坂道は上るもの

乃木坂46についてメインに書いていますが、時折、勉強や旅行や法律問題についても書いています。乃木坂46のファンの行動についても統計分析を行っています。

とっても大事な11人

 

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はじめに

  • 「サッカーで好きなポジションはどこですか?」と質問すると、「フォワード(以後、FW)」と返ってくると思います。その理由はゴールを決めることが多く、目立つからであるからだと思います。小学生のときに友達とサッカーをするとFWから先に埋まり、ゴールキーパー(GK)やディフェンス(DF)は余り人が付くポジションになることがあったと思います。そして人気のあるサッカー選手は基本的にFWの選手が多いです。しかし、サッカーはFWだけで成り立つスポーツでしょうか?FWは人気があるからといって、他のポジションは手抜きでいいでしょうか?その答えはNOです。エース級のストライカーがいても弱いチームは存在しますし、エース級のストライカーがいなくても強いチームも存在します。実はサッカーの強いチームほど、FWもさることながら、DFがしっかりしています。今回はサッカーを通して、FW(表舞台)に出ることだけがすべてでないということを書いていこうと思います。実はサッカーの考え方は、社会生活において重要なことを示してくれていると思います。

 

サッカーとは

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  • サッカーは1チーム11人でするスポーツで世界でも人気の高いスポーツです。ポジションは前からFW、ミッドフィルダー(MF)、DF、GKという順番になっています。FWは得点を決めるポジションで花形のポジションです。有名な選手は大迫選手、南野選手、乾選手で、外国人ではメッシ選手、レバンドフスキ選手、マンジュキッチ選手が有名です。MFは攻撃と守備の起点となるポジションで、パス1つで試合の流れを変えることがあります。有名な選手は遠藤保仁選手、中村俊輔選手、香川選手で、外国人ではモドリッチ選手、クロース選手、ビダル選手です。DFは守備をメインに行いますが、サイドバックは攻撃にも参加するのが最近のサッカーの主流で、守備だけなく攻撃も求められます。有名な選手は長友選手、畠中選手、吉田選手で、外国人ではフンメルス選手、ファンダイク選手、ボアテング選手です。攻撃の布陣であるフォーメーションはGKを除いた10人で構成されます。3バック、4バックはDFの人数を指し、中盤はボランチやアンカーのようなMFのことを指します。パスを重視するか、カウンターを重視するか監督によって異なるため、起用される選手が異なるということもよくあります。監督が重視するポイントに合わせて選手を起用するので、前の監督ではよく使われていた選手が、監督が代わった途端、ベンチ入りすらできないということもあります。監督次第で選手に求めるものが大きく変わり、使い物にならない選手が存在しないのもサッカーの魅力です。あの監督の下であの選手はすごい成長を遂げたということもあります。その天才がユルゲン・クロップ監督です。チームにはバランスが求められ、個人では巡り合わせが感じられるスポーツだと思います。

 

FWだらけの組織はガタガタ

ピラミッド型組織のイラスト

  • ある学校や会社や部活など人が複数に集まっている集団を組織と言います。その組織で全員がFWのような目立つポジションにいれば、どのようなことになるでしょうか?組織としてはボロボロで、1つの部分だけ突出していて、他は何もできないという状態に陥ってしまいます。学校であれば、全員が学級委員、会社では全員営業マン、部活では全員部長となると、1つのことしかできなくなってしまいます。サッカーも全く同じで、全員がFWであれば攻撃ができるが、守備はできなくなってしまい、チームとしてガタガタです。僕の好きなチームのセレッソ大阪は一時期ワールドクラスの選手を集めていましたが、戦力だけを見れば、どのJ1のチームより強いのに、その年、J2に降格してしまいました。理由は簡単でFWの強化をし過ぎて、他のポジションの強化が杜撰になっていたのです。それに対して、その年、優勝したガンバ大阪長谷川健太監督(現・FC東京監督)の下、バランスのよいチーム作りをした結果、優勝しました。ちなみにですが、長谷川監督は、ちびまる子ちゃんの作者・さくらももこさんと小学校時代の同級生だそうです。強いFWの選手でチームが強くなるほど、甘い世界ではなく、全体的に底上げをするのが、サッカーのチーム作りのポイントです。FWだけを強化するのは素人考えになってしまいます。その当時のセレッソ大阪は中盤から前線にボールがなかなか行かず、FWが機能しない事態に陥っていました。そんな状態ではどんだけ良いFWも飼い殺し状態になってしまいます。そんな年にセレッソ大阪にハマったおかげで、ちょっとやそっとのことでは、他のチームのファンになることはないですが(笑)。
  • 目立つポジションの強化は重要なことですが、それに伴い他のポジションの強化も必要です。FWを活かすのは、MFやDFです。MFやDFはチームの土台で試合運びを左右するポジションです。MFやDFを強化すれば、FWも活き、おのずとチームも強くなります。冒頭に触れたように強いチームではMFやDFがしっかりしている理由は中盤から前線へのボールの供給が行いやすくなり、FWの仕事に専念できるからです。組織として傾いている時は目立つポジションの強化を図ろうとして、結果さらにひどくなってしまい、同じようなことを繰り返す悪循環に陥ってしまいますが、実は裏で支えるポジションの強化を図る方が重要だと思います。サッカーがその端的な例で、どれほど優れたストライカーがいても、その選手を活かす環境や他の選手との実力に大きな乖離があれば、その選手の本来の力が発揮できません。2010年、2018年W杯の日本代表や2014年W杯のコスタリカは、対戦相手が強豪国であっても、勝利を収めることができたのは、全体的な底上げとチームのバランスがよかったからと言えます。これはサッカーだけでなく、他の組織でも同じことが言えます。大企業に匹敵するぐらい力を持っている中小企業はどこかの部署だけを強化するのではなく、全体の底上げを図り、全体的なバランスがよく、安定しているからではないでしょうか。

 

