坂道は上るもの

乃木坂46についてメインに書いていますが、時折、勉強や旅行や法律問題についても書いています。乃木坂46のファンの行動についても統計分析を行っています。

乃木坂日本列島大縦断の旅

 

  

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はじめに

  • 乃木坂は東京都港区にあり、正式な住所は赤坂8丁目だそうです。乃木坂は現在の乃木神社の一角にあった乃木希典大将の邸宅があったことに由来します。現在もその一部が残っています。乃木神社は乃木大将を祀っている神社です。乃木大将は日露戦争時、旅順での戦闘を指揮した大将で多くの犠牲者を出し、辛勝しました。バルチック艦隊を撃破した当時の海軍大将・東郷平八郎と一緒によく出てきます。当時の政治家や軍人は薩摩(鹿児島県)や長州(山口県)がメインでした。乃木大将は長州出身で、東郷元帥は薩摩出身です。
  • そして、乃木大将の死からちょうど100年後、あるアイドルグループがCDデビューを果たします。それが乃木坂46です。乃木坂46にはさまざまな地方出身のメンバーがいます。かつての明治政府のように一部の地域からではなく全国各地といっても過言ではありません。ただ、乃木坂の由来になった乃木大将の故郷・山口出身はまだいませんが、、、そんな今回は各地方出身者の推しメンは誰かを調査しました。今回は予選ブロックについて書いていきます。もし、提出課題などで、このデータを使いたいという方がいらっしゃれば、使っていただいても構いません。レポートを書く時には引用文献や参考文献として、このページのリンクを貼らないと剽窃といって犯罪になってしまいますので、必ず書くようにしましょう。

 

 

調査内容

  • 北海道、東北、北関東、千葉・神奈川、東海、関西、中国、九州・沖縄の9ブロック(東京を除く)に分けてTwitter乃木坂46ファンを対象に推しメンアンケートを行いました。獲得総数は2233票です。ご投票ありがとうございます。皆さんの力添えがあり、成り立っています。いつもより分析要素を強めて書いていこうと思います。
  • ルールとして、各ブロックの上位二名が決勝トーナメントへ進出します。ただし、予選限定ルールで一位と二位の差が2倍以上の差がある場合は一位のメンバーのみが決勝トーナメント進出し、敗者復活へ回りました。
  • 乃木坂46メンバーの年齢表記は95年生まれなら、誕生日を迎えていなくても25歳と表記し、早生まれも学年が同じなので同様の表記をしています。
  • さらに今回は投票者についても調査しました。理由としては人気のあったメンバーとの年齢差や票の偏りを調査することが目的です。この投票者情報に関しては今回のアンケート調査だけでなく他の調査でも使います。投票者個人がこの情報により特定されることは一切ありません。
  • 今回は各ブロックのグラフと表は省きます。14ブロックもあるため、すべて貼るとスパムのようになってしまうので、全体のデータは集計表に掲載します。

 

 

調査結果

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集計表

 

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メンバー情報

 

投票者情報

  • 投票者の平均年齢は22歳で、誤差は±1.9歳でした。今回の乃木坂46メンバーの平均年齢が23.3歳です。バナナマンのお2人を加えても24.2歳でした。バナナマンを加えても、加えなくても年齢の中央値は24歳でした。平均との乖離が見られませんでした。ちなみに中央値は真ん中の値で、平均値と中央値に乖離がある場合は数字が大きく偏っていることがわかるので、何かの調査結果を見るときに一度確認してみてください。今回の調査で大きな年齢差がないことがわかりました。

 

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投票者情報

 

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投票者平均年齢情報

 

票の分布

  • 年齢と得票数、平均得票数の分布をヒストグラムにまとめました。グラフは平均年齢の差を階級(横軸)とし、得票数を縦軸にしています。階級の幅は1です。オレンジ色のグラフは年齢と得票数を表したグラフになり、青色のグラフは年齢と1人当たりの平均得票数を表したグラフになります。オレンジ色のグラフだけでは人数という要因を排除することができないので、青色のグラフでその人数を排除しました。1人当たりの平均得票数の平均値と中央値は45票です。平均値と中央値に大きな乖離が見られない場合は大きな偏りがないことを示しています。階級0-5までがへこんでいてその両端の得票数が非常に多いです。この区間は2を除き、平均を下回っています。少し年上よりも多少離れた年上と実年齢に近い年下メンバーに票が集中することがわかりました。詳細は上記の集計表をご覧ください。

