今年はどうなると思いますか?
はじめに
- 今年の頭に乃木坂46の絶対的エース・白石麻衣さんが卒業発表をされました。このような状況でなければ、先月卒業されていました。46時間テレビは一視聴者として観られることを言っていましたね。伊藤さんや北野さんのようにサプライズに期待ですね。そして、もうそろそろ新曲のメンバーが発表されていたことでしょう。しかし、5月に予定されていた白石さんの卒業コンサート(以後、「卒コン」)は中止(延期?)になり、卒コンが開催されるかどうかも未定です。緊急事態宣言は解除されましたが、また感染者が増え、白石さんの卒コンだけなく、あらゆる分野において見通しが立たない状態になっています。通常であれば、この時期辺りに真夏の全国ツアー(以後、「全ツ」)の開催場所と日程がわかるようになり、予定を空けるようにする人が増えるはずです。今回はこの全ツが開催されるかどうかもわかりません。ドリームくじの案内はあったので、流れる可能性が少し出てきたかもしれません。そして、今回は白石さんの卒コンと全ツがどうなるかについてファンはどう思っているか調査しました。
調査内容
- Twitterのアンケート機能を使って、乃木坂46ファンを対象にアンケート調査を行いました。総数は110票です。ご協力、ありがとうございます。選択肢は「卒コン・全ツ合同開催」、「どちらかは開催」、「リモートライブ」、「今年は開催しない」の4択で調査しました。今回の調査はファンの希望ではなく、ファンの予想です。
統計情報
「卒コン・全ツ合同開催」=3
「どちらかは開催」=2
「リモートライブ」=1
「今年は開催しない」=0
の4点尺度では有意確率が25%台で、4回に1回ぐらいはこの調査結果が当たるので、信頼できる結果とは言えません。
次に「卒コン・全ツ合同開催」、「どちらかは開催」、「リモートライブ」の3つを「開催する」としました。
「開催する」=1
「開催しない」=0
の2点尺度では有意確率が9%台だったので5%水準であれば棄却されますが、10%水準では有意となります。今回の調査も5%水準にしているため、統計情報としては使うことができませんが、この結果を一つの傾向として見てください。
冷静かつ現実的
- 今の状況から考えると「開催されない」と回答する人が多かったです。その背景にはフジロックの中止があったのではないかと考えられます。実際のアンケートの設問にはフジロックの中止について触れているので、これが「開催されない」に影響を与えたことは否定できません。ただ、今の状況を考えると開催されないと考えるのが妥当かもしれません。7月8月には元の生活が戻るかなと思った矢先に感染者がまた増え始めたので、全ツが流れる可能性が高いと思ってしまうのも無理はありません。これが緊急事態宣言の明けた5月末にアンケートを取っていれば、開催なしの回答者は少なくなっていたと考えられます。本来であれば、全ツの詳細についてアナウンスがある時期に何もないので、中止を望んでいなくとも、中止になるかもしれないと思ってしまうのは当然なのかもしれません。おそらく他のイベントでも同様のことが起こっているのかもしれません。
- 8月に卒コンと合同で開催されると予想した人が32人でした。8月が白石さんの誕生月であることから8月から卒コンと全ツを合同で行うのではないかと考え、この選択肢を作りました。「開催されない」の次に多かったのはこの選択肢でした。誕生日辺りで卒コンが行われると予想しているファンが少なからずいます。僕も卒コンと合同で行うなら、白石さんの誕生日である8月20日前後に行ってほしいです。2017年に卒業された橋本奈々未さんのように誕生日に卒業するのが綺麗な形になるのではないかと思います。白石さんの卒コンを皮切りに全ツが8月9月で行われるのかもしれませんね。全員気づいていると思いますが、いつもの夏と違うことになると言えそうですね。
- 「どちらかは行われる」と予想された人が14人でした。全ツは全国ツアーであることから主に主要都市を回ってライブを行います。そのため、バースデーライブ(以後、「バスラ」)と異なり、複数都市で開催されるのでライブ会場へアクセスしやすくなり、参加者もバスラより多いです。以前、ライブの参加について書いているのでそちらも合わせてご覧いただけると嬉しいです。この状況下で、ライブ開催を最小限に抑えて、1都市だけでの開催となると、「全国ツアー」とは呼ぶのは難しくなるので、白石さんの卒コンだけが開催されるのではないかと考えることもできます。この選択肢は全ツか卒コンのどちらかが開催されることを想定した選択肢なので、回答者が全員白石さんの卒コンだけが開催されると予想して回答しているわけではありませんが、白石さんの卒コンだけが開催されると考える人が多いのではないでしょうか。やはり、白石さんの卒コンを観たいと思う人は多いはずですし、アイドル界に変革をもたらした白石さんをしっかり見送りたいですね。この2つの選択肢に関しては、卒コンだけでも開催してほしいというファンの願いが込められています。時期的に開催の可能性がある時期なので今後どのような発表があるか気になります。
- リモートライブは本来、白石さんの卒コンが行われるはずだった5月5日から7日に行われました。その内容はYouTubeで2017年の東京ドーム公演を配信していました。最後の「きっかけ」はやられますね。ライブビューイングとは異なり、家で観るスタイルです。なので、お酒を飲んだり、お菓子を食べたりしながら観ることができます。実はこのスタイルはこの時が初めてではなく、3月に代々木体育館で予定されていた2期生ライブで初めて行われました。ライブビューイングはそれまでに行われていましたが、家にいながらライブが観られたのはこの時が初めてではないでしょうか。2期生ライブや東京ドーム公演の配信をしたので、この可能性があるのではないかと少し思いましたが、思った以上に獲得票数が少なかったです。ライブは観客と一体になって楽しむものだということが表れているのだと思います。他のアーティストはオンラインライブをしていますが、特に乃木坂46を含むアイドルのライブは他のアーティストと異なり、コールで会場を一体にすることが重要です。リモートだと会場で生まれるあの一体感はありません。そうなるとこの可能性は小さくなるのかもしれません。
最後に
- 今回の調査を通してわかったことと言いますか思ったことは、乃木坂46ファンは非常に冷静で現実的だということです。以前に調査したアイドルの恋愛禁止についても似たようなことがわかりました。アイドル好きはアイドルに対して幻想を抱きがちと思われていますが、この結果からもわかるように、世間で思われている以上に現実的です。もし、そうでなければ、中止になると回答した人はもっと少なくなるでしょう。おそらく、これは乃木坂46だけでなく、他のアイドルグループのファンにも同様のことが言えると思います。
- この状況から推測すると中止が一番現実的と思っているのかもしれません。これは希望ではなく、予想なので乃木坂46ファンの望んでいることではありません。僕を含めた乃木坂46ファンはライブを開催してほしいですが、このような状況で開催するのはいかがなものかとも思ってしまいます。ライブにおいて演者不在では成り立ちませんし、ファンは観客よりも演者が第一と考えているので、やむを得ない事情であれば、それに対して文句を言うこともありません。このような状況で様々なイベントが中止になって悲しむファンはいますが、それに対して文句を言うファンは非常に少なかったです。メディアで取り上げられるアイドルファンは、社会不適合者で自己中心的というレッテルを貼られることがありますが、それはごく一部の人であって大半の人がそうでないことがうかがえます。ただ、ライブがなくなるのは寂しいです。さて、今年の全ツや白石さんの卒コンはどうなるんですかね?