サッカーから自分の適性を見つける

  • FWのように目立つポジションに憧れを持つ人は多いです。実は憧れが先行しすぎて自分の適性を見失うことがあります。憧れのポジションに就いても、適性がなく、しんどい思いをされた方はいらっしゃるはずです。これをミスマッチと言います。憧れが強くなればなるほど、それを諦めることが難しくなるのは当然のことだと思います。憧れは抱くことと自分の適性の適合は別問題です。成功者は憧れと適性が合っていたとも言えますし、自分の適性から大きな目標を憧れとしたとも言えます。このことを忘れるとミスマッチが起こってしまいます。憧れの呪縛はそう簡単に解けるものではありません。そんなときにサッカーのポジションのことを思い出してください。点数を決めることは重要ですが、最終目標はチームが勝利することです。自分が点を決めるという気持ちは重要です。しかし、それ以上にチームが勝つために何ができるかであったり、自分はどうすべきなのかであったりを考えることの方が重要だと思います。つまり、自分に一体何が向いているのかをしっかり見極めることが重要です。就活生がよく自己分析をやりすぎて、わけがわからなくなってしまうことがあります。実はサッカーのポジションを使った自己分析をすれば、自分がどのポジションに向いているかの方向性を定めることができると思います。FWかMFかDFかGKタイプかに分かれます。今までの経験からどのポジションに回ることが多かったかを洗い出し、どのようなポジションにいるときの評価が一番良かったかを思い出してください。そうするとおそらく、4つのポジションに当てはまるはずです。僕も実際そうしていました。この方法は結構使えて、自分の性格的にどのポジションが向いているかを知ることができ、それに合わせたエピソードや自己PR、そして企業や職種選びをします。憧れへの思いを実現させる前に、監督になって自分ならどのポジションで起用が一番いいのかを考えてみると面白いかもしれません。思ってもみなかった得意分野が生まれるかもしれません。ちなみに僕はDFか守備的なMFのタイプで、前にグイグイ出るのがあまり得意でないタイプで支える立場に回ることが多いです。実際のサッカーで自分のやっているポジションが性格にまで出るのかもしれません。
  • サッカーのゴールはどんなことがあっても1点で最後にボールを触った人が記録として残ります。しかし、そのゴールは何本ものパスから生まれ、そのパスを出した数人の選手の重みが詰まった1点です。FK(フリーキック)で直接決まるようなことは少なく、基本的にプレーの流れで点は決まります。つまり、1つのことを成し遂げるのに1人で成し遂げることは、なかなかあり得ないということを示しているように思われます。偉業を成し遂げた偉人も記録としてはその人の名前だけが残っていますが、生前に関わっていた人のおかげでその偉業は達成されたのではないかと思います。偉業を成し遂げて、名前を残すことがすべてではなく、偉業達成をサポートすることも偉業を成し遂げる以上に重要だと思います。ゴールは誰かのパスから生まれるものだとすると、そのパスを自分が出すことで偉業の達成の手助けをすることになるかもしれません。名を残す側に回ることもいいですが、名を残させる側に回るのもいいのかなと思います。

 

 

最後に

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  • 僕のサッカーを始めたころは、FWをやりたいと思っていました。やっぱり点を決めたいと思っていました。しかし、DFを任されることになったときは不服でした。そのときに「DFは初心者じゃなくて、慣れた人がするポジションだ。FWはミスをしてもチームが負けることはないが、DFがミスをすれば、チームが負けに繋がるリスクが高い」と言われました。その時の僕はドが付くぐらいの初心者でしたが、嬉しかったのを覚えています。支えるポジションに回る方が知識や経験が求められるほど責任が重いのだと知りました。「だったら、FWやらせてくれよ」と思ったのも事実です(笑)
  • この先輩の言葉は生きる上で重要な言葉として、胸刻んでいます。目立つポジションは確かにかっこいいけれども、それを支えるポジションはそれ以上に重要で、目立つポジションに立つ以上に難しいということを教えてもらっているような気がします。僕はサッカーを知れば知るほど、目立つことだけがすべてではなく、目立つ人の裏では何人もの支えがあり、その支えなしに目立つ人は生まれないのだと思うようになりました。今ではDFというポジションも進んでしていますし、FWが向いていないこともわかりました。センターラインを越えると攻撃するとなると使い物にならなりませんが、自陣ではボールを通さないように体を張ります。相手のパスをカットして、味方に出したパスでゴールが決まった時は非常に嬉しくなります。DFは目立たないうえに、責任の重いポジションですが、そこでしか味わえない楽しさがあります。スポットライトの当たるポジションがすべてではなく、お互いの役割がしっかりとしているから機能するということを11人で構成されるチームが教えてくれました。ピッチはサッカーをするフィールドですが、それ以上にたくさんのことを教えてくれる先生のような存在と言えるかもしれません。

迫りくる波も越える山も高い

 

 

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はじめに

  • 突然ですが、皆さんは海派ですか?それとも、山派ですか?今年の夏は多くの海水浴場が閉鎖されてしまい、あまり海に行けなかった人も多いのではないでしょうか。ちなみに僕は海派ですが、ここ数年、海に入っていません。山は山で好きですが、海のほうが特別感もあり好きです。暑い夏は海で遊びたいですね。海に潜って魚などの生き物を見るのが大好きです。今回は海や山と言っても、イメージされている海や山とは違います。例のごとく、乃木坂46に関連させました。海にまつわる名前や山という字の入ったメンバーの人気投票です。

 

山派・海派

  • アンバランスになりましたが、「山」の付くメンバー3人と海に関する名前の付いたメンバー1人でアンケートを取りました。総数は101票でした。ご投票ありがとうございます。一期生の選抜常連のメンバーである高山さんが3割前後の票を占めると予想していましたが、三期生に票が集中し、総数の過半数を占める結果になりました。前回の梅と桜、同様、三期生へ人気が高まっていることが見て取れます。三期生と四期生の人気争いが、乃木坂46全体の人気争いになっていると考えられます。山崎さんは選抜メンバーになったことはないものの、Qさまを始めとしたクイズ番組で活躍され、インテリアイドルとして活躍されています。インテリアイドルとしてだけでなく、秋元さんのようなあざとさで、ファンの心をわしづかみにしています。

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調査結果 グラフ

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調査結果 表


 

押し寄せる世代交代の波

  • 今年に入ってから山下さん、与田さん、梅澤さんの写真集が発売されていることから、三期生の人気が今まで以上に高まっています。46時間テレビで四期生も人気を伸ばしましたが、三期生はこの写真集フィーバーで四期生を突き放すように人気を伸ばしていると言っても過言ではありません。それに加えて、山下さんと梅澤さんに限定すれば、今月に公開される『映像研には手を出すな』に出演されるので、その効果もあったのかもしれません。一期生や二期生の人気と肩を並べるぐらいになるのではないでしょうか。今回の結果からは三期生が圧倒的な人気を誇り、上位2名が三期生という結果ということもあり、乃木坂46の三期生人気が今まで以上に、支持が強固になっていることがわかると思います。前々回の46時間TVで三期生が頭角を現し、前回の46時間TVで一期生や二期生と同じように番組を進行していました。妹的な三期生からお姉さんな三期生になったと言えるのではないでしょうか。
  • 山崎さんは他の乃木坂46のメンバーと異なる路線を開拓し、人気を集めています。特に二期生は、他の世代と比較して、他のフィールドでもその実力を遺憾なく発揮し、アイドルとしての人気だけでなく、他の分野でも他の世代以上に人気を集めます。山崎さんもその1人です。これまでインテリメンバーはいましたが、クイズ番組の常連ではなくゲストで呼ばれることが多かったです。それに対して、山崎さんはクイズ番組の常連となり、乃木坂46インテリメンバーを完成させたと言えるでしょう。乃木坂46の頭脳派の頂上に到達したと言えます。山崎さんのおかげで乃木坂46にクイズ番組という道を作ったのかもしれません。アントニオ猪木さんの引退の時に述べた「道」を体現された方ではないでしょうか。四期生の北川さんもインテリ帰国子女であるため、山崎さん同様インテリメンバーの道を切り開くかもしれませんが。北川さんの天然ぶりは山崎さんと違ったインテリメンバーになるでしょう。また、古川さんとクイズ対決をする日が来るかもしれません。クイズアイドルとして、今後さらに注目が集まり、活躍されるでしょう。
  • 高山さんはアイドルとしてだけでなく、2年前に小説家デビューをし、今ではQさまのMCを務めていて、乃木坂46のメンバーの中でも幅広く活躍されているメンバーです。高山さんは今までずっと選抜メンバーです。一期生を代表するメンバーの1人ですが、今回は三期生や二期生にその人気が流れてしまいました。最近の三期生の人気はついに一期生をしのぐほどになり、三期生の勢いは今まで以上の驚異ではないでしょうか。運営だけが世代交代を打ち出しているだけでなく、ファンの意識の中でも世代交代が起こっていると言えます。これは高山さんだけでなく、乃木坂46全体で世代交代の波が押し寄せている証拠ではないかと思います。ここ数年の一期生の卒業ラッシュが世代交代を後押しし、決定打になったのは白石さんの卒業発表ではないでしょうか。5月以降、乃木坂46としての白石さんを見る機会がなくなり、メディアに出るメンバーもガラッと変わったように思われます。一期生という高い山を次世代が越えていったのかもしれませんね。