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年齢別得票数

 

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年齢別平均得票数

 

投票要因の分析

  • もう何度か登場している回帰分析を今回も行います。今回はメンバーの年齢との投票者の年齢差、総センター回数、表題曲センター回数、アンダーセンター回数、選抜割合、福神割合を独立変数(説明変数X)とし、修正得票数を従属変数(被説明変数Y)としました。今回の有意水準も5%としました。この数値を下回った変数が今回の投票要因であるということができます。
  • センターについては回数としましたが、選抜や福神を割合で出したのは在籍期間によって回数の増減あるため、1期生がおのずと数字が大きくなるため、各期の公平を期すために割合にしました。

   

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バナナマンあり

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回帰分析情報(バナナマンあり)

 

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回帰分析情報(バナナマンあり)

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回帰分析情報(バナナマンあり)
  • バナナマンのお2人を加えると、投票要因は表題曲とアンダーセンターの回数でした。それ以外は5%を超えていました。バナナマンのお2人が外れ値でもあるため、R2の値がバナナマンなしよりも小さくなっています。R2の値は寄与率といって、推定直線との各点の差を示すため、値が大きいほど線に近く、値が小さいほど線から離れていることになります。
  • 表題曲やアンダーセンターを経験したメンバーが票を多く集めることがわかります。総センター回数は5%を超えたため、投票要因であると言ことはできません。どちらの要因も係数がプラスであるため、回数に比例して票が増えることになります。選抜に選ばれるよりもアンダー活躍している方が票を集めていることがわかります。鶏口牛後とはまさにこのことかもしれません。乃木坂46ファンにはセンターが非常に強く印象に残ることがわかります。

 

バナナマンなし

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回帰分析情報(バナナマンなし)

 

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回帰分析情報(バナナマンなし)

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回帰分析情報(バナナマンなし)
  • バナナマンのお2人を抜くと、福神割合以外が5%を切り、投票要因であることがわかります。選抜割合はセンター回数に比べると有意確率は高いですが、選抜に入りしている割合が多いほど、票を集める傾向があります。ここでも単純接触効果が表れていることがわかります。気になるのが年齢差と総センター回数の係数がマイナスであることです。年齢についても、以前の調査で推しメンは年上の方が多いという結果が出ましたが、今回の結果では年齢差がマイナスに働いているため年齢差がプラスに大きくなるほど、票を減らすことになります。0~5n階級がへこんでいるので、青色のヒストグラムが回帰分析の結果を裏付けていると言えます。さらに、総センター数もマイナスに働いています。単にセンターの回数が多いだけでは意味がないことを示しています。表題曲やアンダー曲はカップリング曲などに比べて、注目されやすいため、そのどちらかでセンターになると票を集めやすいと言えます。乃木坂46は表題曲センターだけでなく、アンダーセンターも評価していることがわかります。このことからもファンがいかに乃木坂46を支持しているかがわかります。

 

 

最後に

  • 今回は予選ブロックの調査結果をまとめました。次回以降は勝ち残った要因について調査します。以前の調査で、自分の年齢より推しメンの方が年上と回答した人が多かったので、その年齢差についても調べようと思います。乃木坂46が公表している平均年齢は卒業生が含まれていないため、今回の調査はよりリアルな結果になると思います。ちなみに乃木坂46の現在の平均年齢(今回の年齢表記)とファンの平均年齢はほぼ同じでした。
  • 予選の段階ですでにアンダーセンターが評価されていることは非常に嬉しかったです。ファンがしっかり乃木坂46のことを見ていることがわかります。今回、東北ブロックのような激戦区もあったので、必ずしも平等な結果になったということの保証はできません。ただし、そのブロックを勝ち抜いたメンバーには共通点があり、それが投票要因になっていることがわかりました。次回以降も今回と同じような結果になったのか?はたまた全く違う結果になったのか、楽しみにしていただけると嬉しいです。