も上がったことです。アイドルは若さが命の部分もあるので、新しい三期生にスポットが当たりました。長い下積み期間を経てようやく、正規メンバー昇格に昇格した二期生ですが、新しく加入した三期生に活躍の場を取って代わられます。まるで長い間、土で眠っていた蝉の幼虫が羽化して、蝉になった瞬間、他の虫に襲われてしまったかのようです。
  • 二期生は運営方針に翻弄された世代ではないでしょうか。研究制度はAKBグループに存在していた制度で、乃木坂46にも存在しました。一期生は初めての世代なので、世間に知ってもらうことが至上命題なので研究生という制度はありませんでした。結成からCDデビューまで半年あり、その期間を研究生期間として捉えることもできます。メディアへの露出という観点からすれば、研究生期間と捉えることは難しいです。二期生加入当時はAKBグループが席巻していました。その当時は乃木坂46も、AKBグループを手本にするしかありませんでした。そのため、デビュー当時の乃木坂46はAKBグループの色がまだ残っていたと言えます。最近ではその色もなくなったように思われます。乃木坂46の中で二期生はAKB色の強い世代と言えます。
  • 乃木坂46はAKBグループのように劇場を持たないアイドルです。活躍の場はライブや握手会やテレビを含むメディアです。二期生を除く推しメンは、テレビでの活躍が推している要因であると言えます。しかし、乃木坂46ファンが二期生を推すようになる場所のほとんどはライブです。他のメンバーもライブで推されるはありますが、二期生ほどではありません。二期生に関して言えば、活躍の場と人気を集めている場はライブで。特にアンダーライブ(アンダラ)だと言えます。乃木坂46はAKBグループのように劇場を持っていませんが、二期生の主な活躍の場はライブであり、そこがきっかけで二期生にハマる人が多いです。実力を含めて、他の世代と一線を画す理由はそこにあると言えます。
  • 二期生の正規メンバー昇格と三期生の加入が重なり、二期生にあまり注目されないことを受け、三期生以降は研究生制度がなくなったのではないかと思います。乃木坂46がAKBグループから脱皮した瞬間と言えるかもしれません。二期生のことがなければ、もしかするといまだに研究生制度は残っていたかもしれません。三期生は去年あたりに正規メンバー昇格に昇格していたかもしれません。二期生が乃木坂46の独自路線を生み出すきっかけになったと言えます。ただ、その過程の犠牲になってしまいました。新四期生の研修生制度は研究生制度に近いものですが、坂道グループ全体で行っていたこともあり、加入時期の調整なども含めて、以前のような研究生制度とは異なると言えます。

 

最後に

  • 二期生はテレビでこそ取り上げられることが他の世代に比べて少ないものの、乃木坂46ファンの間では重要な存在です。ライブに行ったファンは、二期生の推しメンを作って帰るほどです。アンダーで鍛え上げられた彼女たちのパフォーマンスは異彩を放ちます。他の世代にない色を持っていて、逆境の中を生き抜いてきたことがひしひしと伝わってきます。古川さんの言うように二期生の活躍が今後の乃木坂46の命運を握っています。乃木坂46の本当のファンかどうか見極めるときに二期生の話題をして、通じるかどうかです。乃木坂46の大半の人が通る道で、ハマり始めたときは、二期生についてよくわからないことが多いです。ハマっていくうちに二期生の良さに気づきます。古川さんは誰がどう見ても、真の乃木坂46ファンだと思います。古川さんのような人は重要で、有名人が二期生のことを大々的に言うことで認知度も上がります。他の世代からではなく、二期生へダイレクトにハマっていってほしいですね