 

最後に

  • 乃木坂46は一期生がすべてで一期生以外は乃木坂46ではない」といったことを目にします。少なくとも今回の結果からそのようなことが言えるでしょうか。ここ最近のアンケートで、一期生の人気が他の世代に移っていっていることを実感することが多くなりました。ここ数カ月でその流れが変わったように思われます。アンケートを始めた昨年の12月ごろは一期生が圧倒的な人気を集めていました。しかし、緊急事態宣言が出たあたりから、徐々に一期生の人気が他の世代に移り始めているような感じがしました。山下さんや与田さんの写真集の効果や白石さんの当初の卒業予定の影響もあり、一期生から他の世代に流れ始めたのかもしれません。一期生以外の他の世代も前から人気はありましたが、一期生をしのぐほどではありませんでした。ここ最近は一期生をしのぐほど人気を集めています。四期生が乃木坂46に馴染み、三期生のお姉さん的立ち位置が一期生や二期生と重なる部分があり、それもまた人気を集めている1つの要因かもしれません。世代交代が進んでいることを示しているのかもしれません。アイドル界という大海原を乃木坂46という船は進みながらも、船長が交代して新しい道を切り開いてくれることでしょう。

ちょっとしたことがきっかけ

 カンドーラを着た男性のイラスト(赤いグードラ)

はじめに

  • 今回はいつものようにある問題を取り上げてそれへの意見を書くスタイルではなく、中東にどうして興味を持ったかについて書いていきたいと思います。僕のブログを読んでくださっている方は「どうして、こいつは中東についてここまで興味があるのか?」と思われている方もいらっしゃると思います(単なる推測ですが、、、)。外国に興味がある人は多いですし、それに関する国際情勢に興味のある方も多いです。しかし、その大半はアメリカ、ヨーロッパ、東アジアが大半だと思います。中東、アフリカ、南アメリカになると一気に少なくなります。どうして、その少数派の中東に興味を持つようになったかについて書いていきたいと思います。

 

本当に偶然だった

  • 中東にハマる前からイスラム教や中東についての基礎的な知識は多少ありましたが、そこまでは詳しくありませんでした。授業でも中東に関するテーマはありましたが、全部把握できていませんでしたし、対岸の火事という印象でした。そして、中東情勢は複雑というイメージがあるようにその当時の僕も複雑で理解するのに時間がかかりました。授業でも中東に関する話題を取り上げていましたが、単位を取るためだけの勉強をしていたというのが正直なところです。しかし、こんな風に思っていた僕も考えを改めるようになります。

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  • 大学生活が終盤に差し掛かったときに僕はドイツへ留学しました。向こうでは日本人がゼロなので、ドイツの友達を作って、ドイツ語もしっかり覚えて、ドイツの文化などを学んで帰ってくる予定でした。留学する人などがよく思うごく普通なことです。ドイツでは知り合いに紹介してもらった寮に住むことになりました。実はこの寮が僕を中東好きにするきっかけを与えてくれます。ドイツに着き、その寮に住み始めたときにあることに気づきました。その寮の住人の1/4が中東系でした。ドイツに来たのに期待外れというのが最初の感想です。これでは、ドイツ語を話す相手もいないな、、、と思っていました。どうやって、ドイツ語を話す環境をどうやって作ればいいのかを考えていました。この考えは1カ月もしないうちに変わります。

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  • その寮に住み始めた当日に部屋の片づけをしていると、向かいの部屋の住人が僕の部屋に入ってきました。部屋に入ってきたのはイラン人でした。彼が僕をイランや中東の世界に引きずり込んでくれるとは、その時は想像もしていませんでした。彼に出会っていなければ、ヨーロッパの国々にしか旅行に行っていないごく普通の旅行好きになっていたでしょう。挨拶や自己紹介をして、日本人であることがわかると非常に好意的に接してくれました。そして、お土産代わりに、僕から彼に折り鶴を作って渡しました。日本以外では道具を使わずに一枚の紙から物ができることが不思議なことのようで、非常に喜ばれました。折り紙の実演はかなり食いつきがいいので、よければ試してみてください。彼とはすっかり仲良くなり、遊びに行く仲になりました。

 

誕生日会と新たな住人

  • その寮に住み始めて、半月ほど過ぎたある日、イラン人の友達に「今日、誕生日会があるからおいでよ」と言われ、僕は「参加する」と返事しました。実は誰の誕生日会かわからずに返事をしていました。この誕生日会も僕の転機になります。誕生会当日、誕生日の主役がいました。その彼とはほとんど話したこともなく、ほぼその日が初対面です。その彼に挨拶と自己紹介をすると彼はシリア出身ということがわかりました。

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  • その当時はISが勢力を拡大し、シリアやイラクはISの領土となっていました。僕がドイツに住んでいたころは、ちょうどISに日本人の方が殺害されたという悲惨な出来事が起こって間もない頃でした。情勢が情勢なだけに僕からにシリアのことを聞くのに少し気が引けました。しかし、その誕生日会でシリアや周辺諸国のことを教えてもらうことができました。その誕生日会にいたメンバーには、パレスチナ、イラン、チュニジアなどのイスラム諸国の人がいて、彼らは集まると自国や周辺諸国の事情について話すことが多く、誕生日会も例外ではありませんでした。その当時、猛威を振るっていたISについても話していました。ニュースなどでの報道と同じ内容であっても、重みは全く違いました。中東情勢を進んで知ろうと思うようになったのは、シリア人の友達の誕生日会でした。
  • その誕生会も無事終わり、シリア人の友達だけでなく、参加していた他のメンバーとも打ち解けたある日、新しい住人が来るという連絡がありました。僕の部屋は2人部屋だったので、僕の部屋に来ることが決まりました。そして新しい住人が僕の部屋に来ました。彼もパレスチナ出身でした。ドイツに来て1か月もしないうちに、次から次へと中東諸国の人と知り合うことになりました。僕の部屋に彼の友達である他のパレスチナ人が部屋を出入りするようになり、ますます僕は中東の世界に引きずり込まれています。

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慣れないイスラム教徒との生活

  • パレスチナ人の彼が引っ越してきて約1カ月。イスラム教徒の儀式が始まりました。断食月、いわゆるラマダです。イスラム教徒にとってラマダンは苦行ではなく、喜ばしいことなので、英語では”Happy Ramadan”と言い、祝福します。同居人がパレスチナ人でラマダンの期間を同じ部屋で過ごすなんて、ドイツに来る前は考えもしませんでした。ラマダン月を一緒に過ごし、寮に住んでいるイスラム教徒もラマダンをしているので、こんな機会はないと思い、ラマダンの様子をしっかりノートなどに記録していました。後でわかったのですが、極力写真を撮らないようにしていましたが、別に撮っても問題なかったようです。日中は彼らの前で飲食をするのは控えましたし、水分を取るときでも部屋に彼らがいるときは部屋の外で飲んでいました。ラマダンも立派な宗教儀式であるため、彼らにこちらに対する配慮を求めるのではなく、こちら側が相手に配慮しなければならないと思いました。
  • イスラム教徒がアルコールや豚肉を口にしてはいけないということは知識としてありましたが、実際どの範囲まで許容されるのかといったところがわかりませんでした。アルコールや豚肉は食品に含まれていたり、以前使った食器類に豚肉を乗せたりしただけもアウトで、妥協などは一切存在しませんでした。彼らはお菓子にもお酒が入っていないかをチェックしますし、BBQをした時も豚肉を焼くときは、直接網において焼くのではなく、アルミホイルなどを敷いてその上で焼いて、使ったら捨ててほしいと言っていました。これには従うしかありません。彼らとの生活を通して知識としてのイスラム教が、経験としてのイスラム教に変わりました。彼らの行動が潔癖症の人の行動であれば、多少の妥協を求めることができますが、宗教教義に基づく行動であれば、こちらから相手に妥協を求めるのではなく、こちら側が相手に寄り添うことが重要です。そうしなければ、彼らの宗教を否定してしまうことになってしまいます。異文化交流で一番重要なことは、英語などの言語によるコミュニケーションではなく、他の宗教への理解だとこのとき痛感しました。イスラム教徒との生活をともにしたことで、旅行先の宗教事情についてしっかり調べるようになりました。日本の常識が外国では非常識ということはよくあります。

 

最後に

  • 元々、興味がないことでもふとしたきっかけで何かにハマることはよくあります。僕も中東だけでなく、サッカー、乃木坂46、最近ではプロレスと本当にハマったきっかけは偶然です。でも、その偶然に出会うためには何か行動していることが重要です。チャンスは待っていて巡ってくるものではありません。何か行動を起こした結果、そのチャンスが巡ってくるのです。サッカーの場合は、周りにサッカーの好きな友達が多かったことがきっかけですし、乃木坂46にハマったのも付けたテレビに乃木坂46が出ていたことですし、プロレスにハマったのも昔持っていたアメトーークを見直したことがきっかけでした。行動と言えば、大それたことをしないといけないと思いますが、どんな小さなことで新しい発見はその中に何かのきっかけがあります。偶然のチャンスは、自分の行動の結果に対する必然の結果だと思っています。どんな小さなことで行動をするとその中に眠っている何かが目覚めるかもしれません。

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はじめに

  • 言葉は違えど、ある数字を好んだり忌避したりする文化はどこの国でも存在します。日本で縁起のいい数字と言えば、末広がりの八です。八が縁起のいい字であるという考えは漢字を使う日本や中国だけでしょう。このように数字の表記は万国共通でも、その数字の捉え方は国によって異なりますが、表記方法は共通で基本的に算用数字を使います。世界中どこでも左から右に読むのが通例で、右から左に読むアラビア語ペルシャ語でさえも数字だけは左から読みます。ちなみに算用数字はアラビア数字が変化したものと言われています。今回は数字にまつわるお話をしていきたいと思います。数字の歴史や0の発見といった内容ではありません。勘の言い方はもうお気づきだと思います。名前に数字の入っている乃木坂46のメンバーについてです。

 

 

 46:20120222

  • 今回は数字の付く乃木坂46のメンバーでアンケートを取りました。選択肢は「伊藤万理華」、「井上小百合」、「高山一実」、「西野七瀬」(敬称略)の4択です。総数は141票でした。ご投票ありがとうございます。今回は久しぶりの一期生同士のアンケートになりました。乃木坂46AKB48の公式ライバルとしてデビューしました。AKB48より2つ少なくても、AKB48を超えるという意味で乃木坂46になったと言われています。今ではどのアイドルグループを凌駕する日本一のアイドルグループではないでしょうか?今回の票の偏りは有意確率が20%を越えるもので、信用できる数字ではありませんが、西野さんの人気が逆転するとは考え難いです。

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調査結果 グラフ

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調査結果 表


 

1.7.100.10000

  • 日本では「福神」などと言われ、外国では「ラッキー・セブン」と言われるように、7は日本国内外でも縁起のいい数字とされています。そんなラッキー・セブンなメンバーは西野さんです。西野さんは乃木坂46の一期生として活躍し、センター経験回数最多のメンバーで、卒業した今でもその記録は破られていません。表題曲でセンターを務めた回数は奇しくも7回でした。2018年の末に乃木坂46を卒業し、翌年の2月に卒業コンサートで有終の美を飾りました。そのルックスから非常に高い人気を誇り、おそらくアイドル史上有数の人気を誇っていると言っても過言ではありません。最近はドラマやCMで活躍しています。現在放送している「アンサングシンデレラ」でも大活躍されています。
  • 「鶴は年、亀は年」と言うように、は大きい数字としてだけでなく、大きさやありとあらゆるものを表す言葉としても使われています。多彩な才能の持ち主は伊藤理華さんです。今回のメンバーでは卒業してから一番時間が経っていますが、その人気はいまだに根強いです。伊藤さんは選抜での活躍こそ西野さんに負けるものの、アンダーを今の地位に押し上げたメンバーの1人で、乃木坂46の功労者です。伊藤さんはアンダーライブの黎明期を支えたメンバーで、アンダーライブの中興の祖は中元さんです。アンダーライブが二期生の評価を上げるきっかけになり、伊藤さんの功績は単にアンダーライブの地位を向上させただけでなく、後の二期生ブームに基礎を作り上げたメンバーと言うこともできます。伊藤さんの功績が、いかに大きかったかがよくわかると思います。今はアーティストとして活躍され、個展も開かれていました。乃木坂46随一の芸術センスの高いメンバーで、46時間テレビの電視台でもその腕を披露していました。
  • 合は鱗片の多さからのものが合わさっているということで合という字が当てられたと言われています。万や千に比べては小さい数字ですが、やはり大きい数字というイメージのある数字だと言えます。合の花のように可憐なのは井上小さんです。井上さんは今年の4月末に乃木坂46を卒業され、事務所を移籍し、女優として本格的に活躍されています。以前、井上さんを取り上げたときに見た目とは裏腹に男勝りな一面があります。アイドルらしい見た目ですが、その男勝りな一面がファンを惹きつけていると言えます。先ほど、紹介した伊藤さんと中元さんと仲が良く、わだかまりを解消したかと思いきや、井上さんの卒業直前の乃木坂工事中で期生の久保さんを巡り新たなわだかまりが生まれてことがわかりました。
  • は始まりや固有性を表す数字として使われます。ゼロという概念は漢字が誕生したころや日本が文化も持ち始めたころには存在していませんでした。乃木坂46の一期生であり、他のメンバーと被らない唯無二の存在である高山さんです。高山さんは今回のメンバーでは最年長で唯の現役メンバーです。西野さんと仲が良く、2人合わせて「たかせまる」とファン間では呼ばれています。乃木坂46の一期生として、1stシングルから今までずっと選抜に選ばれている数少ないメンバーです。高山さんも前述のメンバー同様、アイドルとしてだけでなく、作家としても活躍されています。平成生まれに人気のある本第一位は『トラペジウム』で、高山さんの書かれた本です。名前同様、番を取っています。今後、卒業されてから作家として活躍されるかもしれません。

 

最後に

  • 下駄箱やロッカーには単なる数字が振られています。その中から一つ選ぶときに好きな数字を探さないでしょうか?単に並んだ数字は、管理者側からすると管理しやすくわかりやすくしているだけですが、選ぶ側はそれで遊びます。つまり、何の意図もなく並んでいる数字であっても、自分の好きな数字や思い入れのある数字を選ぶのです。僕も自分の好きな数字を選びます。今回のアンケートも単に数字の入っているメンバーを選びましたが、投票された方の大半は数字に着目せず、メンバーに着目されたと思います。単なる数字ではなく、推しメンや思い入れのあるメンバーに投票されたと思います。数字は数えたり、測ったりするために考え出された道具ですが、その数字に意味を持たせたり、遊んだりするところに先人達の遊び心のおかげできたのではないかと思いっています。皆さんも身近な数字で遊んでみませんか?

梅と桜、どちらがお好みですか?

 

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  • 日本には花を愛でる文化があり、花を使った比喩や花を題材にした作品も多く存在し、人の名前にも花の名前が使われることがあります。特にその中でも梅と桜は特別な花ではないでしょうか?日本の国花は菊ですが、梅や桜も日本を代表する花と言えると思います。梅は冬の終わりを告げる花で、桜は春の訪れを告げる花です。どちらも日本の春には欠かせない花であることには変わりありません。桜の品種で有名なソメイヨシノが同時期に一斉に開花するのは、接ぎ木で増やしたからです。接ぎ木で増やすと遺伝子が元の木と同じになるので、元の木と同じ条件で開花します。つまり、ソメイヨシノはクローンの桜です。他の桜は木々によって個体差があるため、同じ場所にあっても開花時期が少し異なることがあります。前回の「梅」から半月以上経ちましたが、「梅」でお話したように今回は「梅と桜」です。前回同様、植物図鑑のように梅や桜について書くのではなく、梅や桜に関することについて書いていきます。前回と違う点は植物の梅や桜が一切出てこないことです。今回はどんな梅と桜が登場するのでしょうか?

 

 

 梅と桜、どっちが人気?

  • 今回も「」に関するアンケートを行いました。「」に関する選択肢が「梅澤美波」(敬称略)、「阪急うめだ本店」で、「」に関する選択肢が「遠藤さくら」(敬称略)、「桜井玲香」(敬称略)の2択ずつの計4択です。今回の設問での「」の人気は「」が68票で、「」が67票でした。f:id:rakudapetra:20200813141430p:plain
  • たった1票差という結果になりました。内訳は4択の得票数を示したグラフや表のようになります。そして、僕の阪急への執着も垣間見えるアンケートにもなっていると思います。今回は上から順に綺麗に並んでいます。今回の結果からファンの間での乃木坂46の世代交代が進んでいるように思われました。梅澤さんの写真集効果と四期生の台頭が今回の結果に繋がっていると考えられます。「乃木坂46は一期生がすべてだ」と言われることがありますが、今回の結果からはその傾向が見られませんでした。ただし、有意確率が18%台だったために、その言説を覆せるほどのものでないことにご留意ください。

 

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調査結果 グラフ

 

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調査結果 表

 

梅は香りに桜は花 

  • 澤さんが今回一番票を集め、その要因は写真集効果であると言えます。元々、人気はありましたが、写真集の発売が決定したことでこれまで以上に注目が集まっていると言えます。新商品の発売を発表して、会社の株が上がるのと同じ現象だと言えます。元々の人気とメディアへの露出を考えると写真集フィーバーが落ち着いても、あまり大きな変動は見られないと考えられます。さらに写真集の売り上げが与田さんや山下さんと並んだり、越えたりすると人気はさらに上がり、三期生の中だけでなく乃木坂46全体の人気を争うようになるかもしれません。人の人気も株のように話題があると、その話題に人気が連動します。一期生や二期生が卒業し、世代交代が進んでいく中で、梅澤さんはその働きぶりから今後の乃木坂46の中心人物になると考えられます。白石さんの後継者としての呼び声が高いので、白石さんの卒業後、さらに梅澤さんの人気が上がっていくかもしれません。ファンの次世代に対する期待の大きさを示す結果になったのではないでしょうか。
  • 四期生の初代センターの遠藤さくらさんも梅澤さんに次ぎ人気が高いです。梅澤さんの写真集の発表がなければ、遠藤さんと梅澤さんが入れ替わっていたかもしれません。遠藤さんの人気は他の世代に負けず劣りません。遠藤さんは賀喜さんと四期生の人気を二分する四期生のエースです。四期生人気の原動力になっているメンバーの1人です。遠藤さんのご実家は名古屋でえんそばというそば屋さんを営まれています。バスラのときに寄りましたが、新作iPhoneの発売日ぐらい並んでいたので、行くのを諦めました。また別の機会に行こうと思っています。四期生が加入してもうすぐ2年が経ちますが、他の世代を圧倒するほどです。加入して日も浅いので、まだまだ伸びしろのある世代で、驚異の存在だと言えます。遠藤さんもnon-noの専属モデルを務め、乃木坂46以外での活躍の場を広げています。遠藤さん以外にも四期生でモデルの仕事やCMをこなし、活躍の場を広げています。名実ともに四期生の人気は確かものになっていることがわかります。これからの四期生の活躍に目が離せません。

 

三日見ぬ間の桜

  • 初代キャプテンの井玲香さんが卒業されて約1年です。卒業されてからはモデルや舞台の仕事をこなされています。アイドルとしての桜井さんではなく、女優としての桜井さんのイメージが定着したのではないでしょうか。桜井さんも一期生ですが、三期生や四期生に人気が集中していることから、一期生への人気の集中が下の世代に徐々に移っていっていることを示しているように思われます。乃木坂46だけでなく、ファンの推しメンも世代交代していると言えるのではないでしょうか。一期生の人数が少なくなったことと白石さんの卒業発表が、一期生への集中から他の世代への人気の移行を促進する要因になったのではないかと考えています。メディアでも一期生以外の世代のメンバーを見る機会も増えてきました。一昔前までサンダーバードの写真は681系の非貫通型が主流でしたが、今では683系4000番台の貫通型が写真で多く使われるようになり、サンダーバードの主流になりました。乃木坂46サンダーバードと同様に一期生が中心だったのが、下の世代が中心になりつつあることを示していると言えます。
  • 阪急うめだ本店は関西の百貨店ではトップの百貨店です。昔はキタの阪急、ミナミの高島屋と言われていましたが、現在では阪急百貨店の一人勝ちです。誰かにお祝いなどを渡すときに阪急で買い物をすれば間違いありません。ちょっとした手土産も阪急百貨店で買えば、非常に喜ばれます。阪急うめだ本店限定のハッピーターンもあるので、ご興味のある方はぜひ、足を運んでみてください。前回、梅田と阪急の関係について書きました。今回もその続きを書こうと思います。元々、阪急百貨店の一階は阪急電車のホームでした。改装するまではコンコースで使用されていた天井が残っていたようですが、改装されてからはもうありません。阪急電車が通っていた名残として阪急電車のホームから一階に降りて、阪急百貨店に向かう数本の通路があり、その中には動く歩道があります。実はこの通路を阪急電車が通っていて、昔のホームまで行っていたとそうです。今は人が通っている通路ですが、昔は阪急電車が通っていました。現在の阪急大阪梅田駅の住所は芝田町ですが、阪急百貨店のある住所が梅田だったため、駅の場所が変わり、住所が変わっても梅田という名前だけは残っています。阪急百貨店の向かいにある阪神百貨店はどちらかというと庶民向けの百貨店であるため、阪急百貨店とターゲットにしている客層を変えることで、客の取り合わないようになっています。百貨店の売上比率の大半を食品が占める食に力を入れている百貨店です。阪神百貨店イカ焼きは非常に有名です。阪神百貨店阪神百貨店は元々、別会社でしたが、現在では同じグループ会社です。

 

 

  • 美人の立ち振る舞いを表すことわざで「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」があるように、古来より女性を花に例える風習があります。花の持つ可憐なイメージと散ってしまう儚いイメージがあります。しかし、散ってしまっても、次の年には綺麗な花を咲かせます。花の可憐さと儚さと強さを含めて、女性を花に例えたり、名前に付いていたりするのではないでしょうか?今回の「梅と桜」は前回の「梅」を書いているときに梅に関することわざを調べているときに思いつきました。さらにちょうど2択ずつ分かれたので、梅と桜で書こうと今回に至ります。本来はこのような設問でアンケートを取る場合は春先に行うのが季節的にもベストだと思いますが、例のごとく思い付きなため季節感を取り入れられることはできませんでした。日本を代表する花である梅や桜はその色や見た目から綺麗なものや良いものの象徴として使われます。今回の「梅と桜」も綺麗どころの集まる乃木坂46を象徴するメンバーであり、関西の百貨店の代表ではないでしょうか?

 

甘い話に騙されない

 意識高い系の人のイラスト

はじめに

  • みなさんは何かの勧誘をしたことやされたことはありますか?僕はどちらもあります。勧誘をしたことあるのが、サークルなど新歓です。僕は勧誘をするのが非常に苦手だと、大学のときにすごく思い知らされました。なんせ、人見知りが激しいものでして、、、(笑)。されたことがあるのが宗教やマルチ商法です。勧誘もある程度のラインであれば、不快でもなく話を聞こうと思います。そして、そこで新しい発見が生まれることもあります。しかし、その一定のラインを越えた勧誘やいかにも怪しい勧誘は不愉快極まりありません。僕もわけのわからない勧誘をされて不愉快な気分になったことがあります。今回はマルチ商法とそのようなものにハマる人の特徴などについて僕の経験談を交えながら書いていこうと思います。実は社会人だけでなく、大学生もマルチ商法のターゲットになってしまうことがあるので、気を付けてください。今回の内容は副業ビジネスを全否定するような内容ではございません。

 

マルチ商法とは

「『連鎖販売業』とは、物品(施設を利用し又は役務の提供を受ける権利を含む。以下この章及び第五章において同じ。)の販売(そのあつせんを含む。)又は有償で行う役務の提供(そのあつせんを含む。)の事業であつて、販売の目的物たる物品(以下この章及び第五十八条の二十一第一項第一号イにおいて「商品」という。)の再販売(販売の相手方が商品を買い受けて販売することをいう。以下同じ。)、受託販売(販売の委託を受けて商品を販売することをいう。以下同じ。)若しくは販売のあつせんをする者又は同種役務の提供(その役務と同一の種類の役務の提供をすることをいう。以下同じ。)若しくはその役務の提供のあつせんをする者を特定利益(その商品の再販売、受託販売若しくは販売のあつせんをする他の者又は同種役務の提供若しくはその役務の提供のあつせんをする他の者が提供する取引料その他の主務省令で定める要件に該当する利益の全部又は一部をいう。以下この章及び第五十八条の二十一第一項第四号において同じ。)を収受し得ることをもつて誘引し、その者と特定負担(その商品の購入若しくはその役務の対価の支払又は取引料の提供をいう。以下この章及び第五十八条の二十一第一項第四号において同じ。)を伴うその商品の販売若しくはそのあつせん又は同種役務の提供若しくはその役務の提供のあつせんに係る取引(その取引条件の変更を含む。以下「連鎖販売取引」という。)をするものをいう。」特定商取引法第33条

  • つまり、個人が勧誘員(兼販売員。以後、省略)として勧誘し、新たな勧誘員を増やしていき、商品やサービスを連鎖的に拡大する商売のことです。昔はねずみ講と言われていましたが、現在はねずみ講が禁止され、商品やサービスを扱うことで、合法となっています。勧誘商法はお店などの対面販売に比べて、買主の購買意思が制限されてしまうリスクがあります。そのため、勧誘員が店頭以外で説明するような販売方法(訪問販売、電話勧誘など)では、実際の店頭で買ったり、アマゾンのようなサイトで買ったりする場合に比べて、諸費者の購買意欲は低いです。さらに、その消費者を保護するために特定商取引法で勧誘や販売や解約について規定されています。多くの勧誘員は特定商取引法に抵触する可能性のある勧誘をしています。違法な勧誘であることを指摘して撃退することもできます。

 

勧誘の特徴

マルチ商法の勧誘のイラスト

  • マルチ商法の販売員はどこにでもいます。不特定多数の人が集まる場所、つまり、街コンやよくわからないパーティーセミナーで出会うことが多いです。不特定多数の人と怪しまれずに連絡先を交換できるような場所に現れます。最近ではSNSマッチングアプリにも潜んでいます。僕の感覚では、SNS上ではTwitterが一番マルチ商法系の勧誘が多いです。彼らははじめ、マルチ商法の勧誘員であることを伏せて近づきます。街コンではマルチ商法の勧誘(ビジネス系の勧誘)目的で参加していることがバレると即退場、ひどい場合にはブラックリスト入りし二度と参加できなくなります。連絡先を交換し、後日連絡を取り、実際に会ってみるとマルチ商法の勧誘をされるということはよくあります。僕もそのケースに何度か引っかかっています。
  • マルチ商法の勧誘であることを伏せて会う約束をし、実際に会ったときに、マルチ商法の勧誘をします。実はこの行為は特定商取引法違反になります。違反をすると、勧誘員ではなく、その会社が業務停止などの行政処分を科せられることになります。違反していることを警察や消費者センターに通報してください。彼らはマルチ商法を行っている会社から厳重な処分を下されることになるでしょう。基本的に勧誘してくる人は末端の勧誘員で、会員を増やしたくて必死で、特定商取引法に違反していることが大半です。マルチ商法の勧誘をされたときに「会う約束をしたときには、マルチ商法の勧誘することを伏せていましたよね?犯罪ですよ」と言えば、相手は引き下がります。ラインなどの証拠があれば、相手を追い込むことができます。

 

勧誘に必死で充実などしてない

在庫を抱えた人のイラスト

  • マルチ商法の勧誘員は大量に商品を買い込み、売る相手がいなければ単なる負債になってしまうだけなので、売る相手を見つけるのに必死です。つまり、勧誘時の言葉は勧誘相手に向けているだけでなく、自分自身に言い聞かせている精神安定剤的な役割を果たしていると考えられます。幸せになる壺を売っている人はたいてい不幸そうな顔をしているのと中身は同じです。彼らは甘い言葉で我々を勧誘してきますが、彼らは自らの生活苦を逃れようと必死で、勧誘相手のことを考えていないことが伝わってきます。そして、彼らはマルチ商法のデメリットを絶対に口にしません。デメリットを口にすることで、精神安定剤としての役割を失ってしまい、生活苦に陥っている現状を受け入れざるを得なくなってしまうからです。できる営業マンはメリットだけでなく、デメリットまでしっかり説明をしてくれます。デメリットを相手に伝えることで、相手に正しい認識をしてもらうだけでなく、誠実さも伝わります。マルチ商法の勧誘員にはそれが欠けているため、胡散臭いと思われてしまいます。対比の構造を作ることで相手への説得力がより増します。黒色を黒いことを示すために白いものを横にならべて黒をより目立つようにするのと同じです。
  • マルチ商法に勧誘する人は多くの場合「今の仕事、収入で満足していますか?」、「新しいつながりを持ってみませんか?」と言ったいかにもといった言葉で勧誘してきます。そして、自分の体験談を語ります。たいていの場合は、「引っ込み思案な自分を変えることができました」「昔とは比べものにならないぐらい生活が楽しいです」と言って勧誘してきます。しかし、本当に生活に余裕があり、充実している人はわざわざそのようなアピールを見知らぬ人間にしてきません。インスタグラムなどのSNSリア充アピールをする人と同じ心理で、自分に言い聞かせているのだと思います。そして、彼らは『金持ち父さん、貧乏父さん』を勧めます。もはや、この本は勧誘員のバイブルになっています。この本では資産を持つことが重要で、お金がお金を生むシステムを自分で作ることについて書かれています。資産形成を始める上では、入門書のような本と言えます。勧誘員はこの本を引用し、「権利ビジネスでお金を稼ごう」と勧誘します。後述しますが、勧誘員の誘い文句は自分で考えた言葉でないが大半です。彼らは自分の言葉で勧誘することはほとんどありません。

 

勧誘員の心理

怪しい儀式のイラスト

  • マルチ商法の勧誘で、勧誘員がよく口にする「すごい人(彼らの元締め的存在)」がいて、彼らはその「すごい人」を絶対視しています。彼らにその人が、なぜ「すごい」のかをよく分かっていないことが多いです。なぜ「すごい」のかと聞くと、だいたい「本にたくさんの本を読んでいる」や「何でも知っている」といった答えが返ってきます。彼らはその本がどんな内容の本なのかを聞いても、「すごい本」としか返って来ず、どのような本を読んでいるかについて理解していません。そして「何でも知っている」のはその勧誘員よりも上の地位にいて、在籍期間が長いので、その勧誘員よりはマルチ商法について詳しいのは当然です。彼らには情報を精査する力がなく、絶対視する人の言うことが正しいと思っていて、筋の通っていないことでも正しいと思ってしまいます。僕もある日、中学時代の知人からいきなり連絡がマルチ商法の勧誘をされ、今書いたことがそのまま当てはまるような教科書的な事例でした。
  • 今やっている方法でお金が稼げて生活が変えられると「すごい人」に言われ、その通りにやっているのに報われない自分を認めたくありません。それを認めてしまうと、「すごい人」を信じてきた今までの自分をすべて否定することになるだけでなく、自らの判断基準を失ってしまいます。アイデンティティーの喪失と言っていいほどの事態に陥ります。彼らは自らの判断を他人に委ねていることがあり、その人が自らの行動基準になっています。これは洗脳された人が陥る心理です。何かにすがり、その結果、あるものに異常に執着し、依存してしまいます。あることをきっかけに洗脳者が被洗脳者に気を向けさせます。洗脳は外部との接触を徐々に減らし、最終的は遮断し洗脳者が被洗脳者を絶対的であると信じ込ませます。マルチ商法の勧誘員もマルチ商法の他の勧誘員や幹部との接触機会を増やします。勧誘員は勧誘をすれば友人がいなくなり、さらに他の勧誘員や幹部をより慕うようになり、そして勧誘をし、友達がまた減っていくとサイクルが生まれます。マルチ商法の勧誘員以外との関係を少なくし、彼らの勧誘で昔からの友人はいなくなり、ついにマルチ商法の勧誘員だけが自分の周りにいるという状態を作り出します。そうすることで勧誘員の洗脳は完了し、街コンなどの不特定多数の人がいる場所に足を運ぶのです。そして、彼らは自らの負債をなくすためだけに、崇拝している「すごい人」に言われた言葉で今日も勧誘しています。

 

危険!不安に漬け込む勧誘

  • マルチ商法などの勧誘は不安に陥っている人にとっては救いのような言葉であることがあります。これはマルチ商法だけでなく、詐欺まがいな悪徳商法や宗教にハマりやすい傾向があります。テロ組織の末端戦闘員はテロ組織に勧誘された際に「生活を保障する」といったような言葉で勧誘し、戦闘員になったというデータがあります。これはどのような組織でも勧誘する際に使われる手法です。藁にもすがる思いでいる人がマルチ商法などにハマるのは不安を拭いたいからです。仕事の都合で東京に住んでいたころ、マルチ商法の勧誘を何回もされました。相手の素性を知らずに東京に出てきて日が浅いことを伝えると、勧誘員はすかさず「いろんな人とつながりを増やして、充実した生活にしませんか?」と言ってきました。何も知らなかった僕はその勧誘員の話に聞き入りました。途中でおかしいと思い、話を聞いていくと、マルチ商法の勧誘だと気づきました。不安に漬け込んだ勧誘は社会人だけでなく、大学一年生や就活生にも起こり得ます。大学一年生は宗教に勧誘されやすく、就活生はいかがわしい就活塾の勧誘に遭います。極度の不安に陥ると人間は正常な判断ができなくなってしまうため、普段、胡散臭い話に耳を傾けないような人でも注意しなければなりません。彼らはその隙を突いてきます。不安なことがあるかもしれませんが、その不安が一瞬で消え去ったり、すべてがうまくいったりするようなことはありません。何事も段階を踏んでよくなっていくものだと思います。

 

 

最後に

  • 僕がマルチ商法の勧誘に初めて遭ったのは社会人一年目の東京にいたころです。マルチ商法のようなビジネス系の勧誘は噂には聞いていましたが、半ば都市だと思っていました。勧誘されたときに思ったことは、本当にこういう人たちがいるのかと思いました。彼らは会社での労働というシステムや日本という社会に対して否定的な考えを持っていて、ひどい場合には労働=搾取とまで言う勧誘員までいます。彼らはマルチ商法を行っている会社で労働をし、販売利益をその会社にしっかり搾取されています。そして、彼らは日本社会の一員として働いています。一番の問題は自分が否定していたシステムの中にどっぷり浸かり、そのシステムに利用されていることに気づいていません。僕の大好きなYouTuberのFラン大学就職チャンネルさんの動画で今回の内容を端的に表した動画があります。彼らはこの動画の資本家になったキリギリスになろうとして、アリであることをさげすんでいますが、実は誰にも相手されないもう片方のキリギリスになっているのです。


youtu.be

  • ビジネスで成功されている方は自分のためだけでなく、誰かのためにされているという熱意を感じます。マルチ商法の勧誘をしている人たちにはその熱意はなく、自らの生活苦を脱したいという気持ちだけでやっているように思えて仕方がありません。自分のためだけに動いているようにしか思えません。どのような仕事においても、地道に努力しなければ、花が開くことはないですし、一発逆転もないと思っています。何の努力なしに評価をされるようなことはないと思っています。「これがあれば、絶対に大丈夫」というものは存在せず、自分の持っているものをいかにうまく使うかだと思っています。

木陰に差し込む光

 

 

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はじめに

  • 二番目というのは注目を集めにくいポジションです。日本で一番高い山が富士山であることは有名で、たいていの人は答えることができますが、日本で二番目に高い山は?と聞くと急に答えられなくなります。一番は知っているけれども二番は知らないと言うことはよくあります。ちなみに答えは北岳で、赤石山脈(南アルプス)の最高峰です。スーパーコンピューターについて10年ほど前にある議員が「一位じゃないとダメなんですか?二位ではダメなのですか?」と的を射ない発言をし、物議を醸しました。その結果、日本は世界二位に甘んじることになりましたが、先日ついに富岳が世界一位に返り咲きました。一位でなければ注目されず、二位では注目されません。それはどこの世界でも一緒と言いたいところですが、二番目でも注目はされています。一番目と肩を並べることもあります。今回は、二番目は二番目でも二位ではなく、二期生について書いていこうと思います。乃木坂46だけでなく、坂道グループ全体を通した二期生について書いていきたいと思います。

 

調査内容

  • 今回もTwitterのアンケート機能を使って、「推しの二期生は?」という質問で、調査しました。選択肢は現在ある4つの坂道グループを五十音順に並べました。総数は151票でした。ご投票ありがとうございます。乃木坂46のファンを中心にアンケートを取っていることもあるので、結果については非常に偏りのあるものになっています。有意確率が9%台で5%を上回っていますが、1つの傾向として見ていただければ嬉しいです。最近、日向坂46にもハマり始めて、日向坂46が票を伸ばしていたのが少し嬉しいです。ちなみに僕の日向坂46での推しメンは、リーダではなく、キャプテンの佐々木久美さんです。

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調査結果 グラフ

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調査結果 表

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統計情報


 

二番目という名のつむじ風

  • やはり一位は乃木坂46の二期生です。乃木坂46の二期生に最初からハマる人は少ないです。メディアでの露出が他の世代に比べて圧倒的に少なく、初期の段階で推しメンが二期生である人は少ないです。初期の段階で二期生を推している人は堀さんか北野さんを推している人が多いです。しかし、乃木坂46にハマっていくと二期生の魅力を知り、二期生の推しメンが増えていきます。特に98年組の鈴木さんや寺田さんにハマる人が多いです。僕もその一人です。鈴木さんの人気は乃木坂46ファンでは堀さんと肩を並べるかそれ以上の人気があり、二期生で一番勢いのあるメンバーと言えます。これまで、乃木坂46の二期生について書いていますが、二期生は他の世代と比べてパフォーマンス力があります。テレビではあまり見ないけど面白い芸人さんはNGKのような舞台で芸を磨いているため、実力がずば抜けていることがあります。乃木坂46の二期生ととてもよく似ています。メディアではあまり見ないものの、二期生の実力は折り紙付きです。アイドルグループでありながら、魅せることに特化した世代と言っても過言ではなく、他の世代とは一線を画しているところがファンを惹きつけているのかもしれません。
  • 次いで多かったのが日向坂46です。日向坂46は元々けやき坂46(通称、ひらがなけやき)で、欅坂46のアンダーグループのような形でデビューしました。楽曲も欅坂46カップリング曲という形で収録されていました。そして2019年2月11日に現在の日向坂46になりました。日向坂46の二期生はけやき坂46時代(2016年)から在籍していて、二期生までは全員ひらがな時代に加入していますが、三期生はひらがな時代と日向坂時代をまたいでいます。日向坂46の二期生と言えば、日向坂46のエース・小坂菜緒さんです。1stから4thシングルまで、ずっとセンターを務めていきました。初期からセンターを連続で務めているという意味では元乃木坂46の生駒さんと重なる部分があります。他の坂道グループでは、一期生のセンターが多く、絶対的エースであることが多いです。それに対して、日向坂46は他の坂道グループと異なり二期生がセンターで、絶対的エースです。日向坂46二期生の人気は日向坂46の人気に直結していると言えるかもしれません。つい先日おひさま(日向坂46のファンの通称)になったので、これからが非常に楽しみです。
  • 欅坂46日向坂46より先に誕生したグループですが、現在二期生までしかおらず、他のグループと比べて、二期生加入までのブランクがあります。坂道合同研修生の配属発表で欅坂46の二期生が全員揃いました。先日のライブで改名することが発表され、次のグループ名が何になるのか楽しみです。お恥ずかしながら、欅坂46の前が鳥居坂46であるということを改名のニュースの時に知りました。欅坂46は「サイレントマジョリティー」で鮮烈なデビューを果たし、先発グループである乃木坂46を追い越すほどの勢いがありました。乃木坂46は可愛いと綺麗を合わせ持つグループで、欅坂46はクールなパフォーマンス集団でお互いのファンを奪い合うのではなく、幅広い層のファンを坂道グループで獲得していました。そんな欅坂46も順風満帆とはいかず、今年になり、エースの平手さんの脱退や卒業生の言動により、ネガティブなイメージが付いてしまっています。欅坂46への票は二期生の人気ではなく、このような要因によって投票が忌避され、他の選択肢に流れた可能性があります。以前のように勢いのある欅坂46に戻ってほしいです。
  • 吉本坂46は結成という意味では坂道グループ最後発のグループですが、所属しているメンバーは他の坂道グループより芸歴の長い人がいらっしゃいます。吉本興業に所属している芸人さんで構成されています。アイドルグループと言っていいか疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、坂道グループということで目をつぶっていただければ嬉しいです。吉本坂46欅坂46同様二期生までいます。深夜に「吉本坂46が売れるまでの全記録」という冠番組があり、坂道グループのメンバー(主に乃木坂46)のメンバーがゲストで参加しています。今回、票が少なかったのは他の坂道グループと比べて異質であることが原因であったと言えるかもしれません。アイドルグループという枠組みなのか芸人さんのグループという枠組みなのか意見が分かれるとことになると思います。

 

最後に

  • 坂道グループでは、それぞれのグループのイメージが異なり、同じ層のファンを取り合っているようなことはあまり見られません。特に欅坂46はアイドルというよりアーティストという印象が強いです。そして、グループだけでなく、各世代にも色があり、互いにイメージがぶつかり合わないようにしているように思えました。僕も今まで二期生と言えば、乃木坂46でしたが、他の坂道グループに目を向けると、それぞれのグループの色だけでなく、それぞれの世代の個性を知ることもできました。坂道グループと一括りにされても、それぞれのコンセプトや持っているカラーは異なります。サッカーで言えば、ドイツスタイルのサッカーと言ってもブンデスリーガのチームによってプレースタイルは異なるのと同じことです。こうやって一つのことをきっかけに他のことを調べていくと新たな発見がありますし、わかりやすく勝手にカテゴライズしていることにも気づかされます。それぞれをしっかり見ると似て非なるものであることがわかります。坂道グループはチューリップのように色んな花が咲き、並んでいると言えますね。